仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

メディアテーク7階からの眺め

メディアテーク7階には、スタジオシアターがあるんだけど、裏手に回るとちょっとした飲食可のスペースがある(座れない、カウンターのみ)。そこからの眺めが感慨深い。
遠くには澱橋。大学病院。お金持ち向け高層マンション。
近くには、大小の建築物。古いビル、新しいビル、そして古い小さなアパート、小さな一軒家。
足元の一軒家は駐車場に囲まれ、メディアテークに日をさえぎられている。精一杯人が住んでいることを主張しているかのように、たくさんの植木鉢が並んでいる。
目を上に上げれば、ビルやマンションの最上階。最上階は、特別。オーナの自宅と思われるような、それ以下と違う作りが多い。ベランダが立派だったり。あるビルの最上階はカーブしたガラスに包まれた部屋だった。きっとすごく眺めがよかったんだろう。(メディアテークができる前は。)ああいうところに住む人は、どういう人なんだろう。いかにも勝ち組って人なんだろうか。夜景を見下ろしてシャンパン飲んだりするんだろうか。風呂がジャクジーだったりするんだろうか。それとも、ビル建てたはいいけど、生活に負われて借金まみれだったりするんだろうか。
あるビルの一階は、外にカラフルなバケツやら物やらが置いてある。そこだけ雰囲気が賑やか。窓に絵が。保育所か幼稚園かな。

そんな感じで勝手にいろいろ考える。最先端ですかっこいいでしょう、とバリバリ主張している建物の裏が、こんな風にいろんな人の生活丸見えな光景なのは、なんだか楽しいというか面白いというか。汚い、見苦しいって思う人も多いんだろうけど、私は面白いと思う。おもしろがっちゃいけないけど、いろんな人がいる光景が好き。そういうごちゃごちゃしたところの空気が、なんか、好き。俺が存在しているからこそ世の中は回っているんだぜ、と堂々と胸張っている人より、ちまちまと必死でしがみついて存在意義を探しながら生きている人のほうが親近感がわく。

似たような人が集まっていて、均質化されているほうが楽かもしれないけど、修行にはならないんだよなぁ。