仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな47歳、高校生男子の母。

年収150万円の本を二冊

低所得関係の本レビュー。
あ、「貧乏本」ってジャンル名はどうでしょうか?
びんぼうぼん。

びんぼうぼん、びんぼうぼん、びんぼんばんぼん、ぼぼんぼん♪……って、ちょっと楽しい気分になりませんか?
(ならない)


一冊目。
ブロガー、イケダハヤトさんの本。買いました。

年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)

年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)

縦書で150って書いてるのが美しくねーなと思うのですが、そのへんの「美しくないとかいう感覚を打破する新しさ」も狙っているのかも。
イケダハヤトさんは、中島義道先生とか内田樹さんとか私と趣味が似ていて、面白いことも書かれているので、そのブログやtweetは追っていました。特に最近はお子さんが生まれたそうで。ブログだけで収入を得て、育児を楽しんでいきたいとのこと。お父さんが積極的に育児に関わるのは素晴らしいことです!応援する意味でも、買いました。
でも……ちょっと期待はずれだったかなぁ。一回読んで、おしまい。
稼げないフリーランスを7年もやって、今までいろいろな貧乏本をさんっざん読んできた私にとっては、心構えとか、考え方とか、「うん、それ、もうわかってる」というのが多くて。
そして残念ながらイケダさん自身が年収150万円で生きてない。イケダさん自身「今は稼ぎすぎだから減らすよ」っておっしゃってるけど、やっぱそれって、リアル貧乏人には「なんだそりゃくっそー」って思えちゃうわけですよ。ブログやtweetで敢えて反感買うような発言して嫌われたがって、著書でも多分それを意識して、それで稼ぎすぎを防ぐようにしてると思うので、「くっそー」も、イケダさんの思う壺なんだろう。
でもやっぱり、ブログであれだけ稼げるなんて、凄いと思う。すいすいと読ませて面白い文章を書ける能力は、私も欲しい。私も文章書くのは好きだし、すいすい書いてる方だと思うけど、波があって、乗らないと全然書けない。それに、とてもじゃないけどイケダさんみたいに一日10本とか書けない。書きたいことは山ほどあるんだけどね。
そんなわけで、私は、もっと貧乏人ニーズに合った内容を、このブログですいすい書けるように訓練していきたいと思います。最近のイケダさんのtweetにもあったけど、まずガンガン書いて行かないと、力はつかないしね。


二冊目。
この本も図書館でずいぶん予約がたくさん入っていて、待ちました*1
前に借りた「年収150万円一家」の続編?と思ったらそうでもなかった。コハルちゃんが15歳になったのかと思ったら。

年収150万円一家 節約生活15年め

年収150万円一家 節約生活15年め

ただ、前の本で書かれていない著者の背景がちらっと、分かった。
著者は、生まれてから結婚して実家を出るまで銭湯通いだったそうだ。しかも、トイレは共同のぽっとん式だったそうだ。これ、実は生家も貧乏だったということじゃないか?生まれ年は私と同じだし。
違いは、関西か、東北か。
関西とか、南の方って、けっこう貧乏人が許される……というか、居て当たり前の雰囲気があるのかな、もしかして。銭湯多いし、日雇いの人も多いし。サイバラさんの本読んだ時も思ったけど。そのへん、南の方に住んでいる人の特性なのだろうか。東北だったら曇り空を仰いで「もう俺はだめだ」と呟く人も、堂々と生きていそうなかんじ。


日本人ってみんな平等と勘違いしてしまいがちだけど、生まれついての様々な環境による考え方の違いは、大人になって「ああ、そういうことか」と、ことあるごとに実感する。いわゆる「育ちの違い」。
清潔感のあたりに、特に違いが出てくる。
著者がトイレの流し方を批判された点について「みんなとっぽん便所(汲取式)を知らないからでは?」と書いていたけど、違うのよぉ、そうじゃないのよー。汚物が遥か下に降下するのと、いまそこにあるのとは、違うのよぉー。そしてずらずらとトイレ特集もあったけど、これも「駄目な人は駄目」だよね。お金持ちでお品がいい人にはそんなものを本に並べる時点で理解できないと思う。私も平均よりは清潔感こだわらないほうだと思うけど(弟はそうではないので「育ち」はいい筈だw)、バスタオルを家族3人で共有するというところは、ちょっとできないと思ったな。キャンプ中なら、ありかな。そういえば10歳くらいの頃「他の人がおしりを拭いたバスタオルで顔を拭くのは是か非か?」と、家族で揉めたことがあったっけ……

当然のことながら、清潔感に対する感度は、鈍ければ鈍いほど、貧乏暮らしは楽になる。
これからは、清潔感に対する感度を程々に下げつつ、汚らしく見せないように貧乏するというのが、我々の目指すところではないでしょうか。
たとえば、私はつぎあてをかっこ良くするっていうのに時折情熱を注いで、息子や自分の穴あきズボンを再生させるわけです。ナリワイの伊藤洋志さんも、上着をつぎあてして着ていた。あれもベースとなる服さえしっかりしてれば、そして着る人がかっこよければ!充分ありだと思う。
イケダハヤトさんもイケメンだし。
かっこ良く貧乏。うむ。

*1:思ったんですが、被災地の図書館に本を寄付したいと思ったら、妙な自己啓発書じゃなくって、貧乏本の方が圧倒的に需要があるようですから、ぜひよろしくお願いしますお。