仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな47歳、高校生男子の母。

声に出して読みたいけれど人前で本当に出すと恥ずかしい日本語の本「青葉繁れる」

あのっしゃ、ちょっと聞くどもっしゃ。おめがだ、本読む時、頭の中で声ば出してる?出してね?んだべ。おれが少数派だっつのはこご数年知ったごとなのっしゃ。んだどもっしゃ、声に出した方が楽しい本ってのも、あっぺ?んだがら時々、おれ本当に声出して読むのっしゃ。マンガもだっちゃ。
そいで、この本。まんずふざげだ本なのっしゃ。うぢの近所に仙台一高あるって話、前したっぺ?その一高が舞台なのっしゃ。まんず若いあんちゃだば何十年も前がら考えるごどだば一緒だっちゃね、あだまの中それで一杯なんだちゃ。何で一杯がって?決まってるべ。おめおどごだばわがっぺ。
主人公の稔だぢだば、盗難、婦女暴行未遂、飲酒、教師への暴行…とまんずわりごどばっかしするのっしゃ。女だば腹立てるような内容も山のようにででくるども、あまりにばがばがしくて笑ってしまうのっしゃ。ほれ、生活してっとやんたぐなるごどいろいろあっぺ。そんたどき、ばがげだ本読むど、すっきりすんのしゃ。んで、せっかぐ仙台弁丸出しの本だがら、声に出して読むど楽しいのっしゃ。井上ひさしだがら会話がとにかぐおもしぇのっしゃ。東京出身の気障な標準語喋る俊介ってやづも出てくるがら、そいづの時はなまんねよう気付けんだ。すらすらっと仙台弁と標準語の混ざったどご読み上げっと、ちょっとした爽快感感じるのっす。あだまの体操だっぺ?かわしませんせもびっくりだな。…ま、人前ではできねどもっしゃ。
そんで内容だども。いいよー。ばがどもを暖かい目で見守る大人が、なんともいいんだっちゃ。校長先生の最後のエピソードにはしんみりするのっしゃ。今では考えられないごどだっちゃ。誰でもまず最初に「疑い」の目で見るのがいま、あだりめだっちゃ?逆だもの。人情、って、こういうごどだっちゃ。おれも「熟慮断行」の色紙欲しいっちゃ…

人生の半分を秋田、半分を仙台で過ごした私の訛りは無茶苦茶です。意味通じる?

青葉繁れる (文春文庫)

青葉繁れる (文春文庫)