仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

ろくごさんじゅうご

「ろくさん、じゅうは…ちっ…ひっく、えぐっえぐうっ…ろく、し…」
息子は九九をおぼえなければいけない。今日が期限だそうで、昨日練習中に泣き出した。別に私がいじめたわけじゃないぞ。できない自分が悔しいのだろう。ああ、こうやって私も算数大嫌いになったっけなー、と感慨深い。ま、予想どおり数時間後にはすらすらになったんだけど。

クラスでは全クリアした人たちの名前を貼り出してるんだそうな。塾とかチャレンジとかやってる子は当然早いだろう。
息子は「貼られている人から『まだできないのー』とかって馬鹿にされたりする」と、憤っている。
さて、こんなとき、親としてはどういったらいいものでしょうか。

「君もがんばれ!」は、なんか根拠レスな励ましで言いたくない。
「いつかそいつらを見返してやれ!」も、勉強の動機としてはあまりよろしくない。
「九九ができないことは人間として劣ることではない、そんなことで馬鹿にする連中のほうが程度が低い」も、なんだかねー。一瞬悩んだが、結局、
「低学年からそんなに飛ばすことないよ。あせるこたーない。もっと難しい算数を解くために必要な力は、考える力だ。それは君は日々の鍛錬で身につけているはずだ」
というようなことを言ったような気がする。が、よかったのかねぇ。