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仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな46歳、高校生男子の母。

川上弘美「なんとなくな日々」

図書館で借りました。

なんとなくな日々

なんとなくな日々

川上弘美の小説もエッセイも、すごく気持ちよさそうにお酒を飲むシーンが出てくる。いいなぁ、と羨ましくなる。
川上さんは、なんで、お子さんがいるお母さんなのに(今は離婚したらしいし、お子さんも十分大きいだろうが、当時はまだ小学生だった筈)、出かけた先々でふらりとビールを飲んだりできるんだろう。小説家だから?転勤族だったようだから、親と同居も考えにくい。
このエッセイの中にも、夕方買い物帰りに焼き鳥屋でビールを一本だけ飲みながら、子どもたちが待っているかな、でも親がいなくて喜んでゲームしてるだろうな、と思ったという話がある。
世間一般には、咎められる行為だろう。子供を家において飲んでくるなんて。
でも、可能ならしてみたいと私も思う。そうやって、ほんの隙間時間に、ビールを飲む。そんな時間がたまにあったら、人生がもうちょっとは幸せなものになるだろうなぁ。私にもうちょっと幸せが増えたら、笑顔が増えて、家族にも優しくなれるだろう。
ただしこれには、その後(飲んだ後)の業務すなわち家事に支障がなければ、という条件がつく。
私は川上弘美さんみたいに強くない。ビール一本飲んで、うちに帰って、夕食を作って、食べさせて、洗い物をして、洗濯物を片付けて、ふとんをしいて、子どもたちに翌日の準備させたり宿題をみてやったりして、明日の朝ごはんの準備、各種片付け…etc、怒涛の夕方以降の家事を想像しただけで、もう「ぜったい無理」だと思う。しらふでも、こうして列挙するだけでうんざり疲れてしまうのに。(よく毎日やっているものだ。)ビール一本ではあらゆる作業に支障がでるくらい酔ってしまう。火や刃物を扱う台所には立たないほうが良いくらいのレベルに。(でも、酔っ払っての料理って勢いついて楽しいんだよねぇ。)

焼き鳥屋でビール一本、は無理でも。
やまやで350缶酎ハイ買って(コンビニは高い)ふらっと公園で飲むくらいなら、いいよね。
青葉の萌える木の下で、ベンチに座って。
明るいうちに酔っ払って、夕焼けの染まる空を見ながら、風に吹かれて、ふらふら歩いて家路をたどりたいものだ。

あれ、そんなことができる季節は、実は今しかないじゃないか?