仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

家計簿つけるのやめたら、二度と再開できなくなってしまった件

2008年からコツコツコツコツコツコツ、記録しつづけた家計簿を、ふと、やめてしまいました。
もう、数ヶ月になる。
まずは、一ヶ月、やめてみようかなと思ってやめたら、再開する気にならなくて、困ってます。このままでいいのでしょうか。

やめてみた理由は下記の通り。
1. めんどくさい
家計簿をつけるためだけに、レシートをもらい、財布がふくらんで見通しが悪くなるのも面倒。
レシートのない買物の場合はいちいちスマホを取り出して記録しなければならないのも面倒。
一定時間を費やして膨大なレシートをいちいち家計簿に入力するのも、面倒。
そしてその結果、使途不明金が出て、「んーこれ何に使ったっけ、こんな金額無くなるわけないんだよな…」と脳みそ絞って、思い出せばいいものの思い出さない時の罪悪感が、めんどくさい。


2. 値を把握するという意味では既に役割を果たした気がする
「いつまでもデブと思うなよ」という本をご存知でしょうか。それにしたがってレコーディングダイエットやったことがあるのですが。
方法としては、まず食べたものを記録。次にカロリーも記録。その次に摂取量を気にしてみる。最後には、記録しなくても摂取量を把握できて自分が今日食べて良い量が、しぜんと自覚でき調整できるようになるのです。これは実際やってみて、そうでしたね。
家計簿も似たようなところがあると思います。
支出が多すぎるのを気にするなら、そもそも物の値段がわかっていない状態で買物している可能性が高い。家計簿つけはじめの私はそうでした。手にとったものが高いのか安いのかわからない。季節商品の値段の推移もわからない。だから、まずは、物の値段がわかるように家計簿をつける。そういう役割もあったと思うんです。そんで値段がだいたい頭に入った所で、この商品は安いか高いか、チラシの特売品のためにわざわざバイクででかける必要があるかなど、判断ができるようになります。
というか、普通の主婦のひとは当たり前にそれができているんですね。素晴らしい。
5年くらい家計簿をつけ続けて、ふと、もう価格の把握できてるな、私…と、思ったのでした。


3. 貧乏が辛い
私、いつからこんなに貧乏になったんだっけ…………
ふと、前回のブログを書いていて思ったのですよ。
東北大学を出て、就職して、結婚して、共働きして、出産直前までは、たしかに「貧乏」ではなかったと思う。標準よりちょっとお金ある方だと思っていた。
出産して自分が育児に専念すると、お金がどんどん減っていって、貯金が底をつきそうになった。それでも全然「貧乏」という自覚はなかった。子供が小さい時に貧乏の自覚があったら、あんなに気軽にタクシー乗っていなかった。育児ストレスにプラス貧乏ストレスということになるから、あの頃は自覚がなくてラッキーだった。
それから再び働き出したけど育児を優先せざるを得なくて、全然前と同じようには働けなくて、そうこうしているうちに年収は減り続け、今年はついに100万切りそうだ。息子にもどんどん金がかかるようになってくるし、真のビンボーライフはこれからだ。

そう思ったら、現実を直視したくなくなった。


だって……………………結局ね。
家計簿つけて、価格を把握して、そんで今月こんなに使った!やばい!とかわかるじゃないですか。
でも、どんなにがんばっても食費も雑費もなにもかも、減らないんです。気をつけてもスーパーの安い日狙っても、根本的解決にはならない。大根198円が178円になるのは嬉しい。もやしが38円なのが28円なのも嬉しい。けど、そんな十円レベルをいくら積み重ねようと、変わらないんですよ。ちりも積もれば、って思って安いの狙うけど、実際は何だ結局貧乏だよ。って、思うわけです。


そして、辞めてみて、まぁ1ヶ月くらいで再開しようと思っていたんですけど、まったく再開したくなくなってしまった。
「家計簿をつけて家計を把握するのが基本でしょーが」と、何年も鼻息荒く語っていた私だが、実は、それぐらい、家計簿つけるのが嫌だったんだ。
そうだ、本当は、家計簿つけたくなかったんだよ。6年目にして自覚。


…さて、どうしたらいいでしょうね。
せめて通帳の残高を…とか、大きい金額のものだけでも…と、時々思い立つのだけど、やっぱりめんどくさい。
めんどくさいものは一生めんどくさい。
だから、できない。


困ったね。