仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

バレンタインの思い出

バレンタインで始めて自分でチョコなんぞ作ったのは大学生のとき。女子寮に入ったら、周囲の幸せな先輩たちが前日からスイートな香りを漂わせて、台所でハートのケーキやらブラウニーやらすんごい色々作ってるので、「そういうものなのか」とあやかりたくて、真似た。
トリュフを作った。レシピ通り作ったけど、酒好きなので、ついついガナッシュ(コア部分)に大量にブランデーを入れてしまった。そして、チョコ好きなので、ついつい親指大のかわいいサイズではなく、松ぼっくりのような、どでかいものにしてしまった。
サークルの部室に持っていった。男性の先輩たちが「いただきま〜す」と食べてくれたが、あまりに巨大なのでみんな顔がこわばっていた。そして
「けっこう酒きついね」「俺、今日車なんだけど…」「これから実験なんだけど…」と苦笑いしていた。
自分で食べても全然お酒が多いと思わなかったんだけど…
のちに、普通のトリュフを食べる機会ができ、自分のトリュフの酒の量がいかに多すぎだったかを認識した。

松ぼっくりみたいなトリュフを作ることは二度となかった。結構面倒だったし。でも、あの時のトリュフ、おいしかったなぁ。ブランデーの香りが、部室一杯に広がって。
酒好きのためのブランデーチョコ、来年はやってみようかな。