やっぱりいろんな人と接するべきだと思う
年末年始の衝撃。
弟に、布でものを包むのを頼んだら、やり方を知らなかったのだ。
あの、つまり。風呂敷みたいなでかい、正方形の布のセンターに物を置いて、布の対角線上にあるそれぞれの角を持ち上げて物の上部で結ぶ…ううんと、文章で説明するとむずかしい、お弁当とか布できゅっと結んで包む、あれですよ。
弟は対角線じゃなく、隣あう角どうしを結ぼうとした。
50年生きてて、やったことないの!?と聞くと、「ない」と。
いやちょっとまて、これができない人がいるのか。そんなばかな。と思ったが、たしかに人生において必須の技術ではない。
もうひとつ、母がむせたか何かして咳き込んだ。
すると弟が「大丈夫か、横になれ」と言う。
「いやいや、咳が出ているときは寝るより体起こしたほうがいいでしょう」と私と母が同時に言う。これ常識でしょう。というと弟は首をかしげて
「あなたたちはいつそういう知識をインプットするのだね」
母は看護師だけど、私は…ん?いつだっけ。
常識だろうそんなの?と思ってしまうことが、ただの一部の思い込みであることが往々にしてよくある。
そういえば小売業に勤めはじめた頃、私も「常識でしょう?なにやってるの?」と同僚にいっぱいおこられて、泣きそうになりながら「知らんがな」と倉庫で毒づいていたっけ。
いろんなひとと接して、「常識でしょう?」がぶっ壊れていく体験をもっとしていったほうがいいと思う。