仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな46歳、高校生男子の母。

こたつクリエイション

こたつを作ってしまった。
こたつは堕落する。立てなくなる。部屋が狭くなる。ゴミを吸う。ブラックホールができる。だから買わないようにしていたんです。
ところが、できちゃったんですよ。

お正月二日目、母子二人の生活に戻った。新春の新聞のなにかの記事を見て「こたつにアイスっていいよねぇ」と息子と話した。でもうちにはこたつが、ない。
「んじゃーさ、アイスたべるためにこたつにしてみようか」

居間のテーブルに、ダブルの布団をかぶせた。テーブルの下に湯たんぽ。なお、テーブルの下にはホットカーペットが敷いてあり、暖かさが足りなければスイッチを入れても良い。
たちまち、こたつができた。あら、とっても簡単。

アイスを買ってきて、念願のこたつにアイスを満喫した。
「いいねぇ」と二人でにやにや。
そしてその後、もう我々の頭に「ただのテーブルに戻す」という選択肢はなくなっていた。
ふわふわで暖かい、突如、いとも簡単に出現した、この堕落と幸福の象徴。瞬時に我々親子を根底から変えてしまった。まるで新興宗教のようだ。

麻薬みたいに、余計なことに頭が働くようになるもんです。さらに使いやすいように工夫を思いついた。
10年くらいしまっておいたソファカバーをひっぱりだし、かぶせた。使っていない折りたたみ机の天板を外して、上においた。これも、一瞬で済んだ。
もう、どこから見ても普通のコタツになった。しかも1円もかけてないよ。

この偽こたつは、普通のこたつを超えた!「熱くなりすぎ」「足が乾燥する」というこたつのデメリットがないのだ。たしかに温度は低いけど、ホットカーペットのスイッチを切っても、湯たんぽからじわじわと末永く暖かさがただよってくる。エコですよエコ!

なんでいままで、こうしようと思わなかったのだろう。こんなに簡単なのに。こたつは買わなきゃいけないものだ、テーブルとこたつは別物だ、という固定概念が邪魔をしていたんだろうな。
クリエイティブなひらめきは突然やってくる。正月のだらだらした精神状態が産んだ偽こたつからは、クリエイションのための多くのヒントが得られそうだ。(得られねーよ!)