仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

どうでもいいものへの、こだわりを捨てる

夫が無職になり、3ヶ月目になろうとしている。
おかげさまで。買い物に頭使うようになりましたよ。


とにかくあらゆるもので金をかけないことだけを追い求めていた。でも、それではストレスが溜まる。脳内が「カネカネカネカネ」になり、二言目に「うちは貧乏なんだから!貧乏なんだから!」と言いたくなってしまうし、実際言ってしまう。
で、最近、なんとなく楽になるルールを見つけた。


どうでもいいものには、お金をかけない。
嗜好品は、金をかける。


ま、普通は逆だわな。嗜好品のほうが金がかかるし、そっちを我慢しようと思う。
でも、改めて買うものを見なおしてみると、どうでもいいものにたいして理由もなく、嗜好品並にこだわりをもっていることがあるのに、気づいた。
じゃぁそのこだわり捨てて、安いのにしよう。
どうでもいいものは、安く。どうしても譲れないものは今のまま。
そのほうが、ずっとストレスがかからないことがわかったのだ。

例を挙げると。
以前は、洗濯にせっけんを使っていた。マクロビ大好きな実家でずっと使っていたから、なんとなく同じのほうがいい気がして。肌に優しいし体によさげという、イメージだけで選んでいたと思う。でも高い。売っているところが少ない。
で、やめた。ふつーの安い洗剤を使い始めた。
いまんとこ、特にトラブルはない。

それからパン。
SEIYUの78円の食パンを買いだめして冷凍ストックすることにした。(55円の時に買えるともっといい)
これも、なんとなく、値段が高いほうが体に良い気がして、生協の食パンを買っていた。
ただ、私はパンを自分で焼くことができる。自分で焼いたパンの焼きたてのうまさは、スーパーの食パン、ベーカリーの高い食パンをも、遥かにしのぐ。そんなに頻繁には焼かないけど。
自作のパンにくらべたらさ、SEIYUのパンも生協のパンも似たようなものじゃない。そう気づいたら安くていいやと思うようになった。
安いのしか知らないんじゃなく、ちゃんとうまいものの味を知っている上で、普段づかいに安いのを選ぶなら、別にいいんじゃないのと思う。
余談だが、パン作りの参考という名目で、大人気爆発というベーカリーの高級食パン398円を買ったら、スカスカで甘ったるくて全然食った気がしなかった。味や食感の好みもあると思う。


一方、ゆずれないものはそのまま。
コーヒーはRyubanで豆を買ってる。貧乏になるから高い豆も諦めなきゃいけないかなぁ、と近場でふつーの豆を買ったら、あまりの不味さに、コーヒー嫌いになりそうになった。なんとか飲みきった後、Ryubanで買ってきたら、もう全然違う!淹れている時から違う。うまい。姿勢を正して、豆のうまさを最大限に引き出して、いれたいと切に願う、そんな豆。
まずい豆で飲むくらいなら、インスタントを飲む。だから、これからもちゃんとした豆を買おうとおもった。さっきのパンの話と関連するけど、安いパンと自作のパンのように、インスタントコーヒーとRyubanの豆を併用している。

日本酒は青木とか錦本店にはるばる出かけて買いたい。まーそんな滅多に買わない。一方、ビールは「第3のビールなんて飲んだら頭痛がするし、味が無くてがっかりするし、誰がそんなもん飲むか」と、こだわっていたけど、麦とホップとかでも最近はいいような気がしてきた。


こんなかんじに、いろいろと「それは本当にこだわりたいものか?」と自問自答して、買い物をしている。

失敗もある。
生協の味噌をずっと愛用していたのを、「こだわりを捨てよう」と、近場のお店で買ったら、実は生協の味噌がいちばん安かった。こだわってたつもりで一番安いのを選んでいたのだ。
でも失敗を怖がらず、いろいろためしていこう。
駄目だったら戻せばいい。

一番だめなのは、貧乏なあまり、怖がって固まって動かなくなることだ。よね。