仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな46歳、高校生男子の母。

大内屋が閉店してしまうの、悲しい

大内屋が閉店してしまう。

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このニュースに小売業はファッションは厳しいからどーのこーのと識者が知った風なコメントつけていたが、わかってねーな、大内屋は、仙台の女性にとって、ただのファッション小売業じゃないんだ!

大内屋での買物は、大人の階段をのぼる、甘酸っぱくもステータスの上がる行為だったんだ。それがなくなるなんて。悲しいよ。

 

大内屋、それは下着専門店。ブラジャーやショーツ、ストッキングを買うところ。下着専門店なので、他の洋服売り場に混じってちんまり存在する、普通のデパートの下着売り場とは別格である。見渡せば全部下着。ウェルカムトゥ下着ワールド、だ。

男性にはわからんだろうが、ブラジャーの善し悪しってQOLに多いに関わるのだ。おっぱいの見た目だけじゃなく、締め付け具合や布の肌触りで、肩こりや腰痛、場合によっては頭痛まで引き起こす。仕事の効率だって変わる。少ない面積で他の衣類とは別格の高い機能を実現しているから、万近くする値段も高いと思えない。私は毎回採寸、試着必須だ。

だからブラジャー買う時って、ちゃんと選ばないと大変悔しい思いをするのだ。その点、大内屋さんは良かった。美人すぎず若すぎない店員さんがちゃんと相談に乗ってくれて、遠慮なくこちらの希望を伝えることができた。若いうちは、ブラジャー買うのもなんか恥ずかしくて、あまり干渉して欲しくなくて、それでも3、4着試着してささっと買っていた。けれど、年取ってくるとちゃんと会話できるのが安心に思えてきた。こちらの老化、もといエイジングによる体型の変化の悩みを伝え、かつ、予算と希望のデザインや色、現在の悩みを伝え、採寸。年をとればとるほど、通販なんかじゃ心もとないのである。

ブラジャーのサイズもカップもデザインによって変わる。着心地、上から服を着たときの見え方。試着時は店員さんが肩ひも調整してくれて遠慮なく背肉をぐいっと入れて谷間作ってくれる。自分の下着の付け方をアップデートする機会でもあった。

気合い入った華やかな下着は、女性のお守りでもあると思う。勝負下着もやっぱり大内屋だった。勝負ってそっちの勝負だけじゃなく、大事な打ち合わせとか商談とか出張とか、勝負下着着ませんか?着ますよね。今日の仕事のテーマカラーとか考えませんか。

男性にはわからないだろうなこの気合い。

大内屋行こうと思うととても気分が高揚した。わくわくした。またしばらくお世話になる相棒に出会うと思って。でも、そもそも高価な物だし、そんなに簡単に壊れるものでもないので、買いにいくのは1、2年に一回だ。だから、閉店するの?ヘビーユーザーだったのに!などとは決して言えないのが、もどかしい。

 

そういえば、大内屋の紙袋をサブバッグとして持ち歩くのは、仙台の勤労女性のステータスシンボルだった。あの生首タルトの、オシャレでもなんでもない、意味不明な絵の紙袋。なぜかみんな使っていた。けっこう丈夫だったのもあるだろう。A4ドキュメントやファイルを入れるために、大内屋かSUKIYAの紙袋が必須だった。そんなに書類持ち歩かない人は弁当を入れていた。今はどうなんだろう。

 

いろんな意味で、仙台の女性に、少なくとも、私には、なくてはならない大内屋だった。1、2年に一回しか行かないのに。

今後、どこで買ったらいいのだろう。amo styleはなんだか若い人向きみたいだし。ピーチジョンも昔買ったけどいまいちだった。通販もいくつか知ってるけどあまり気合い入らないし。スカートも履かないし、ワンピースも着ないし、胸の開いたドレスも着ない私だが、フリースとネルシャツとジーンズの下で、女性としての気合いは息づいている。

年末、なんとか、最後の勝負下着を買いに行こう。