仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

絲山秋子「妻の超然」乾ルカ「てふてふ荘へようこそ」佐伯一麦「鉄塔家族」

またも図書館でいっぱい本を借りて読んでる。本の虫の皆様に比べたら少ないけどね。

この妻はなんで働かないのかなぁと思った。それと、夫婦別に部屋があってうらやましい。

本を借りるカウンターの近くに「あ」から始まる作家の棚があって、「い」でなんとなく見つけたので借りた本。ほっこり読める軽い本。

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仙台市民必読書らしいから読んだ。いやーこれは。長い。長かった。
若林区太白区のあたりの、自分の知ってる場所がたくさん出てきて、実際にほとんどの場所をイメージしながら読むことができたので、とても楽しかった。主人公の二人や周辺の人が仙台という土地を愛で、仙台の住民の人となりを愛でて、淡々と時間が過ぎる。次第に主人公の過去が明らかになっていく。佐伯と斎木。主人公の名前が著者と似すぎているので、いろいろ著者とも重なるんだろうなと思う。でも、仙台市民ってこんなにいいひとばっかりだろうか。後の方で元妻のほうがやたら酷い人に描かれているのがちょっと気分悪かった。そして現妻もあまりにあたりさわりのない良い人なので女性像として理想的すぎていまいち好きになれない。