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仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな46歳、高校生男子の母。

感度は人によって違うからね

東日本大震災原発事故以降、仙台を出て遠方に転居した人がいる。仙台に住み続けている私は、うーむと思っていた。
転居した有名人では歌人俵万智さんがいる。今朝の朝日新聞を見たら、もう一人、夫を残して子供と九州へ転居した歌人が載っていた。

なんで歌人の人って……と思って、ちょっと考えて、納得した。
歌人の方は、敏感でなければいけないんだ、仕事柄。
五感のセンサーを常にフルオープンして、風のように流れてきたもの、自分の心にふっと湧いたものを、すかさずキャッチして言葉に落としこむ。こういうだらだら文章書くのとはまったく違う繊細さと大胆さが必要になるんじゃないだろうか。
震災と原発事故以降、なんかを感じてしまったんだろう。
いちど心がざわざわしてしまったら、いくら「仙台は原発からこれだけ離れていて安全ですよ」と言われても、頭で納得しても、だめなんだろうな。
感性を沸き立たせて言葉を紡がなければいけないひとは、なにかしら自分のセンサーに蓋をしなきゃいけない事態は、避けきゃいけない。
ああ、じゃぁ、しょうがないのか、と思った。
感度は人によって違うから。

辛いこと、苦しいこと、ひとそれぞれ。
私は、ここで生きていけるくらいの鈍さを、ちょうど持ちあわせている。
そして、私にとって生きられない土地もあるだろう。
東京とか。