仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

寝たきり生活の間に読んだ本

西垣通先生と内田樹先生が載ってるからわーいお得と思って借りてみた。
西垣先生の語り口が想像していたより軽妙で意外だった。著書は難しいけど、講演などで直接お話するのを聞いてみたいな。すごく理解が深まりそう。
内田先生は「あなたとの会話で得るものがありました」ということを言っていて、これが言葉に呪いを込めない工夫なのかなと思った。探せばどんな時でも得るものはあるし、時間を割いた相手にそういわれると、誰だって嬉しいもんね。
あと、鷲田先生との対話に「寄る」って言葉が出て来て、私も「ああ、『寄る』っていいな」とふっと思った。どうも最近、コミュニティとか集まりとか人のつながりをつくろうとかいうのに違和感が増す一方で、どんな違和感かというと「疲れる」。がんがん個々が主張したままで集まると、パワーは感じるけど、疲れる。でも「寄る」って、自分のパワーをちょっと抑えて、倒れそうな人をちょこっとささえるようなイメージがある。そういうのいいなぁ。どうすれば「寄れ」るのかを40代は考えて生きよう。
面白かったけど、田口ランディは具合悪いときに読めないなぁ。彼女の背景を受け止めるだけの体力ないと。


絶対面白いだろうと思ったら、本当に面白かったー!
なんとなく自分の根底にある宗教的こだわり(普段ほとんど意識しないけど)に、形をあたえてもらった気がする。なんで?そんなの意味ないじゃん、といいたくなることにも背景があるとなるほどと思えてくる。
言葉に呪いの力があるというのは、私は本当にそうだと思う。特にネット上にいきかうものに。実際私は何年も呪いをかけられたままですよ。タグとかスターって怖いと思った。言葉を発した意識が軽いまま、ぽぽぽっとつけられるんだもの。


しかし、寝たきり生活を続けていると本当に力がなくなってくるので、脱力にぴったりな本を再読。
もう、これ、何度でも読んじゃう。