仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

紙袋渇望

紙袋が、ない。

持ち手のついた、あの紙袋である。

必要なのだ。なぜかというと、雑紙をつっこんで資源回収の時に出すからである。私はこういうのはちゃんとリサイクルに出す常識人なのだ。

参考:

紙類の出し方|仙台市

 

しかしですね。普通に日常生活送ってて「紙袋」って、身近にあります?

だってスーパーもコンビニも普通にレジ袋でしょ。まぁ私はほとんどもらわずマイバッグだけど。

紙袋って、三越で買い物したり、ちゃんとしたお菓子買ったり、おみやげもらったりするときに、入ってるものでしょ。

あと、ちょっとちゃんとした雑貨屋さんとか服屋さんとか化粧品屋さんとか。老舗のお店とか。

そういうところに縁がなければ、いっこうに「不要な紙袋」は手に入らないのだ。

これまでは、帰省するときに手土産を買うときついでに紙袋を多めにもらったり、または夫実家からもらったり、そしてごくたまに紙袋をくれるようなところで買い物をして正当に(?)入手したりしていたのだが。

このたび、本当に枯渇してしまった。

なくなって困ったときにちょうど貰う、をぎりぎり繰り返していたのに。

雑紙、紙袋ではなく大きい紙で包んで入れたらいいのだけど、こまごましたやつを放り込めるほうがいいんだよねぇ。

 

少し前、仙台メディアテークで、大量の紙袋をアートにしてぶら下げるイベントをやっていた。

高いところに一面に並べられ、大きなガラス沿いに仙台七夕飾りのように吊られた紙袋は、壮観だった。

スタバ、萩の月、玉澤、その他老舗のお菓子屋、ブランド服屋、三越、ヨドバシ、渇望している大量の紙袋がそこにあった。

ただのオブジェにするんだったら、くれよう!終わったあとでいいからさぁ。

と、叫びたくなった。
もう無いから、多分、リサイクルに出されたのであろう……

 

いや、知ってるよ。コンビニにも紙袋はある。お願いすればくれるはずだ。

でも、コーヒー2つとか、スイーツ2つとか、ちゃんと大義名分が欲しい……ああ、自分が店員の時はそんなに全然気にしないのに。

 

そんなバカなことを考えていて、ふと

「紙袋、新聞紙で作ればいいじゃん」

と思いついた。

適当に作れば袋になるかと思ったが、こういう工作が久しぶりなので、勘を取り戻すまでに醜いやつを2つほど作ってしまった。

あ。なんか、これ、楽しい。

楽しくなって5つほど一気に作った。

新聞紙でなくフリーペーパーで作ったがちょっと強度がこころもとない。県民共済のチラシが丈夫で良かった。

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目分量でぴしっと折って、のりしろもうまく作れて、マチもきちんと角を出せる。

小さな成功体験を積み重ねていくような気持ちが嬉しかった。

ただの紙袋を自分で作るだけなのに。

 

ふははは!!

今後はどんなに大量にメディアテークに紙袋が吊られようとも羨ましくないぞ!

三越で買い物する機会がなくても。箱に入ったお菓子を買う機会がなくても。ヨドバシででかい家電を買わなくても!

私は自前で紙袋が作れるのだ!素晴らしいことに気づいた!

 

……とはいえ、もし、ご家庭で捨てるだけになってる紙袋があったら、ください。A4は入るサイズでよろしくお願いします。