仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな47歳、高校生男子の母。

美容院にて

先日美容院に行きまして、髪を切ってもらいながら。最近の息子の話なんかをしてたんです。まぁ受験生なのと、いろいろがんばってる状態なのと。

美容師さんが
「息子さん、がんばってますね〜。そういうの見ると、自分もなにか頑張らなきゃって思いませんか?」
というので、ええっ、と、ちょっと意表を突かれた。
というのも、頑張らなきゃ、なんて思うことはほとんどなく、毎日「もうこんなに頑張ってるんだから勘弁してくれ、助けてくれ、俺に自由をくれ」と思いながら過ごしているから。

がんばんなきゃ、ねぇ。頑張ってるのが当たり前だから新鮮だな。なんて、考えていたら、
美容師さん「趣味、とか、がんばってみようかなって思いません?」

ああ、趣味。たしかに。趣味はなおざりにしていた。
「そういえば、しばらく、バイクで遠出していないですねぇ」と、私。
「今、いちばんいいシーズンだから、行ったらいいじゃないですか!紅葉ですよ!」
「ああ……そうですね」
そういえば、紅葉ツーリングなんてのがあるのも忘れてた。そうだなぁ、乗りたい。山に向かってどんどん走りたいな。だんだんその気になってきた。


「でも、バイク乗る人って、運転大変じゃないですか?危険と隣り合わせだから、運転に集中して、景色楽しむ余裕はないんじゃないですか?」と、美容師さんが言うので、
「いえ、そんなことはないですよ。もちろん景色見ますよ。運転は慣れてるから、もう、バイクと一体化してるかんじなので
と、なにげなく言ったところ、美容師さんが目を見開いて
「ええっ!?なんですかそれ!超かっこいい!名言じゃないですか!!!
と、大喜び。
「え、えっ」
こっちはまさかそういう反応があると思わなかったので慌ててしまった。
「いや、その、バイク乗ってるとみんなそうなんじゃないですかね」
「そうなんですかー。やっぱりバイク乗ってる人って、かーっこいですねぇ!」
「えっ……そ、そうです……かね……」


おもいがけず、にやにやしてしまった。嬉しかった。
趣味かぁ。そうだよねぇ。趣味もがんばらなきゃいけないね。

へとへとな日常だけど、趣味をがんばったら、きっと元気になれるだろう。
バイクと一体化して紅葉の道を走ろう。
そんで温泉に入るんだ。

ちょっとだけ未来が楽しく感じられた。