仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな48歳、高校生男子の母。

ゆらゆら・キラキラ・ひらひら

私は女性らしいファッションが苦手だ。必要に迫られそういう格好をしても居心地の悪さを感じる。ボロボロのジーンズとTシャツが一番ほっとする。

しかし、時々「ぱあーっ」となって、女らしいファッション、女らしいアイテムに熱をあげてしまうことがある。

 

少し前、私のブログのポストが元で、とある大新聞に取材をしていただいた。

その時、ネットミーティングをしたのだが、カメラ越しに見えた担当の記者さんが、すごく素敵なイヤリング(ピアスかもしれない)をしていたのだ。

話すたび、うなずくたび、縦に繋がったリングのパーツがキラキラと揺れ、光を反射した。

はああっ!素敵。

欲しい。私も、あんなかんじに、ゆらゆらキラキラしたい。

大新聞の記者の方だから、多分高価なものだろう。でも、似たようなものがあるかも。しばらく「ぱあーっ」となって、ネットで検索した。なかなか似たようなのはない。ああ、見つからないと余計に欲望が募る。

「待て、落ち着け」

と、心の中で冷静な声がする。

「あのね、あのようなピアスはバリバリ働いていてパリッとスーツも着こなすワーキングウーマンだから似合うんであってね。あなた、ろくに働いてないし、バイトはピアス禁止だし、外出するときもバイクだからピアスできないし、Tシャツと破けたジーンズで、いつキラキラしたやつつけるの」

しかし、しばらく日をおいても熱は冷めやらず。結局、仙台駅のS-PALで、輪っかがゆらゆらするピアスを買った。その記者さんのはリングがいっぱいついていたけど、これは2つしかついてない、でも充分だ。1000円ちょいしかしないし。

不思議だ。今までの自分だったら、決して選ばないデザインだ。こういうのも面白いな、と、気に入っている。せめて破けていないジーンズの時に、バイクでなく歩く時に、たまーに、つけている。

人に影響されて新しい世界が広がるのは楽しいことだ。

金が減ったし、そのピアスをつけたからといってバリバリ働けるわけでもない。相変わらずだ。

 

最近、なんとなく見つけた、「青葉家のテーブル」という動画。


『青葉家のテーブル』第1話:トモダチのつくりかた【主演・西田尚美】「北欧、暮らしの道具店」オリジナル短編ドラマ

 

これ、短めのお話なので一気に全話見てしまった。ちょっと変わったひとたちが集まって、素敵なインテリアとファッションと食べ物に包まれて暮らしている。日々ちょっとした騒動が起こるけど、穏やかに終わって後味が凄くいい。

休日の締めに、のんびりした気持ちになりたいときに、ぴったりだ。

多分「北欧、暮らしの道具店」の商品がこういうインテリアでファッションなんだろう。

私はあんまり北欧系は好きじゃないんだけど、これに出てくる西田尚美さんの着ている服が、素敵で、ちょっと「ぱあーっ」となってしまった。4話で彼女が服の仕事をしていることがわかるので、素敵なのは当たり前なのだが。

綺麗なのだ。ゆるゆる、ふわふわ、ひらひらしているのだ。

首元の空き具合。ギャザーの入りぐあい。薄くてひらりとした天然素材。体にぴったりせずふわっとなってるのとか。柄も色合いも綺麗。太陽光が似合いそう。

しかし、しかしだ。「欲しい」モードになる前に思いとどまった。

私はかつてそういうものを買っていたことがあるんだ。カタログかなんかでいいなと思って通販で書いまくった。

似合わないんだよねー、ああいうの。鏡を見るとなんだか情けなくなってくるのだ。華のある人が着るといいけど、寂しい地味顔には似合わないんだ。

そして、寒い。あの薄くて木綿だの麻だのやさしい系の素材で、首がすかすか、ひらひらした空気を孕むデザインは、寒い。体が心もとなく感じて、ダメ。着たとしても上になにかを羽織らずにはいられない。せっかくのデザインがだいなしだ。

(その上、肩がこるので保温のためのストール・スカーフなど首に巻くやつがダメなのだわたしは)

わたしは、寒がりだ。くるぶしのあいた丈のパンツははけない。素材がふわっとあったかく体をあっためてくれるものしか着れない。

その結果、ニットか、ネルシャツ(しかもチェック)ばかりになる。

かつて買ったひらひらの服は全部リサイクルショップ行きになった。

 

いいなあ、と思って、手に入れて、良かったものもあれば失敗したものもある。

いろいろ学習したし、できれば無駄遣いはしたくないものだ。

が、「ぱぁーっ」は、ときどきやってくるのだろう。目を塞いで生きているわけでないから。