仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

春の数えかた

なんとも素敵なタイトル。中身は、動物行動学者の日高敏隆さんのエッセイ。
私の弟は、幼少の頃虫や植物が大好きでした。同じ著者の「チョウはなぜ飛ぶか」という中高生向けのを小学校低学年の時に読んでいました。私も一度読もうと思ったことがあったのですが数ページで興味を失ったという記憶があります。
先日帰省したときに、多分母が買ったのでしょう、この「春の数えかた」があったので読んでみました。
意外にも、非常に面白かったです。印象深いのは、日高さんの視線が昆虫に興味を持っていた弟のように、目にとまるもの、我々にとってはなんのことはない昆虫や植物から「なぜだろう?」を発掘し、それを解き明かしていくところ。もちろん、いまだ解き明かされない不思議もたくさん。へぇ、今まで気にしていなかったけどそうだったんだ。私は周りの動物や植物や昆虫を見る目が少し変わりました。
今度帰省したときは「チョウはなぜ飛ぶか」も読んでみたいと思います。前読むのを断念したのは中高生の頃だったと思うので、そのときと捉え方が変わっているかもしれませんから。