仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

プリン日常

ふつーのプリンを作るのは簡単である。卵、砂糖、牛乳があって、うらごしとオーブンがあれば。カラメル作るのが慣れがいるぐらいで、他は混ぜて漉して型に流すだけ。一番時間がかかるのは焼き時間か。
うちではちまちま小さい型で作らず、蛇の目型に流し込んでオーブンで蒸し焼きにする。


「かーちゃんの作るプリン、ほんっと、おいしいんだよ」
と、息子に声変わりした声で言われるともう、でれでれしてしまう。なんぼでも作ったると思う。


先日もふと思い立って作り、外出した息子と夫が帰る頃に食べごろになるように冷やしといた。
帰宅した夫が持って来たのは、よりによって、仙台で最高峰のロワイヤルテラッセのプリンだった。(店でしか売ってない、なめらかプリン)

なんで、私がプリン作った日に、最高級プリンが………義実家に手みやげに持って行ったが「家族で食べなさい」と戻されたんだそうだ。

普段なら嬉しいけど。

しょうがないので、まずロワイヤルテラッセのプリンを食べた。原材料にクリームチーズが入っている。卵は卵黄しか使ってない。濃厚である。あまり固まってない。このとろとろ感が良いのだ。ああ濃い。甘い。カロリー高そう。非の付けどころがない。一食食べたような満足感がある。

次の日の朝、自分の作ったプリンを食べた。
あら、おいしいじゃない。
全卵を使ってるからしっかり固まってて、底から、ほろにがいカラメルが大量に溢れ出る。「ねととろっ」としたロワイヤルテラッセプリンとは対極の、「ぷりん」としたプリン感。舌全体を濃厚な味が覆い尽くすロワイヤルテラッセと比べて、カラメルとプリンの絶妙な混ざった味わいが楽しめる。支配されるわけでなく、主導権がこっちにあるかんじ。
そうか、日常のプリンはこれがいいんじゃん。なんでも濃厚でとろとろがいいわけじゃないのよね。
しっかりごはん食べた後のデザートにロワイヤルテラッセだと「うーん多い」って感じだけど、これなら食べられる。
今日食べて、明日も明後日もまだある。ロワイヤルテラッセのプリン一個の値段で、蛇の目型一個分できるぐらいの材料費だし。

今日はついに最後になったので、息子はごはん食べる前にも後にも食べました。さらに私が食べているのを見て物欲しそうにしているので分けてあげました。
そうかそうか。そんなにうまいか。
またつくってやるからな。

なんて素敵な主婦っぽいことを書いてみたけど、もしプリンを作るのが面倒だったら、どんなに息子が喜ぼうと私は作らないだろう。超面倒くさがりなので、その程度だ。でもプリンは、死ぬ程簡単だ。
みんなも作ろう日常プリン。レシピはクックパッドで見つけた、これです。砂糖はレシピより控えて作ってます。バニラエッセンスはないので入れてない。
参考レシピ: http://cookpad.com/recipe/247795

※注:このレシピは私が考案したわけではないです。「日常プリン」も正式名称ではありません。このブログを書くにあたってそんなことばをつけてみただけ。