仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

臨時収入で充実した食生活を送ってみたら

義母が「おこづかい」とお金をくださることがある。
毎回、それはレジャー用口座に入れて家族のレジャー時に活用しているのだけど、先日、たまには「私がもらったんだから私が好きに使おうか」と思い立った。

好きにお金を使えるなら、外食費だと、即、思った。特に昼食費。
外食したい。コンビニで買って食べたい。おいしそうなお店たくさんあるから行きたい。ラーメンたべたいカレーたべたいかつどんたべたい定食食べたい弁当食べたい。
昼間は脳内の90%をそんな欲望が占めている。
それに、自分でいそいそ用意するんじゃなくて、黙ってれば食べ物が出てくる外食って楽で素敵。
よそのサラリーマンみたいに、毎日、当たり前のように、外食してみたい。

「じゃ、お金が続く限り、金に糸目をつけずに外食してみようか!」と思い立った。
家計とは別にそのおこづかいを、封筒に入れて、お昼を買った。食べた。
時には息子とともに外食もした。
あっという間にお金はなくなるだろうと思ったが、案外そうでもなかった。
家にある食材の都合上、弁当にする日もあるから、毎日ではなかったけど。

気になっていたラーメンを食べ、気になっていた新オープンのお店に行き、コンビニの弁当の気になっていたやつも食べ、以前からなじみの店に行き。デザートも買った。おやつも食べた。
そうして多少充実した楽な昼食ライフを送った後、お金がなくなったので、以前の食生活にしようと思った。
思ったのだ。
が。

大変なことに気づいた。
食べる量が、多くなっていたのだ。

従来の食事量では「物足りない」と感じるようになってしまった。
私は普通の外食では量が多くて、夕食まで胃もたれすることがある。食い気は人一倍あるから、無理矢理食べて苦しむことになる。
今回、金に糸目をつけずに食べられる嬉しさで、胃もたれしようが気にせず食べていた。
そうしているうちに胃が大きくなってしまったのか、満腹センサーが鈍くなってしまったのか。

ごはんが足りない!もう一品欲しい!
そんな気持ちが食事のたびにまとわりついた。
うーん、食べ過ぎじゃないのかなぁ。と、おもいつつ、普段の食事の量が微妙に増えた。いつもなら家族の他2名より1割ほど少ない量を食べる私が、0.5割くらいしか少なくしなかった。足りない時はお菓子に手を出した。
そしてビールも飲んだ。

その結果。
腹・腰回りがちょっともたつくようになった。
ジーンズも「すかすか」だったのが、ちょうどいいかんじになってきて…こりゃやばい。体重計に乗るとたしかに2kgほど増えている。
食費を減らそうというのに、こんなことではいけない!

そうして、今、反省しきりで食べる量を徐々に減らしているところである。
欲望のしもべになって食欲を満たしちゃだめだ。常に脳内が90%食べたい気持ちで占められていた頃に戻らなければ。そう思ってがんばっている。


臨時収入で、一番の欲望を満たすのは、だめだな、と思った。
一時的に満たされて欲望の「器」が大きくなると、そこにはいる欲望はもう小さいものでは満足できない。
たとえば、宝くじがあたってでかい家を買ったとして。その家を維持するための費用は、小さなアパートに居る時よりもっとかかる、というのにも似ている。

お金が手に入ったことがきっかけで、出費が増えることになってしまうんじゃ、駄目なんだな。
正しいお金の使い方について、改めて考えたできごとでした。