仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな46歳、高校生男子の母。

これは良い本だ。「冬の本」夏葉社

寒くなっていくこれからにぴったりの本。
とても良い本だ。

たくさんの人達が「冬の本」について2ページずつで書いている。冬の思い出がある本、冬っぽい本、冬に読んだ本。「冬」と「本」の関連は自由。いろんな人が選んだ1冊から数冊の本が紹介されている。
読み進めると、まさに表紙の絵ように、本の世界を降りしきる雪の中、一歩一歩進んでいくような気持ちになる。著者が多様で、え?この人も?この人が?という驚きが時々ありながら、本の世界は、どこまでもどこまでも、思わぬ方向に広がる。
決して暖かい道じゃないし、その先に暖かさがあるとも限らない。でも、歩いて行くんだな、みんな、それが人生なんだな、みたいな、しみじみとしたものを感じながら進むような読み心地だ。

紹介された本を読みたくなるし、紹介している人の著書も読みたくなる。だが私は本嫌いなので、そんなにたくさんは読めない。どうしても読みたくて図書館で借りて読んだのは、荻原魚雷が紹介している尾崎一雄の本。

わたしは尾崎一雄から、弱っているときや寒い時は寝ているほうがいいという人生の真理を学んだ。

この一文でものすごく読みたくなった。私も今すぐ寝たくなった。冬眠したくなった。でも、紹介されている「冬眠先生慌てる」は、もう入手困難らしい。仙台市図書館にもなかった。
かわりにこれを読んだ。

冬眠居閑談―随想集 (1969年)

冬眠居閑談―随想集 (1969年)

読んだら尾崎一雄の他の本も読みたくなった。

私は本嫌いだけど、こんなかんじで読みたい本が広がってくことは嫌いじゃない。活字は苦手だけど、世界がひろがるのは好き。

この夏葉社は、一人の人が思い立って始めた本。実は「冬の本」を手にとったのは、弟と出版について話していたらこの会社を作った人の話が出てきたから。
その経緯も本になっている。こちらも読む予定。おかしいなぁ本嫌いなのに、読みたい本ばっかり積み重なっていく。

あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)

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