仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

群集の叡智の存在〜「みんなの意見は案外正しい」

いろんなところで話題になっていたので読んでみました。
感想を一言で言うなら。
「読みづらーーーーーい!!!」
私が本嫌いで活字慣れしていないせいかと思いましたが、人並みに読書する夫もそう言いました。文面が固いし、一文が長く主語と述語を見失う。論文など多く読んでいる人なら平気かも。内容は、一本調子で事例と分析をひたすら文章で羅列する。図とかグラフが全然ないのよ〜。飽きる。辛い。でもせっかく買ったので、がんばって読みました。日数かかりました。読み終わった後も「…あれ?」って感じで。いまいち著者の主張が、がつんとこない。そういう種類の本なのでしょう。それから帯に「Web2.0がわかる!」とか書いてあるけどそれは言い過ぎではないだろうか。わかんないぞ。
これだけ話題になっていて、「群集の叡智サミット」が開かれるくらいだから、もっとわかりやすい本が出てくる(もしくは既に出ている)のでしょうね。


確かにここ数年、私もWeb上の群衆の叡智を活用する習慣がついてます。買いたいもの、行きたいお店があったらまず検索して、口コミ情報、2chのスレをチェック。読みたいと思った本はまずamazonのレビューを見て、それで買う価値があると思ったら買うし、そうでなければ図書館で借りる、または読まない。そういったネット上の意見に、本書で述べられた多様性・独立性・分散性・集約性を満たしているのは少ないかもしれないけど、意見が偏りすぎていたら「あれっ」と思ったりとか、最終的には自分の感覚とこれまでの経験で判断。