仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

ピープルウェアーヤル気こそプロジェクト成功の鍵ー

トム・デマルコとティモシー・リスターによる名著。やっと読み終えました。
以前「デッドライン」について読んだときは([id:monyakata:20070213:1171347032]こちらを参照)小説形式だったので早かったんですが。
人が幸せに仕事ができれば、システム開発も効率的にうまくいく。そんなの当たり前なのに、ツールや言語の方ばかり改良されていく。人間の負担は結局増えて行く。ちょっと待ってください。人は生き物で、感情もある、状況によってヤル気も変わる。オフィスの環境にも影響を受ける、そして他の人…上司や同僚の関係も無視できない。そういう影響についてちょっと考えてみませんか。
この本、一部追加がありますが、20年も前に書かれたものなんですよ。なのに、この本に書かれた内容は現状、ほとんど生かされてないと思います、少なくとも日本では。生かされていれば、こんなにもSEが鬱病になったり自殺したりしないでしょう。デスマーチが当たり前だと思っている人たちに、プロジェクトリーダーや会社などの上層の人に、是非読んでほしいです。
トム・デマルコとティモシー・リスターの一連の書籍はほんと、おもしろい。次は「ゆとりの法則」にとりかかります。