仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな46歳、高校生男子の母。

薬は偉い

くるみきな粉オリゴ糖、というヘルシーマクロビ意識高い系な人が喜びそうな話の次に、薬の話。

「薬に頼らず」
ということば。我々の人生の中で、目指すべき立派で自然で素晴らしいこととして浸透しているように思う。前提条件として薬は人工的で不自然であまり体内にいれるべきものではなくて、なんか、こう、よくわかんないけど、こわい?そういう存在ですよね。
「なるべく薬に頼らずに」なんて口にすると、クラスがあがったような気分になりますよね、特に女性は。素敵度がアップしたかんじ。しぜんたいのうつくしさ、じぶんみがき。男にモテはしないけど確実に同性の受けはよくなりますよね。
私はなんどもネタにしてるけど、子供の頃マクロビ生活をさんざんやらされたせいで、そういう「自然がいちばん」的なのは、もううんざりなんだよ。
でも、やっぱり自分の中に「薬に頼らず」の呪縛が残っていることを気付かされた。

ノラヤ出勤が、ない日々 - 仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長にも書いたけど、結局大学病院に行って多忙で偉い知人の医師に診てもらったわけですよ。医者モードの彼を見るのははじめてだったのでちょっとドキドキで楽しみだったんですが、完璧に納得のいく説明をしてくれた。これこれこういう状態で、なんでMRIを撮って大学病院で診ることになったかというとこういうわけで。こういう可能性があるけどこうだとしたらこういう治療で。すごいなあと、話を聞いているうちに自分が彼に全幅の信頼を寄せている安心感が広がってきた。とにかく「原因がなんだかよくわかんなくてなんでこうなったのかわかんない、これからどうなるのかわかんない」の不安が解消された。
そして、痛い。
「痛み止めの飲み薬出しときますねー」と彼が言った時、やっぱり「えー、いらない……」と内心言いかけた。その前に病院でもらった痛み止めも飲んでなかったし、だいたい歯医者でも痛み止めもらっても飲んだことほとんどない。しかし
「楽になりますよ、私も前になったとき飲んだ」
と彼が言ったんで、とたんに「じゃぁ飲もう」という気になった。


大学病院前には、つい先日車がつっこんで大破した薬局がある。応援したくて、そこで薬を出してもらった。副作用について執拗に確認した。やっぱり自分の中のどこかに「薬よくない」「薬に頼らず」の意識があるのだなと思った。
そして信頼している知人が「効く」というとあっさり意見を変えちゃうあたり、まんま、ニセ科学やニセ医療にはまる人と同じ。しょうもないなぁ、と、内心苦笑した。

そういうわけで薬飲んでシップ貼って暮らしていますが。
やっぱ楽だわー!
全然違う。薬は偉い。
知人のドクターに診てもらった安心感もあるだろうけど。
QOLの改善っていうんですか。常に意識するほど痛くはなかったけど、動かす時にこっちは痛くなるから。こういうふうに、と、しばらく変えていた動き方を、しなくていいというのが、素晴らしい。

そういうわけで、「薬に頼らず」にこだわって痛みに耐える自分偉い、みたいな感じがあった。恥ずかしながら。でも、今後はもう頼っちゃえと思ったのでした。
耐える道は、若くて体力のある人が行けばよろしい。