仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

一番の資産は自分自身〜「金持ち父さん、貧乏父さん」

2000年に購入し、最近再読したもの。再読のきっかけになったid:xibbarさんには感謝です。
はじめて読んだときもかなり影響を受けました。でも今回再読して、なにより驚いたのが、本の内容がすーっとすんなり私の頭に入ってきたこと。自分の変化に気づいたのです。
2000年当時、私は任期のある公務員でした。退職したらその先は主婦でもするかと漠然と考えていました。当時、この本を読んだ感想。「私も株をやろう。少額しかできないけど。…ただ、ちょっとひっかかる。まじめに働いているひとをちょっと馬鹿にしていない?それに、そうやって金持になって、結局どうするの?」
いま、私は自営業です。勤め人時代から、お金に対する考え方がガラリと変わりました。「金の亡者になってしまった」と思うくらい、お金のことばかり考えた時期もありました。そして「なんのために仕事するんだろう」と、繰り返し自問しました。その結果「私はいっぱい興味のあることを勉強して、いろんな知識を得よう。それはきっととても楽しいことだ。そうして、自分自身の価値を高めていこう。そのために、お金を使おう。そのお金を得るために、仕事をしよう」という結論に至りました。大体一年くらい前のことです。そうしたらですね。同じことがこの本にちゃーんと書いてあったのですよ。「学ぶために働く」と。公務員だった私に、著者のメッセージは全然見えてなかったのです。
もしこの本を「あくせく働かずにお金を得るための方法を書いている」としかとらえられなかったとしたら、それは2000年の私と同じで、ラットレースにいるために本質が見えていない。「どうやってお金を稼ぐことができるか、考えてごらん?とても勉強になるし、視野を広げるきっかけになるよ。それがうまくいってお金を得られたら嬉しいし、うまくいかなくても、自分自身も知識がついて価値が高まっているはずだ。そうやって自分という資産を高めて生きていこうよ」それがこの本の本当のメッセージだと思う。決してまじめに働いている人を馬鹿にしているわけではなく、「何も考えないこと」を批判しているのですね。「耳と耳の間にあるこいつを使うんだ」。


ところで冒頭で書いた、再読のきっかけになったできごと。Rails@東北の勉強会の後の懇親会で、xibbarさんが自分の考えを語ってくれました。私は多いに同意し「私も金持ち父さんの本読みましたよ」などと言ったのですが、実はあまり内容を覚えていなかった(^^;;それで再読したわけです。Rails@東北の会って技術に限らずいろんな話ができて、こうして刺激を受けられるわけですから本当に楽しい。MLMとかあやしい人もいませんし。