東北風土マラソン&フェスティバル2019でハーフ走ってきた!
3月のマラソンなのに、レポートを書くのをすっかり忘れてました。今更ですが、ちゃんと記録に残すためにも書きます!!
はじめに
…てなわけで、改めて。
今年も行ってまいりました。
東北風土マラソン&フェスティバルって何?という方へ。
このイベントは、仙台から北の方にある、宮城県登米市の長沼というところの美麗な湖畔公園を会場に、沼の周りを東北の名物を食べながら走るマラソンと、日本酒や東北のうまいものを飲んだり食べたりできるお祭りが一緒になったものです。
毎年サンプラザ中野くんさんがいらっしゃって、「ランナー」をなんどもなんども歌ってランナーを応援してくれます。なのでランナーを聞くと自動的に長沼の光景を思い出しちゃうわけですね、私は。
出発ー!
二日間にわたって開催するお祭りですがハーフマラソンは二日目なので仙台の私はシャトルバスで日帰りなのでした。3/24(日)、早朝に出発するシャトルバスに仙台駅東口から乗り込みました。(車中より、ホテルメトロポリタン仙台Eastを眺めてる)
もぞもぞと朝食を車中で食べ、あとは爆睡。
ふと車中で目が醒めると高速道路を走行中。車窓から眺める田舎の風景が…白い。雪が積もっている!嘘でしょ。窓の外は吹雪いている!3月下旬なのに!
「うわあ……吹雪の中を走るのかぁ」
ある程度の寒さは覚悟していた。なにしろこの時期のマラソンだから寒いに決まっている。去年も雨がぱらついたっけ。寒いの見越して装備もいろいろ考えてきたんだし。でもこの時の私はまだ寒さを舐めていた。
会場についてから
会場の長沼フートピア公園についたころには雪は止み、しかし当然地面はぐしゃぐしゃ。湖面を渡る風が容赦無く吹き付ける。
寒い。なにもかも寒い。
時間があるので会場をふらふらし、 着替えテントで着替えた。
そうこうしているうちにまた吹雪いてきた。
うう、なんだこの天気。
そんな中、オープニングイベントが行われ、恒例の準備体操「ランナー体操」がはじまる。爆風スランプのランナーとともに体を動かすのだ。とにかく寒いので積極的に参加した。ちょっと恥ずかしい体操なんだけどね。
会場にはこんなにテントが並んでいます。すでに販売開始しているところも。去年あまり食べなかったから、今年はがっちり食べる!走り終わったあとに狙いたい食べ物をチェック。ウエストバッグにも、小さいお財布を入れておきました。
ステージではサンプラザ中野くんさん(この呼び名でいいんでしょうか)が「ランナー」を。黙って待っていると寒いので、このライブにも積極的に参加し、ノリまくります……といっても靖幸ちゃんライブじゃないので、ちょっとはずかしい。
スタート!マラソン開始!
やがてスタートしました。
寒い。
ちなみに今年の仮装のテーマは「キャラクター」だそうです。
がっちり仮装している人、けっこういて、そういう人ほど速い。
寿司ネタの仮装をしている50〜60代のグループの後ろを走ってたんだけど、この方々もしっかり速くて、ぼーっとしてるとどんどん置いてかれてしまう。すごいなぁ。マラソンしてると、お手本にしたい人生の先輩にたくさん出会える。
コース沿いでは並んで応援している地元の人、デイサービスの人、がんばれーって声かけてくれて嬉しいです。牛もいましたねぇ。
実は10キロくらいから、左膝の内部が痛くなって、違和感が続いてた。正直、これまでレース中トラブルがなかったのでて、かなり焦った。「ええ……このまま痛みが続いたらリタイア…?」と不安がよぎったけど、ちょっとペースを落としつつ、フォームを意識して走り続けたら、なんとか復活した。というか多分、痛みに慣れた。
ちょっとぐっときちゃったのは、三陸の漁師さんの大漁旗がずらーっと並んでいたところ。これは去年はなかった。壮観でしたねぇ。しかも風が強いのでバタバタ倒れてスタッフの人たちががんばって直してた。
去年は前半でトイレに行ったらすごい並んでて時間ロスしてしまったんで、今年はなるべく我慢した。後半で全然並んでないところでトイレ入ることができました。寒いし水は飲むし、ハーフ以上になるとトイレ戦略も大事になってくるんすね。
たしかこれ↓トイレのあとに撮った写真。
吹雪いたかと思うと、時々こんな風に綺麗に晴れたりしたんですよ。でも基本ずっと風が強くて、寒かった。晴れると微かにあったかい程度。
エイドのうまいもの
写真は全然撮ってなかったのですが、エイドでは東北のいろんなものをいただきました。
りんご、桃のピクルス、さんまの缶詰、ソーセージ、はっと汁、玉こんにゃく、チーズケーキ…
今年も一番印象に残ったのは「はっと汁」「チーズケーキ」でした。特に登米名物のはっと汁!!!最高です。運動して汗かいた後のうまみたっぷりの汁物ってすっごくうまく感じる。松島のかき汁もそうだし。今年は一段と寒いので、あつあつのはっと汁は全身にしみわたりました。
そういえばボランティアで参加していた木村さんにエイドであってご挨拶しました。ボランティアの方も大変だったんじゃないでしょうか。ランナーは走ってるからいいけど、基本止まっているボランティアさんはかなり寒かったはず。お疲れ様です!ありがとうございます!
完走しました
そんなこんなで、なんとか完走。いつも思うんですけどゴールまであと少しって知ってからがすごく長い。でも、完走できてよかった!
タイムはトイレの選択がよかったのか、去年よりずっと早かった。
完走賞を手渡してもらいました。はっと汁、おにぎり、日本酒試飲チケット、いろいろお土産。他の人とおなじように、ゴールちかくの芝生で座りこんでおにぎりをぱくぱく食べてたら、目の前で痴話喧嘩が繰り広げられていました。あまりに激しく叩いたり(女性が男性を)追いかけたり(男性が女性を)していたので、気にしないふりをしつつ、つい目の端で追ってしまった…
さて、汗をかいた体が冷えていきます。早く温泉に行かねば。その前に、去年の反省を生かして屋台でしっかり食べることに。
焼きそばと「海鮮はっと」をいただきました。
はっと汁は、最初一番人気のお店を狙ったのだけど、(途中のエイドでも出していたところですね)並んでいる時に私の数人前で風でコンロの火が消えてしまい、復旧に手間取っていたので、断念して別のお店の海鮮はっとにしたのでした。変わり種ですがアサリがたくさん入っていて肝臓に良さそうでした。コンロの火が消えるだけでなく、テントやノボリ、商品名を書いた札などが飛ばされそうになり、お店の人たちはみんな大変そうでした。
ヴィーナスの湯はいいぞ
食べたので温泉へ…荷物を受け取り、シャトルバス乗り場に行こうとして、気づきました。
腕時計が止まっている。
慌ててスマホと見比べて…もう最初のバス、行っちゃったじゃん!!!
仕方がないので一旦テントで着替えて、またちょっと歩き回って時間潰して、シャトルバス乗り場には早めに行って。でも体がどんどん冷えて行ってガクガク震えてきて本当に辛かった!
冷え切った体がいっきにゆるみ、温まります。
ここ、温泉の名前がちょっと変わってるけど、泉質がすごくいいですよ。塩化物泉らしく、お湯がすこししょっぱい。あたたまりの湯です。
去年も思ったんですけど、キャンプしてここ入りたいですねぇ……
仙台でビール
シャトルバスで戻ったあとは、試飲チケットを2枚だけ使いました。去年はビールも飲んだけど、今年は我慢。
なぜなら、仙台に戻ってからクラフトビアマーケットのうしとらブルワリーのイベントに行くんだもん!
で、仙台までシャトルバスで戻りました。車中はもちろん爆睡。事前に聞いていた到着予定時刻よりかなり早く着いたので、一旦家に帰って着替えてから飲みにでかけたのでした。
仙台駅から自宅までは自転車。こいでいると、走っている時痛かった左膝がまた痛み始めた!やっぱり痛めていたようだ。帰宅して速攻痛み止めの湿布を貼った。痛いのはその日だけだったが、走る前には膝を中心としたストレッチもしなければ。
友人の大'さんを引っ張り出してうしとらを全種類制覇しようと楽しく飲んだ。
偶然にも隣のテーブルの方も東北風土マラソンで走った人だった。この方はフルマラソン。フルマラソンって長沼の周囲を2周です。すごいなぁ。わたしハーフがやっとなのに、フルマラソンってどういう世界なんだろう。あこがれます。
これ、めちゃくちゃ美味しかった「うずらのファルシー」。この日限定メニューです。
ショックなことがひとつあった。
私の冬のランニングを支えてきた、ニットの帽子とネックウォーマーをどこかに忘れてきてしまったのだった。旅行代理店さん、シャトルバス会社や現地警察署などさんざん問い合わせたがなかった。多分、バスの座席の下に落としちゃったんだと思うんだよなぁ……
帽子はイオンで激安いのを買ってきたのでそんなに惜しくはないが、モンベルのポーラテックのネックウォーマーは使い心地も良くてレース中も首に巻いて私を寒さから守ってくれていた。10年以上使い続け冬には欠かせないものだったので、がっかりだ。でも無くしたものは仕方がない…
次は遠野じんぎすかんマラソン。ハーフにエントリーした。無事完走して、去年のようにまたおいしいビールが飲めたらいいな。