仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな47歳、高校生男子の母。

いつかカバマを使う日に。

久しぶりにファッション雑誌を買った。大人女子(中年)のためのやつだ。
ファッション雑誌は商業広告がベースだから、ものを自由に買える人が読者と想定している。
経済的に自立しているか、美しさや自分みがきのためには大枚をはたける。そういう人たちが読むものだ。
一方私はそうじゃないわけで。ページを捲るたびに発せられる「買うべき!」「買えええええ」というオーラむんむんに苦笑い。ああ、こういう世界とは遠くなったんだな私、と、はるか遠くの月を眺めるように、目を細め思う。

アイテムは今シーズンマストバイ、モードでシックで大人可愛く、フェミニンでクラシカルな装いでこなれ感が、トラッドなクラス感を出すとか、呪文のようなファッション用語にくらくらしつつ、そんでも参考になるので読むのが、メイクのページ。
ついつい、シミとシワをかくすべく、厚塗りして逆効果になりがちなこの頃だが、こういうたまに読むメイクテクニックのページで我に帰る。自然によりナチュラルに。(意味同じだ)私は一重まぶたのこけし顔なので、メイクしてようがしてなかろうがあまり変わらないのだけど、そんでも、メイクは嫌いじゃない。しなくていい日は絶対しないけど、する時はちゃんとしたい。アイメイクは大好き。
しかし、アイメイクなどのポイントメイクに凝るより、中年女はやはりベースメイクに注力すべきだろう。
で、メイクページを見る度にファンデーションも進化していて、感心してしまう。ベースやコンシーラーも大事だ。
あー、欲しいなぁと思う。

でも、買わない。
今の私は、1000円以内で済むファンデーションしか使わない。貧乏人の味方、セザンヌのファンデーション一択だ。
2年前までは、カバーマークを使っていた。値段は5000円ぐらい。確かに良かった。
野菜や日配品の数円〜数十円の差を求めて自転車を走らせるくらいなら、化粧品のコスト削減したほうが、数千円減るじゃないか。そう思い立って「もう高い化粧品は買わない」と決めた。
近所のスーパーで適当なものを買ったら、色もカバー力も持ちもひどくて、すごく後悔した。
反省して、@cosmeでちゃんと検索した。思い起こせばカバーマークを使い始めたのも@cosmeの口コミが元だった。そこでセザンヌの評判がよかった。高級デパートにしか売ってないカバーマークと違い、セザンヌは大きいドラッグストアで入手できる。
値段があまりに安くてびっくりしたけど、使ってみると悪くなかったので、使い続けて今に至るというわけだ。


しかし、ファッション雑誌のメイクページを見ながら、思う。
一度でいいから、ここに載っているファンデーションを自由に買える身分になってみたい。
「このアイテムはマストバイ!」って言われたら、ホイホイと買ってみたい。
せめて、もいちど、カバーマークを使える日が来たら。
薄付きでもしっかりカバーして、地肌が光るようなあの、つるっとした綺麗な感じは、時々懐かしく思う。
経済観念がなかった私は、なんと自由だったんだろう。家計簿もつけず、資産が減っていくのも無自覚で。
化粧を始めたのは就職してからだけど、カバーマークの前も、ずっと、同じくらいお金はかけていたと思う。
どこで人生間違ったのかな。なんでこんなに貧乏になっちゃったのかな。


でも、夢や希望は持ち続けていたいものですね。
いつか、再び、カバマを使える日が来ますように。
私が化粧なんて無駄なくらい、老いさらばえる前に。