仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

学校で孤立したっていいじゃん

小学生が自殺した事件をきっかけに、朝日新聞の読者投稿欄にて「好きな人どうしグループ」についての議論が盛んである。
学校という場は、友達ができて当たり前、いない子はおかしい、またはかわいそう、というのが暗黙の前提になっている。なんか私はそれが同意できない。
私も中学二年のときと高校二年のとき、2回クラスで孤立を経験している。もちろん親には言ってない。先生も特に問題にしなかった。なにしろ成績はよかったので。好きな人どうしグループでお昼を食べるときは、私は一人だった。どちらの時期も修学旅行があり、好きな人どうしグループを組んでいた。私は先生のこえがけによって他のグループにまぜてもらった。まったく気の合わない人々の中で数日過ごすのは本当に苦痛だった。私は、孤立しているのが苦痛というより、気の合わない人とくっつけられるほうが嫌だった。そして、孤立しているのが変とか特殊とかかわいそうと思われるのが嫌だった。
そんな私だが、人並みに就職して結婚して子供を育てている。誰かとつるむことができるできないは、そんなに重要な技術じゃないような気がしてくる。社会でうまくやっていくのと友達つくれるのとはまったく違うスキルだと私は思う。孤立したっていいじゃないか、そういう人がいたっていいじゃないか、(たまたまそこにいる人の中では)誰とも気が合わない人を認めてあげる方向に、ならないもんだろうか。
こんなことを言う私も、息子が社交的で友達が多いと、ああいいことだと思ってしまう。でも、私自身は根本は変わっていないので、いまだにつるむのは苦手。息子よ、いつか孤立することになったら、母は認めてあげよう。そう思いながら、PTAなどの行事ではお母さん軍団から孤立してひとりでニヤニヤと笑みを浮かべています。