仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

おかあさんとボランティアスタッフ

私は、今、自分の仕事+コワーキングスペースオーナー+コミュニティ活動のボランティアスタッフをいくつか、している。
先日、珍しく自分の仕事が多い時にボランティアスタッフの仕事も複数重なり、帰宅して、仕事で重要度高いのを先に終わらせて、ごはん作って、子供と食べて、洗濯物たたんだり子供と会話したりして、子供が床についたので、ボランティアスタッフの方の仕事をしていた。
そうしたら、夫が帰ってきた。作業しつつ会話してた。そして、夫が言った。
「で、俺のご飯は」
あ!すっかり忘れていた。
「ごめん!今用意するわ」
すると夫が言った。
「いいよいいよ。これ、温めればいいんでしょ。ご飯はチンすればいいんでしょ。自分でやるよ。ところで、あなたが今やっていることは、お金になる仕事なのですか?」
「………お金に、ならない、です………すみません」
「へえ、どうしても今やることなんですかねぇ」
「いや、だって、今日明日じゅうにやんなきゃいけないし、monyakataさんにって頼まれたことだし……」
「ま、俺のかせぎで暮らして、金にならないことやって、いいご身分ですこと」


お母さんの時間は、そうじゃない人と価値の重さが違う。
アレが切れた買ってこなきゃ、クリーニング出さなきゃ、学校行事で半日潰れる、病院行かなきゃ、給食ない日で弁当作んなきゃ、あれをしにあそこまでいかなきゃいけない、でかい買い物があるからバイクで遠くまで行かなきゃ、天気が悪くて行動範囲が狭まって思うように動けない、あれも、これも、……そういうのが、雪崩のように、どばどばどば。
先の会話をした時期は、ちょうどそういうのが重なって、もう、死ぬかと思っていた時期。


はなくそほじりながら、はいよっとできることなら、簡単だけど、ボランティアスタッフというのは、時には仕事よりきつかったりする。(多分私のしている仕事が比較的楽なものだから、そう思うのだろう。)眠くても、胃がいたくなっても、目をこすり、やらなきゃいけないことがあったりする。
普通の人は自分の健康や睡眠時間やプライベートな時間を削ればいい。でも、お母さんがそれをやると、倒れた時に家族に負担がかかる。家庭の機能がストップしてしまうのだ。


よく、そういうボランティアスタッフをすることで仕事や繋がって、結果的に収入増につながって、いいことがあるから……と言われるけど、私に関してはそういうことは一度もない。あ、これ書いたんだ、すごいね、じゃこれも書いてよ(タダで)、みたいな話は来る。
まぁ、仕事になるようなレベルのものを出してないんだろと言われれば、はいまったくそのとおりで、としか言えないんですが。
でも、低いスキルで金にならないことをやって、家族に負担かけるなら、最初からやんないほうがいいんじゃないか。


怒涛の日々が終わると、また、ちょっと余裕が出てきて、引き受けてもいいんじゃないかって思い始める。頼られたら嬉しいし、自分も楽しいだろうと思って。
でも。
お母さんって、あんまり、ボランティアスタッフ、やっちゃいけないのかもしれない。少なくとも、うちみたいに夫が激務についていてあまり家事に期待できず、私みたいに、ストレスですぐ具合悪くなったりする人は。
もうこれ以上増やさないようにしよう。
年をとるごとに、体も頭も動かなくなっていくし、いろいろ引き算して生きてかなきゃいけないよなぁ。


いい人は、もうやめた。本当にやりたいことだけしよう。
あの人に頼むとなんか文句言ってめんどくさいから、やめとこうよ、といわれるぐらいが楽なのかもしれない。