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仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな46歳、中学生男子の母。

中島義道ばかり読んで私は大丈夫だろうか

ここんとこ図書館で中島義道ばかり借りてきて、読めば読む程気分が楽になっていくのでまずいかもしれない。自分の中の卑怯さをちくちく指摘されて、一瞬も安心できない。でも楽。そして、ますます自信を持って、世の中の流れから外れていってしまいそう。

※中島先生の思想にふれて死にたくなる人もいるらしいので、万人にはおすすめしません。
人の集まりの楽しさ、というのはもちろん知っている、でも、その怖さというのも漠然と感じ続けている。もしはっきりと「怖い」と言ってしまえば当然、もうそこにはいられない。そうなったら、生きて行けなくなるんじゃないか。だから誰も「怖い」と言わず「仲間っていいね」と言い続ける。
中島先生の本ではストレートにその「怖さ」を指摘している。
「みんなちがって、みんないい」という良く言われる言葉さえ、生ぬるく感じてしまう。「(迷惑じゃない程度に)みんなちがって、みんないい(例外もあるよ)」という隠れた大前提。大多数の善意に隠れた少数への排除。泣いて傷ついて苦しんだ一人は、奇異の目で見られ、そして、いなかったことにされる。
やんわりとまわりを取り囲んでくれていたものを、いらないと取っ払ったら、自分しか残らない。それでも別にいいとしたら、どうやって生きたらいいんだ?

最後に読んだ香山リカとの対談では、中島先生みたいな人が世の中とどうつきあって生きていくのかが表れていて、わかりやすかった。文章として表現するのと、対談とは、やはり語り口のわかりやすさが違うものだなぁと。
結局、へんなひともヤバい人も、いいひとのふりして危険な人もいて、そういう奴らを好きになったり嫌いになったりする自分がいて、いやぁいろんな人がいるって面白いなぁと思ってみるのが、いいのかもね。人間って数年でまるっきり変わるから、(私だって5年前の自分のブログ見るとびっくりする)差異と変化を楽しんでみようと。どうせ人生に意味などないのだから(笑)

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