仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな47歳、高校生男子の母。

トイレ水道が凍結した後手洗いから水が出なくなった話

そういえばこの冬には貴重な体験したので来年のためにも書いておく。今年の冬は特別寒かったので仙台では多くのところで水道管の凍結トラブルが発生した。

我が家(築50年の借家)も例外ではなく、北側の壁の外に露出しているトイレの水道管が凍ってしまった。タンクに水が流れてこない。

 

凍結した日は対応できず、トイレは風呂から水を汲んできて流していた。北側で日も当たらない壁なので昼間になっても回復しない。

翌日、まずは自力で解決方法をさぐった。意外にも仙台市水道局のサイトが親切であった。

寒くなったら水道管の凍結にご注意ください - 仙台市水道局

もしも凍結してしまったときは…
立ち上がり管の場合
防寒水栓柱(ビニール製)の外ぶたとその中の白い中ぶた(発泡スチロール製)をはずし、水道管に直接お湯※をかけてください。

※注意:熱湯をかけると水道管や蛇口を破損する恐れがあります。

 熱湯はだめ、当然だよね。

また、サイトは忘れたがタオル等を巻くと良いという情報もあった。そのほうが長時間お湯が留まるしね。

そこでやかんでお湯をわかし、防寒水栓柱のふたをはずし、さらに外側にタオルを巻き、中と外と両方、チョロチョロお湯をかけた。4回ほどやかんが空になった時、ようやく凍結から回復し、トイレの水が流れるようになった。

やった!心底ほっとした。

これで無事普通にトイレを使用できるようになった。と、思ったら、上の手洗い部分から水が出ない。

トイレのタンクに注ぐ水を上から出して、手洗い用の水にしている、そういうタイプのトイレなのだ。安アパートによくあるタイプ。

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トイレを出て別なところで手を洗えばいいんだが、うちは洗面所がなく、風呂に洗面台があるので、風呂に行くしかない。面倒っちゃ面倒だ。

またもネットで情報を探してみる。フィルターを掃除すればいいらしいが……、タンクの蓋をあけてじっくり見ても、どうしても同じ構造の例が見つからない。型名で検索すると部品は出てくるが、いったいどこにフィルターがあるのか。そしてこれは直せるのか。

 

私も暇じゃないので、しろうとが無駄に時間をつぶすより、プロにお願いしようと思った。

借家なのでトラブルはまず大家さん。大家さんご夫婦は同じ敷地内に住んでいる。敷地内にいくつか借家を持っていて奥さんが管理していることになっていた。電話をかけた。

「トイレの手洗いの水が流れなくなったのですが」

「手洗い?」

「……先日、寒かった時に凍結しまして」

「あらーっ」

大家さんが派手に驚くので慌てて、

「でも、対処方法を調べて、外の立ち上がり部分が凍結していたらしいので、お湯をかけて」

「熱湯はだめよっ!!」

いきなり遮られた。

「いえ、熱湯がダメなのはわかってますので、それより低い温度で……」

水道局のホームページを見て、これこれこういう手順でやりまして、と説明。それでトイレ自体は復旧したが手洗いの水だけが出ないので、みていただけたら、とお願いした。

「あらー、そういうのは、私なんかよりも、おたくの旦那さんのほうがわかるんじゃないかしら」

えっ、いやその。なにかあったら、まず大家さんが確認して、その上で業者さんに依頼するもんだと思ったので連絡したんだけど。私はずっと賃貸に住んでいるがこんなことを言う大家さんははじめてだった。それに夫は別に水道業者じゃないし単身赴任中だよ。

「熱湯はねぇ、ダメなのよ」

「いえ、熱湯はかけていません。修理の業者さんにお願いしたいのですが」

なんども熱湯をかけたと繰りかえすのでなんども説明した。心配になってきた。しかし、どうやら業者さんを呼んでくれることになった。

私の不在時に大家さん立会いのもと業者さんに見てもらい、なおったということだった。しかしやっぱり手洗いの水が出ない。どうもうまく話が伝わっていないようだ。

「えっ直っていない?だって、修理したって聞いたわよ」

「ですから、手洗いの部分が……」

こりゃ私がいないとダメだ。

その時にまた大家さんが電話で

「あの、水道業者さんにね、無理にお湯をかけたと、だから部品が変形したんじゃないかって」

などと言うので「無理にお湯はかけていません!!」と、キレそうになった。なんなんだもう。

今度の修理は私も立ち会った。業者さんは交換部品を持って来てくれた。

話を聞くと、私が室内のトイレの部品に無理にお湯をかけたことになっていたらしい。

「中にはかけてないです!熱湯もかけてないです!外だけです。中にかけたら、室内びしょびしょになっちゃうじゃないですか」

と言うと「んだよねぇ」と業者さんも苦笑い。

大家さんも来て立会いながら、まず立ち上がり部分の水道管を分解しはじめた。

 

水道管を切ると、中に錆が詰まっていた。業者さんが細い棒をごしごしと通すと赤茶色い水がどばっと出た。

「これは(水道管が)古いんだ。今のはこんな錆はできないようになっているんだ」

中の錆を綺麗にすると、水の勢いが変わった。ここの勢いが弱いと手洗いまで水がこないそうだ。なるほど、錆で内部が狭くなっているから、余計凍りやすいわけだ。

しかしそれを新しい水道管にするというのは大掛かりな工事が必要で難しいのだろう。業者さんは元どおり水道管を組み直し、凍結防止ヒータをつけてくれた。

しかし、そのあとも手洗いから水が流れなかった。

そこでトイレの部品の方を新しいものと交換した。やっと流れるようになった。

「こっちも古くなっていた」と、業者さん。

「あらー、でもそんなに古くないはずよ」と、大家さん。

「いや、もっと経っているね。I社は種類が多くて、壊れてもその部分だけ修理もできない。だからまるごと交換するしかないんだ。T社はそんなことないんだけどね」

そうなのか。今後別の家に住むなら、T社を使っているかどうかチェックしてみようと思った。

さらにそのあと、ウォッシュレットも水がでないことが判明したのだが、これも詰まっていたとのことで、こちらはすぐ直してくれた。

結局、うちのような古い借家の宿命で、水道管に赤錆が生じていると凍結、その後の解凍をきっかけにそれが流れ出し、フィルターに詰まってしまうということだ。肺塞栓と同じだね。

無事普通に使えるようになったトイレ、改めて当たり前にトイレで手が洗える幸せを感じた。

赤錆はいやだが、仕方がない。まぁ借家であるおかげで、大家さんがこうして修理してくれるわけだし。

 

夕食時、私が経緯を説明すると、息子はうなずきながら、

「生活のインフラに、お金を惜しんだらだめなんだよ」

と言った。

そのとおりだ。なにかとケチってしまう我が身を反省した。

 

仙台で「水抜き」が必要になったことはなかったんだけど、次の冬からは、ちゃんと天気予報を見て外の水栓を閉めて「水抜き」を行う必要があると思った。

露出しているトイレの水道には凍結防止が施されたとはいえ、他の部分も凍るかもしれない。