仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな47歳、高校生男子の母。

起業セミナーで出会った罠!

一昨年経験したことです。

女性向けの起業セミナー、たくさん行われていますよね。私の住む仙台市もそうです。で、ちょうど起業しようと思っていた私は、仙台市主催のあるセミナーを受講しました。セミナーはとある起業家支援法人の代表をされていて、自身も起業経験者の女性の方の講演。そしてその後は、軽食をつまみつつ、同じ志を持つ女性の方々と交流し人脈を作る時間です。

講師の方の講演は非常にパワフルで勢いに満ち、刺激のあるおもしろいものでした。
さて、交流会。軽く自己紹介の後、同じテーブルの方々といろいろお話しました。名刺もいただきました。でも私はまだ起業以前。しまった、名前とメールアドレスだけでも書いた名刺作っていればよかった!これじゃ、せっかく出会えた方たちに名前を残せないじゃないか…
そう思っていた時。一人のすらっとした綺麗な女性が「これ、書いてくださいませんか?」とカードを配りはじめたのです。


それにはダイエット応援カードと書かれていました。その女性はこう説明します。
「私、友人たち数名でダイエットしようって決めて、やってるんです。で、お互い今日は何をがんばったとか、体重がこれだけ減ったとか、頻繁に報告するんですよ。私は『ダイエット宣言カード』を配って、皆さんには『ダイエット応援カード』に記入してもらうんです。ここに皆さんのメールアドレス書いていただければ、私、報告メール出します!応援してくれる人が多くなるほど私もがんばりますから」
その場にいた私たちはそのアイデアに感嘆しました。
「そっか、こうやって報告しあえば、刺激になるし、サボれないっておもうよね!」
「ダイエットを続けるいいアイデアですね」
「これにこのカード、こうやって応援しますって書く事で気軽な人脈づくりにもなるし」
「名刺がなくても名前を覚えられるしね」
彼女はうなずきます。
「私たちのやっているダイエットって、無理な食事制限や運動をしないものなんです。体にいいものをたくさんたべて、程々に運動をして、やせ易いからだをつくるっていうやり方なんですよ」
またも私たちは賞賛。
「そういうダイエットっていいなぁ!」
「それ、起業の元になるアイデアなんじゃない?」
そして私たちは気軽にそのカードに名前と電話番号とメールアドレスを書いてしまいました。
その女性は「ありがとうございます。これからメール行くと思うんで!興味あったら、ダイエットの仲間になってくださいね」


さて、帰宅後。
彼女からメールがありました。早速ダイエットの報告かな?とおもいきや。
『わたしの友人の家でダイエットの集まりをして、体にいいものや心にいいものを紹介しあっているんです。よかったらいらっしゃいませんか』
私は子供もいるし当時はパート勤務をしていたので、ちょっと参加できない旨返答しました。
すると数日後。今度は彼女から電話が来ました。打ち合わせ中なので切ってしまいました。
メールが入っていました。『お忙しかったですか?またご連絡しますね』


なんだ?なぜここまでしつこい?
私、ちょっと怪しいと思い始めました。
そして彼女の配っていた『ダイエット宣言カード』をもう一度眺めてみました。
そこには、キャッチフレーズのような文言がありました。その文言、若い彼女が考えたにしては宗教がかっているような…


私は思い出しました。数年前、とあるダイエット系の掲示板によく出入りしていたんです。そこに、ネットワークビジネスのダイエット食品の宣伝をする人たちが入れ替わり立ち替わり書き込んで、流れも雰囲気も台無しにしてしまっていました。彼らも共通のキャッチフレーズのようなものを使っていました。
彼ら、悪意がないから困ったものです…特定のものの宣伝はいけないという方針の掲示板なのに、「でも皆さんの役にたつから…」と、聞く耳をもちません。ネットワークビジネスの是非は人によって解釈が違うでしょうが、とにかくこの掲示板の住民はその人たちのせいで困ってました。(だから私はネットワークビジネスの人たちが嫌いです)


で、それと共通の雰囲気だったのですよ。
これは、もしや〜と思いました。
すぐさま、『ダイエット宣言カード』に書かれていた妙な文言で検索。


…当たり!
同じ文言を使ったサイトが見つかりました。
やはり、ダイエット食品のネットワークビジネスだったのです。
しまった!起業のための人脈づくりと思って、安易に個人情報を渡してしまった…!

その後、彼女からのメールも電話も(何回もかかってきました)無視しました。


起業セミナー自体は別に悪くないと思います。ただ、そういう場に、たくさんの『お客』を得ようと集まってくる、彼女のような人もいるということで、今後注意しなければならないなぁと思いました。

私は、人を疑うのが嫌です。自分が嫌な気分になるから。
でも、ここに書いたようなことがあると…やはり誰でも疑う人のほうが「安全」「世渡り上手」なんだなぁと思います。
私はこれからも「世渡り下手」なんだろうけど。