仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

非常勤講師を経験して得た7つの大事なこと (5) 強制気分転換は有効だ

しつこいけど、もうすこし語ります。
(1)(2)(3)(4)の続きです。

授業はじめて一ヶ月ぐらいの頃、授業のことばかり頭について他のことを考えられず非常にストレスの強い時期があった。家事をしていても風呂に入っていても授業のことを考えた。朝起きると毎日のように「また授業の夢だった…」とつぶやいていた。全然寝た気がしなかった。
とにかく自信がなかったし、どうやっていいかわからなかったし、こんなんじゃ授業やる資格ないと不安に駆られて、授業の準備に没頭した。いくらやっても足りないと思った。
どんどん、追いつめられた気分になってきた。「明日世界が終わればいいのに」と何度も考えた。今の状態はおかしい、このままではやばい。考えすぎ。いくらそう思ったって自分ではどうしようもなかった。これはカウンセリングとか受診したほうがいいんじゃないか。でも、とにかく、一日に一時間でも、なんとかして強制的に授業のことを忘れようと思った。
その手段は…昼休みに、DVDを見ること。選んだのは「デスパレートな妻たち」。ありがたいことに、これがとても効いた。私の大好きな、奥様の恋愛、不倫、育児、仕事、夫への不満等に満ちた話で、見ている間は綺麗さっぱり授業のことを忘れられた。頭をリセットするには最適だった。毎週授業の後にツタヤに行くのが習慣になって、それが楽しみにもなった。そうしているうちに、あれほど「慣れることなんてないんじゃないか」と思えていた授業にも、慣れてきた。そして最後まで続けることができた。
授業は終わったけど、忙しい時ほど、頭を強制リセットすることを毎日のスケジュールに組み込むべきだな、と思った。私は自宅兼事務所なので仕事の合間に家事もしているが、私にとって全然気分転換にはならない。やっぱり仕事ではない以外に、ちゃんと「楽しい」ことをしないと、頭のリセットはできないと実感した。
他に、新聞に載っていて興味を持った「スジナシ」のDVDも借りて見た。これは授業だ!と思った。リアルタイムに相手の出方をさぐり、反応を見て対応を変えるという点が。すごく勉強になった。

あと2回、続きます。