仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

自己肯定感が得られたかったら

自分がとんでもないダメ人間であるのは知っているし、ノラヤが潰れた後はどうなるのかさっぱりわからないし、先が見えない、金ない、時間ない、若さもない。
まぁ、落ち込みますよね。時々、キラキラしたFacebookの起業家たちや、コワーキングスペース運営者たちや、仕事ばりばり頑張っている人を見て、月収が20万以上どころか50万とか100万とか貰っている世界を見て、なぜ私はこんな状態で47歳になってしまったのだろうなぁと思う。47だよ47。
多分月収20万以上なんて一生縁がないんだろうな。

落ち込んでいるときは、ただただ、ぐだぐだとブログやらtwitterやらfbに「俺はこんなにダメだ」みたいなのを吐き散らし、楽になるどころか、それを見てさらに自己嫌悪に陥る。
わかっちゃいるけど辞められない。

そういう時に、俺ってばスゲー感をてっとりばやく得られるといいのですが、難しいですね。ただ、前向き気分になれる一陣の風がほしい。気分さえ晴れたら、多分変わる。


落ち込みを脱して前向きになろう!と思ってやりがちで効果ないのはこういうやつです。
1. 身内、まわりの人、恋人になぐさめてもらう、はげましてもらう
知り合いは駄目です、こっちが申し訳なくなるし、落ち込んでいる姿を見るのが辛いから慰めたり励ましたりしているんだろう、結局自分のためだろう、本当は俺のことなんでどうでもいいんだ……とか思って余計嫌な気分になりがち。
2. ひたすら考える
堂々巡りするばっかりで解決策なんて生まれない。
3. ひたすら目の前のことをこなす
正解と言われますがやっぱり気分は良くないし効率が悪い。
4. 自分の好きなことをする
好きなことをしていても気分が後ろ向きだと楽しくない。
5. 自分にごほうび、自分をあまやかすと称して買い物をする、美味しいものを食べる、ぱーっと飲む
金が減るだけだし体重が増えるだけ。幸せは一瞬で去る。また依存性もあるので危険。
6. 過去の栄光にひたる
過去の自分がこんなにがんばっていたんだ、自分はまだまだ大丈夫!と思いたくても「でも今の自分がおちぶれたってことなんだ……」と余計落ち込む。

ではどうしたらいいのでしょう。私が考える脱出の仕方は大きくわけて2つ。
1. 世のため人のためにいいことをする
2. インプットに身をまかせる

1. 世のため人のためにいいことをする
駄目な自分に向き合ってなんとかしようというのが間違い、他人にいいことをしよう。

【具体例その1. 募金や寄付をする】
手続きがめんどくさいほど、やった感が出て良いです。見返りがないものほど良いです。
たまったTポイントを寄付する。
スーパーの買い物の際にレジで寄付。(バッグいりませんカードとともに、寄付のカードがあったりします)
出身大学に寄付。(東北大学は説明がPDFで申請が必要だったりしてたいへんめんどくさくて、良い
財布の小銭をコンビニの募金箱に。(これはあまりめんどくさくないのでいまいち)
こういう、誰にも「ありがとうございます」って言われない、見返りもないのにいいことをしたぞ、みたいなのはちょっと自己肯定感が生まれます。
難点は、お金がないとできないことです。逆に言えば、お金さえあればできます。


【具体例その2. 献血をする】
献血楽しいよ。献血しましょう。献血は、めんどくさい良いことなのでほんと気分良くなります。献血ルームがいいですよ。
がーって血液を採取している間は「体重が減っていく……」って感じが素敵。終わってからは休養という大義名分があるので休養ルームでのんびりできます。マッサージ椅子に座ったり雑誌読んだりお菓子食べたり飲み物飲んだり、ぼーっとテレビ見たり。たしかWifiもあったような……「けんけつちゃん」のご当地ボールペンも貰えます。
献血の難点は、年に数回しかできないことと、検査をパスしないとできないことです。その特権感がまた良いです。やったことがなくてなんか怖いと思っているなら、まー一度行ってみたらと言いたい。お金がなくてもできます。クリスマスに献血するとケーキもらえるそうです。さっき体重が減るのが気分いいとか言いましたが、こまかいこた気にしない。


2. インプットに身をまかせる
自分の中でひとつの考えがぐるぐる回っているからよろしくないので、他のことをがーっとインプットして一旦消し去りましょう。消し去った後、また元の人生に戻っても、ちょっと違うはずです。あれっと思うようないい考えが浮かんだりします。

【具体例その1. 映画や連ドラを見る】
映画はまったく違う世界のまったく違う人生に浸れる良い手段です。世界が広がる、と良く言われます。知識が増えるというメリットもあります。冷静な人ならいろいろつっこみながら見るだろうけど。つっこみながらでも、自分がぐるぐる悩んでいることは一旦薄れます。連ドラをまとめて見るのもいいです。海外とか自分から遠いところの話ほど忘れられます。

【具体例その2. 一人で旅に出る】
見知らぬ土地へ一人で行きます。個人的にはバイクがおすすめですが免許とバイクがないと行けない……大変な旅ほど考える余裕がなくていいですよ。普通の快適な乗り物だと考え事できちゃうし。移動手段が快適なら訪問先をいっぱい設定する。博物館とか美術館とか、史跡名勝とか、行きまくって、目から耳から大量にインプットする。



毎日が充実して仕事で家庭でプライベートで太陽光のように自己肯定感が得られている人は、どれぐらいいるのでしょうか。キラッキラッと白い歯を見せて大きな声で肯定的なことを語る人より、俺はもう駄目だ、と飲み屋のカウンターに突っ伏すような駄目人間のほうが、私は好感が持てます。ただ「そばにいると嫌な気分になる人」になっては駄目です。嫌な気分になる人と一緒に時間を過ごすほど、人は暇ではありません。
根拠のない自己肯定感をときどき補充して、ふわふわと楽しく生きましょう。