仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

夫を雇えないのが悔しい

単身赴任中の夫が困っている。会社からある選択をせまられて「家族と相談します」と言って帰って来たんだけど、話を聞くとどっちに転んでも幸せになれない。

ここでおいらがバーンと稼いで…はなくとも少なくとも年収300万くらいあれば「辞めて、仙台戻ってきて、しばらく休みなよ」と言えるかもしれない。けど、バーンとどころか夫に扶養されている身の私としては何も言えない。青色事業専従者にしましょうとも言えない。つくづく、自分が安泰なままぬくぬくとしているのが情けない。

6回も職を変えている私と違って、大学出てずっと同じ会社に居続け、40歳。違う世界を見ようと思うなら、ぎりぎりか、遅すぎるか。私より処世術に長け人当たりも良く、理系の思考ができる人だし、やんちゃな面もあるし、このまま大企業の中で固い人になってしまうのは惜しい…と、私は勝手に思ってる。ただ、ここんとこは、ゲームの駒のように組織図の中の空欄にいきなり動かされて、希望もしないのに昇進試験受けさせられて数ヶ月土日返上で頑張ったのに理不尽な理由で落とされて*1。また同じことをやらされるらしい。仙台に居た時にくらべるとあきらかに仕事にやりがいが感じられないという。エンドユーザと直接会って、いろんなことを話して、同じ忙しさでも、そういう時のほうが楽しかったという。給与は増えた。でも私たちの生活は何も変わらない。当初、単身赴任が決まって、羽根が生えたようにうきうきして嬉しそうに東京に行った夫だけど、近頃は仙台を去る時本当に辛そうな顔をする。*2

仕事で喜びを得られないとしたら…何か考える時期なんじゃないか。でも何もいえない。食わせてもらってるから。この家にいるのも、服を来ているのも、ストーブをつけられるのも、缶コーヒーを飲めるのも、息子が風邪ひいたら病院行けるのも、すべて夫のおかげ。
そして何より、夫自身が何か決意しないのに、私がどうこう思ってもしゃあない。夫の人生は夫が決めるのだから。私にできることはなにもない。せめて話を聞くことだ。あまり私とは話してくれないが。

*1:でもまったくの無駄というわけでもない。おかげで私もマネジメント関係の本を読んで新たな視点が得られて面白かった

*2:演技じゃなければ