仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

弟に学ぶムカッと来ないライフハック「まぁ、なにか事情があったに違いない」

私の実家はとにかく良く喋り議論する珍しい家族。話が途切れることがなく、あれこれと続きます。新しい情報を知ったり、違う意見を聞いて自分も考えるきっかけになります。だから母や弟と喋るのはとても楽しみ。

さてそんな弟がちかごろ良くこう言います。
「まぁ、なにか事情があったに違いない」
政治、社会問題、日常の出来事いろんな話題で、「まったく、なんでこうなのかねぇ」という流れになるとすかさず、ぼそっと。
母曰く。
「最初はなんでも『まぁ何か事情があるに違いない』というのでなんだこいつはと思ったけど、不思議だね。『なにか事情があったに違いない』と思うと、気分が収まってくる」

たとえば理不尽な事件があったとか、自分では理解できないことをする人がいるとかで、「何だってこの人はこんなことするんだ!馬鹿じゃないか!」と、腹が立ってしょうがないこと、ありますよね。でも、実はその裏にどうしてもそうせざるを得なかった事情があって、それを知った途端「なぁんだ、じゃ、仕方なかったな」と怒りがおさまる経験も、あると思います。

私は最近思うのですが、怒りって自分が嫌な気分になるし疲れるし冷静な判断ができなくなるから、損するな、と。怒らなくていいことについてはあまり怒りたくないなと。常に何かに怒ったり批判している人は(その主張が正しかろうと)なんとなく怖いし好きになれませんしモテないしね。
そんなわけでつまらないことでムカッと来そうになったら「まぁ、なにか事情があったに違いない」と思うことにしました。

ネットの発達で我々は顔をあわせなくてもいろんなことが出来るようになりましたが、一方、うまく事情が伝わらなくてムカッと来ることも良く起きているように思えます。そんなとき「何か事情があったに違いない」と思ってみてはいかがでしょう。もちろん、なにも事情がないかもしれません。相手が馬鹿なだけかもしれません。が、自分が冷静になる手段としては有効です。「何か事情が…」と考えて、冷静になって、自分の思い込みに気づいて、対応してうまく解決できたこともあります。(自分も少し馬鹿だった例。)怒りって、自分も見えなくなるんですよね。無駄に怒らず自分の持っているエネルギーは有効に使いたいと思ったのでした。