金持ちは金を持っている。そして貧乏人は金を持っていない。
金は金持ちに出してもらおう。金持ちが多少金出したってやっぱり金持ちだし。
ふと、そんなことを思って、昨年12月ごろから、「よし!金持ちが何を考えているかを知ろう」と、仙台市図書館でそれっぽい本を検索し、借りたのでした。あと、話題の与沢翼の本も一冊だけ仙台市図書館にあって、順番待ちしてようやく読んだ。
えーと、何書いてあったっけ………。金持ちの様々なパターンが紹介されている。金持ちにも、たった一人でどん底から成り上がった人、それなりの起業精神を持つ家庭でなるべくしてなった人、ほんといろいろだなと思った。借りてから知ったんだけど、7つの習慣、の著者なんですね。…それなりに希望が持てそうな前向きなことが書いてあって、読んでいて気分はよかったんだけど、結局、読み終わって何日も経った今ではほとんど覚えていない。
ただ、この本を読んで変わったことがひとつ。意志の強さが大事、ってことが書いてあったように思うから、不可能だと思えることを「自分なら絶対できる」と、まったく無根拠に、たびたび、念じるようになった。
え?あなたは何を念じているのですかって?そんなん、言えるわけないじゃん。これが一番おもしろかった。日本人の主に裏社会の金が動くシーンを目の当たりにしてきた著者が、どうすれば人は金で言うこと聞かせられるのか?金を使いたくなるのか?というケースをたくさん紹介している。
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そして与沢翼。
これを読んだらあなたも秒速で稼げるようになる!って書いてたけど稼げるようにならなかった。得意なことで教材を作って、ブログを書いて……結局、時間がないとできないんだよねー。心理的な駆け引きは、「人は金で9割動く」と似ているところがあった。
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これは、なかなか、面白かった。94個の法則は長いものもあれば短い物もあり、どこからでも、ぱらって読める。「日本人には無理だべ」というのはあるけど、それでも「なるほどなぁ」と思うことも多い。
著者の会社が「封筒会社」ということで、「ええ〜?封筒でなんの商売になるの?」と思ったんだけど、たしかにこの会社の封筒を見ると魅力的でびっくりしてしまった。なんでもアイデア次第なんだなぁ。
いろいろ読んでやはり共通点があって、書き出すとすっごく当たり前なんだけど、金持ちは
- 行動する
- お金を出す
- 時間を使う
そして外国の場合は「即決」「即行動」が是とされるけど、日本人の場合は「焦らしのテクニック」が有効らしい。お金を出すにも、出させるにも、タイミングが大事。
成功するにはどうしたらいいか、っていうのはやっぱり「マメさ」が大事らしい。
たくさん行動すること。
でも、人間が一定時間にできることは限られていて(能力を高めることはできるけど)、その時間の確保は、たとえば家族なんかかかえてると全然できなかったりする。いきなり奪われるしね、時間。
時間かかることを仕事でやろうとしたら詰むよね、家族持ちって。
で、睡眠時間とか余暇を削るとどうなるでしょう。人間の健康も有限なので、壊れます。
「大好きなことなら寿命が縮んでもやりたい!やる意義がある!」という人は、一度、仕事しすぎでほとんど家庭にいなかった父親を早くに亡くした私に話をしにきたまえ。立派なことをやりとげたら、死後も家族は誇れるかどうか。そんなに世の中、理想的じゃないよ。