仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

RubyKaigi2011に行って来て、感極まって、なんかやんなきゃと思う

直前までいろいろあって本当に行けるのか心配だけど無事三日間行ってきました、最後の、本当に最後のRubyKaigi。
行く前はね。うちらみたいな遠方RubyistはRubyKaigi終わっちゃったら二度と会えないRubyistがいっぱいいるんだよー、ちくしょー、最後のつもりで会いたい人たちにあっとこうと思って絶対行かなきゃと意気込んでいた。だけど、しまださんの講演を聞いて帰るときには(最後までは居れなかった)「なんだか希望が見えてきた、また会えるかもしれない」というわくわくした気持ちで一杯だった。もうね、みんなもう一生さようなら〜と悲しみに沈みながら帰ると思ってたから意外でしょうがないし嬉しい変化。

(最初は○○さんに会えたという報告もいちいち書いてたけど多すぎて忘れまくっているので割愛)

今回は個人スポンサーで参加。Tシャツももらった。
Rails3レシピブックとアジャイルサムライも買って、サインお願いした。持参した初めてのRubyにも、ゆぐいさんにサインいただいた。
そうそう、ゆぐいさんといえば二日目の「ゆruby」に参加したんですよ。@m_sekiさんが「怖くない」って言ってたので。ちょっとはじめは緊張したけど、楽しかった。和室はなごむし腰痛対策にもなった。とちぎとか横浜とかみなさん暖かくて優しかったです。自分はもう勉強会のたぐいにほとんど出なくなっちゃったんだけど*1、やっぱり集まってなんかやるの、楽しいなぁ。

講演について。
一日目はSIerの相澤さんの話と闇が一番印象に残った。SIerの現状は自分も数年間経験し夫が真っ只中にいて仙台メンバーでも身近な人たちが泥の中にいる。そんな中でどうやっていったかという話だったのでrubyist以外にもすごく聞かせたい話だと思った。闇は闇すぎて闇に魅せられてしまったので感想書けません。でもRuby Port飲んでみたい。

二日目はjpmobileの話ともろはしさんのテストの話、そして角谷さんのThe Gate。もろはしさんの話は、いまRails3でテスト駆動を試行錯誤しながら作ってるので(仕事じゃないけど)とてもためになった。こうやりたいなぁと思っていたことについての解答がばーんと出てたので。懇親会でもお話したけど、fixture replacementっていうからfixture使わないんじゃなくて併用していけばいいというのが目から鱗だった。角谷さんの話は、いろんな人から受けたのを精一杯たくさんの人に伝えたいという熱意とそれがたくさんの人から反射して発されて、むわーとしていた。また、Gateについて考えなければ。
懇親会は人が多すぎてどこに誰がいるのかわかんなかったけどうろうろして話して(あまり飲み食いしなかった)いろんな人に会えて。楽しかった。

三日目は去年笑えない状況だった私を笑わせていただいたお礼にあんどうやすしさんの話を聞いて、All About RubyKaigiエコシステムを聞いて幸せにひたろうと思っていた。ところが、小ホールの方でsinsai.infoの方が東日本大震災に関連する話をしているというtweetが流れてきた。悩んだけど、東北から来たし、と妙な使命感を感じて大ホールを飛び出して小ホールに行った。井上さんは外国の方向けに英語でお話してくださった。たくさんのRubyistが貢献してくれたことを知って(PHPなのに!)とてもありがたいことだと思った。Hack4jpの紹介とかあって、はーいはーい私も仙台でアイデアソンだけ出たのよーとtweetしそうになった。最後に「みなさん東北に行って、その目で東北をみてください。松島をはじめ美しいところがたくさんあります(意訳)」と言ってくださって涙出そうになっちまった。嬉しかった。井上さんに東北の話をしてくださってありがとうございましたと言いたかったけど言えなくてシャイな自分がいやんなる。
私が小ホールにいる間にid:yuichi_katahiraさんが「仙台Ruby会議03やるよ!」と大ホールで宣言していたみたいでこれも嬉しかった。
そして、しまださんの話を聞いた。しまださんの話は、東京じゃないところにいる我々にびんびん来る話で、なんだかこっちも涙でそうな感動的な話だった。ああすごい、自分らもこんなふうになれたらいいな、という。やばい。

しまださんの話を聞いた後はもう帰らなければいけない時間だったので、他の東北メンバーやスタッフの方々に挨拶もせず会場を飛び出してしまった。本当に申し訳ない。

そういうわけで、まつもとさんの基調講演ほか聞いていないセッションがいっぱい。あとで見る。でも、閉会シーンだけは今日Ustで見た。泣けたよー。あの場で立って拍手できなかったのは残念だけど、なんども見て感動したい。本当にありがとうございました。

……なんか、すごいよね。RubyKaigiって。みんなかっこよくて、みんなニコニコしてるの。

以下冗談ですが、RubyKaigiって映画になったらいいのに。前から、テレビや映画ってなんで人死なせたり病気にさせたり爆発したり犯罪が起きたりしないと感動できないの、みんながいっしょにいいもの創り上げてニコニコして笑顔いっぱいで幸せになって終わるっていう話があったらいいのにと思ってた。RubyKaigiって、まさに、それだよなー。なんて帰りの新幹線でビール飲みながら配役考えてた酔っ払い。冗談終わり。

翌日になって冷静になると、せっかくあれだけのniceな人たちがたくさん集まったのに、自分はただ自分が参加できることだけを祈って、一参加者に徹することだけに終始してしまって、どうなんだろうそれって、もったいなかったなと後悔した。井上さんが東北の話をしてくれたし、東北メンバーで募金集めるとか、物資を募るとか、なにか、被災地のためになることを考えて、すればよかったかもな。クラウド女子会では物資を集めたそうじゃないですか。
でも、さらに冷静になって考えると、そもそもRubyKaigi行けますようにとそれだけだった私がそういうことを考えるようになったのが#kaigieffectじゃないか。自分自身幸せにならないと誰かのためになんかしようなんて、なかなか考えられない。少なくとも私はそうだ。だから私は充分三日間で幸せにしてもらった証拠だと思った。

なんかしなきゃ、と思う。こんどみんなに会ったときに、東北どうですかって言われたときに、ちゃんと語れるように。

仙台市中心部はちゃんと機能しています。交通も復旧してるし、大きいイベントもたくさん開催されてみんな復興やるぞーってやる気に満ちてます。ただし沿岸部は、場所によっては、まだまだ人手が必要なのに、ボランティアがどんどん減ってきている状態です。私は一応ネトボラ宮城というのに入ってます。仙台・東北の住民に限らず遠方の方も手伝ってくれてますので興味ある方はぜひ参加してみてください。

*1:闇朝活を除く