仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

WM tips: リスクの観点からWMの家事手抜きを公認にしよう

このたび、WMが家事を手抜きにしてよい大義名分を発見いたしました。
(注:WM = ワーキングマザーの略)
ワーキングマザーといいますと、スーパーウーマンばかり注目されますよね。家事も育児も自分の美貌も完璧、そして仕事も完璧で社長なんかやっちゃったりして。そんな女性に憧れて、WMは滅茶苦茶頑張らないと出来ないものだと思い込んで、ストレスためて疲れ果てて、結局自分には無理とWMをやめちゃう女性も多いんじゃないか。冗談じゃない、そんなんじゃなくてもっと普通のWMを取り上げてほしいぞ、マスコミ連中!
WMを世間が見る目は厳しく、家事も育児も仕事も完璧でないと、なんか胸を張っていれないような空気。どうしたって「子供の小さいお母さんが働くなんてとんでもない」と眉をひそめる人たちはいなくならない。そういう人たちに「とんでもない!働いてるからって家事も育児も手抜きしてませんわよ、おーっほっほっほ」と胸を張って言いたいがために、がんばっちゃうのだ。

しかしですよ。
私は気付きました。
WMの皆さん、家事を手抜きしましょう。それはリスクの観点から申し上げているのです。
手抜きしないと、事故につながり、あなたの家族とあなた自身が危険な目にあうかもしれません。


参考:
ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解
熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理
(^^;;;



家事を充実させようとすれば、それに時間、自分の思考、労力が消費されます。その分、「ゆとり」はなくなります。別になくなっても仕方がない?そうでしょうか。
具体的に例をあげましょう。よちよち歩きの子が箸を持って歩いていたら。子供が公園で急に方向を変え走り出したら。我々親は、瞬時に起こりうる危険の可能性そして対応策が脳内にずらずらずらっとリストアップされます。育児で培われた能力です。でもその時、他のことで頭の一部が占められていたらどうでしょう。そのリストアップ機能は半分しか働かないかもしれません。危険な兆候を見落としがちになります。実は育児は基本的にマルチタスクですから、常に他のことは頭にありますが、家事の割合を増やして、自分の危険察知能力を減らすことはないと思います。
「他のことで頭の一部が占められて」いる状態は、「ストレスがたまった状態」でも、同じです。ストレスは人の能力を落とします。時間が足りないときWMがまず削るのが自分のための時間や睡眠時間でしょう。ストレスの影響、ちゃんと自覚したほうがいいです。
「ゆとり」がないことは、自分自身も危険にさらします。時間がないときに無理に面倒な料理をしようとして、怪我をしかけた経験は私だけではありますまい。鍋の火、お風呂の追い炊き、家事には危険が一杯あることを認識しましょう。
どうでしょうか。家事も育児も仕事も完璧にこなせるのは、ほんの一部のスーパーウーマンだけであると諦めて、我々凡人は子供と自分の安全のために「ゆとり」を持ったほうがいいと思いませんか?
そこで外野がこういうでしょう。
「家事を手抜きするくらいなら、母親は働かないほうがいいのに」
そもそも、そう言ってくる人たちは、家事うんぬんが問題ではなく、「お母さんが働いていること」自体が気に入らないのです。あなたが家事を頑張っても何をしてもなにか理由をつけて文句を言ってくるでしょう。聞き流すしかないです。「リスクを避けるために、家事は手抜き」という大義名分があれば、気分も楽になるんじゃないでしょうか。
…どうでしょうか。(^^;;