仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな47歳、高校生男子の母。

RubyKaigi2017に行ってきた、そして来年のRubyKaigi2018は仙台だという話

窓の外は、降り始めた雨とすこしずつ暗くなっていく広島の町。広島は街の中の川が生きてるな。仙台はこうはいかないんだよな。もうちょっと観光めいたこともしたかったな。広島弁を聞かないままだったな。なんて名残惜しく思いながら景色を眺めた。

広島空港へ向かうシャトルバス車内。そろそろかな、とtwitterを検索。

「来年のRubyKaigiは仙台で開催!」
お、発表された。

私はRubyKaigi2017に3日間、一応スタッフとして参加してきた。飛行機の時間の都合上、クロージングの前に会場の広島国際会議場を退出してきた。

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RubyKaigiとは、これです。かつては日本Ruby会議って言ってましたね。
rubykaigi.org

ITじゃない知り合いのため説明すると、Rubyというのは日本発のプログラミング言語で、世界中で使われておりファンがおりユーザーがいる。私もかつてITで仕事して食っていこうと思っていた時に勉強して使っていた。Railsというフレームワークができてから一層人気は高まり、日本各地にRubyのコミュニティができて仙台でもRails勉強会@東北がkatahiradoを中心に開催されていた。あの頃はワクワクしていたなぁ。なんであんなに夢中だったのかというとなんといってもやっぱ仙台でも東京でもRubyコミュニティの人たちがniceな人たちばかりで、単純に楽しかった。いろんな夢や希望があった。飲み会も楽しかった。そしてRails勉強会@東北がきっかけで色々な人と繋がりができてそれが東北デベロッパーズコミュニティ(TDC)につながっていったのだった。というのをいまや誰も知るまい。

私は母親業と夫の単身赴任等でコミュニティ活動も仕事もセーブせざるをえなくなり、だんだんRuby関係やTDC関係には出なくなり、やがてITの仕事よりコワーキングの方に興味が移って、コンビニ店員のかたわらノラヤを運営するという現状である。だからもうITもRubyも遠い過去になっていた。

そんな私がおもいがけずRubyKaigi2017にひょっこり行くことになったのは、来年に向けての事情があり、日本Rubyの会の方々に声をかけていただいたからだ。
かつて仙台RubyKaigiを2回やるくらいコミュニティが活発だった仙台も、いまや、当時コミュニティにいたメンバーは引っ越したり生活が変わったり仕事が変わったりで、全然出てこなくなった。ネット上でふらふらしてるのは私ぐらいなのである。
私が最後にRubyKaigiに出たのは2011年。それからさらに規模が大きくなり、外国の方がかなり増えたという。今のRubyKaigiはどうなっているのか、見にきませんか?と。広島。遠い。それに私もうRubyistじゃないし。
しかし、こういう機会でもないと広島に行くことは一生ないだろう。行くとすれば、平日を含む3日間息子をひとり置いておくことになる。無理なのでは…と思ったが息子が「俺は大丈夫だ」と言うので、思い切って行くことにした。

久しぶりのRubyKaigi、まず公式言語が日本語でなく英語になっている。サイトに日本語のプログラムが一切ない。(なので、るびまで高橋さんの解説記事があった、今知った。)そして日本語話者の講演の時は同時通訳がつく。参加者も外国の方がとても多く、半数とは言わないがざっとみて2〜3割くらい?そして子連れで参加しやすいよう託児サービスもある。大きくなったんだなあ、国際会議なんだなぁ…というのが第一印象だ。
紙のプログラム等は一切配布せず、情報はウェブで見るようになっている。当然ネット接続が前提なのでWifiを全会場で利用できる。
スタッフは日本Rubyの会の方々をはじめ、Rubyistのボランティア、地元広島のRubyコミュニティの方々、広島の学生さん、などなど。

私はセッションを聞きながら人の案内とか忘れ物チェックとかやってた。セッションは内容は全然わからないんだけど、コミッター大集合とか、LTとか、この笑いが起きるあったかい感じはRubyのコミュニティならでは、と、懐かしく感じていた。そういえばtenderloveさんのセッションでは「草」の英語解説で有名になった件が当然のように出たし、青森に留学していたというJonanさんがセッションの前説で「デカ外人クイズ」を出していて、すごく楽しかった。なごやかな空気感は昔のまま。
1日目の公式懇親会にも混ざらせてもらい、久しぶりの方々に会って挨拶したら意外にも皆さん私のことを覚えていてくださって、すごく嬉しかった。懇親会といえば、2日目の夜はDrinkUpが5ヶ所で開催されていた。私は一番知り合いがいそうな永和システムマネジメントさんのDrinkUpにちょっとだけ顔を出した。すごい数の日本酒があった。その後のカラオケもすごかったらしい。前夜祭を含め連日開催されたこれらの飲み会は全部スポンサーがついていて、RubyKaigi参加者は無料。すごいことになっている。

ちなみに会期を通してスポンサーの部屋では、多くの会社が出店していたんだけど、それはビジネスカラーバリバリではなく、Rubyコミュニティ等でよく見かける方々がたくさんいて、企業の宣伝というより遊びに行くような感じだった。コーヒースポンサーがコーヒーを提供していて、ちょっと眠くなった時コーヒー片手にブースを回ることができて、すごく良いと思った。


もう開発者でもコードを書く人でもない私がRubyKaigiにいるのっていいんだろうか、場違いなんじゃないだろうかと、行くまでずっと思ったけど、いろんな空気を感じていると、規模がでかくなっても、Rubyのコミュニティの本質って変わってないんだというのがわかった。現場に行くことはとても大事だった。行ってよかった。
そして著名な開発者の方々がスタッフとして力仕事を含めいろんな雑用をこなしているのを見て、正直「これは開発者の人の仕事じゃないな」と思ったし、だからRuby知らなくても一行もコードを書いてなくても、Rubyコミュニティに貢献する方法ってあるよなぁと思った。

地方にRubyKaigiが来るのがどうすごいのか、広島の方が今年こういうブログを書いているのでぜひ読んでください。なんか愛がありますよね。
nyoho.jp

とりあえず来年に向けて私ができることは、来年仙台でRubyKaigiがあるよ、それはきっととても楽しいよ、そしておそらくそれはたくさんの地元の人が協力してくれるとすごくいいよ、と、いうことを多くの方に知ってもらうことです。
そういうわけだから、どうぞよろしくお願いします、仙台のみなさん。


3日間自宅でひとりぐらししていた息子は、特に問題なく生きていた。私が戻った翌日から期末テストだったんできつかったとは言ってたけど、あと数年したら一人暮らしするかもしれないんだし、練習になったと思う。ほっとした。
「家庭があるので動けない」という状態を、もしかしてようやく卒業できたのだろうか。だとしたら、こんな嬉しいことはない。(また大学受験の頃は動けなくなるのかもしれんけど)