仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな47歳、高校生男子の母。

仙台市太白区長町 鶴の湯

仙台市内からどんどん無くなっていく、銭湯。ノラヤの近所にも昔は、2,3軒あった。
先日、Facebookに「青葉湯」の写真を載せたら惜しむ声が多く寄せられた。(ストリートビュー

銭湯にかぎらず、無くなってから、惜しいなぁ、行けばよかったなぁ、っていうお店や場所、けっこうあるじゃないですか。
でもね、人って足を運ばないのですよ。どうしても必要でなければ。いくら良い場所だと思っても。いくら好きだと思っても。そして無くなったのを後から知って、寂しさを感じる。

だったら、ちゃんと存在している間にお金を落としていけばいいのに。

それで、思い立ちました。まずは自分からはじめよう。「いつか行こう」と思っていて行けていない仙台の銭湯をちゃんと全部行こう!と。 行ったことのある銭湯もこの際、巡って詳しく雰囲気を伝えよう、と。

なにしろ私、お風呂大好きですからね。手足を伸ばして入れる広いお風呂には、定期的に入りたいと思う。広い空間に立ちこめた湯気の感触、かすかな塩素の匂い、ザバーっと響く湯の流れる音、タイルやイスを置く「カコーン」という音。五感をフルに使って味わう銭湯という空間は、ただの入浴を超えて娯楽です。
以上が、前置き。


とある平日。地下鉄で行ける銭湯、長町の「鶴の湯」に行ってきた。

※以下の内容は個人の記憶と印象に頼って書いていますので実際とは異なる場合がありますご了承ください。

(絵はうろおぼえです。五角形の柱の詳細もかなりあやしいです。> < 風呂はもっと大きかったと思います)


北四番丁から富沢行きに乗り、長町で下車。徒歩5分くらい。
ノラヤから時間を測っていったら30分で到着した。意外と近い。
鶴の湯はビルの二階にある。

階段を上り番台でお金を払う。番台がお風呂の外にある形式。左が男湯、右が女湯。左手奥にはテレビと椅子があって、湯上がりにくつろいだり、待ち合わせしたりできるようだ。
脱衣場にカゴはなく、すべてロッカーである。脱衣所も浴場もそんなに大きくはない。先客は5,6人で結構混んでいた。4時ごろ行ったので、3時から一番風呂で入った方たちだろうか。
お風呂に入ると、大きな窓と高い天井、明るい。面白いなと思ったのが、BGMが流れていること。無難なポップスのインスト。「音楽を聞きながら入れる」と、貼り紙もあった。両側にカランが並び、真ん中に五角形の柱があって、そこに5つカランがある。こんな柱があるお風呂なんて初めて見た。
私は壁側のカランで体を洗って、湯船へ。ああ念願の至福の瞬間だ。真ん中に仕切りがあり左右に分かれている。銭湯のお湯は熱いと相場が決まっているので、湯口から遠い方に入りたかったが、そちら側には先客が2人くつろいでいるので、もう一つの方へ。
あれ、熱くない。ちょうどいい。そして驚いた。深い!!
こんな深いお風呂、温泉でも珍しいんじゃないかと思った。正確に何センチかはわからないが、机の高さぐらいだろうか。私は首までお湯に浸かるのが好きなので、とても嬉しかった。気持ちいい!深いお湯の中で腕を動かし、水圧を味わった。
こちらの湯船には、真っ黒なタイルの親分のような石が4、5個沈んでいる。「ブラックシリカ」だそうだ。多分マイナスイオンのたぐいなので、あまり気にしない。
もう片方の湯船に移動すると、こちらは浅い。というより、普通の深さだ。ブクブク泡が出ている。湯船の仕切りは穴があいていて、お湯がこちらに流れこむようになっている。温度差はほとんどなかった。

入浴客はすべておばちゃんで、すぐ向かいの長町病院の話をしている。常連らしく、会った人どうし挨拶を交わしている。上がるかとおもいきや、洗い場で延々と話し込む人も。至福の時間を堪能し、上がった。脱衣所から出て帰るとき、まだ脱衣場にいる人達に挨拶したものかどうしようか迷ったけど、「お先します」と言うと「はい、お気をつけて」と声が帰ってきたので、ちょっとほっとした。

鶴の湯から出て、周囲を見回すと面白そうなお店発見。
八百屋さんだ。店の表だけ「いただきコッコちゃん」で、左右と裏が大井青果店というお店なのだ。奥に入って行くとおもいのほか広く、商品がいろいろあって、秘密の場所っぽくて面白かった。

あと近くには長町二番街をはじめ飲み屋さんもあるので、風呂あがりに一杯も実現したいものである。

鶴の湯のまとめ。

  • 地下鉄で行ける銭湯。
  • 五角形の柱が面白い
  • 深い湯船が嬉しい
  • 大井青果店が面白い