仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

酒日記2/23

  • 飲んだ店:たら福  18:00-21:00
    • 飲んだ酒
      • ビール中 2杯
      • 19:15 萩の鶴
        • ビール2杯めからお水頼めばよかったなー
    • 料理
      • お通し:巨大なふろふき大根
      • たら菊酢
      • 金華鯖
      • 卵焼き
      • 他にもいろいろ
    • ひとり3000円
  • 移動
    • なんとなく気分が不完全燃焼だったのですぐ帰る気がせず歩く
    • 気になっていた定禅寺通り地ビールの店に向かった。しかし店内の様子を見て、どうしても気が進まず、行き慣れた店へ……
  • 飲んだ店:麦酒食堂 3F-22 21:30-22:45
    • 飲んだ酒
      • グローシュ・プレミアム・ヴァイツェン 250ml 880
      • ブリュードック・パンク・IPA  330ml 880
        • すっごく、おいしい…
      • お水も頼みました
    • 食べたもの
      • Einbergのソーセージ(2本)
      • 安定のおいしさ。肉を摂取してなかったので肉分が欲しくて
    • 会計29??円 忘れた、3000円しなかった
    • お知り合いがいた ^^;;
  • 徒歩で帰宅
  • 自宅 23:15
    • 自宅にアイスがあると帰宅時余計な物を買わなくて良い
  • 帰宅後の行動
    • 寒さと酔いでストーブの前でしばらく動けず。それで30分くらい費やしてた?
    • アイス食べる
    • 水2杯、ブドウ糖、ビタミンC
    • 化粧落として顔だけ洗い歯磨きして寝た。多分1時ぐらい
    • 時間は不明だが喉が渇いて起き、水2杯追加
  • 酔い具合
    • 酔いすぎ
    • 交通機関が終わったので酔いに任せて歩いたが、余計回ったかも。一歩間違えると去年の惨劇を再現していた。あぶない。
  • 体調
    • めっちゃ喉乾いて3時ごろ目覚める
    • ちょっと飲みすぎ
    • 軽い頭痛もあり
  • 便通
    • 飲みすぎ恒例でこれだけは良
  • 感想
    • 愚痴とか批判をネタにして飲むのって楽しいかどうかっちゅーと、場合による
    • たら福のお通しの巨大ふろふき大根すごくうまかった。味噌になにかくるみっぽい味があった
    • 萩の鶴は、こたつ猫かと思ったが違った。じゃぁやめますとも言えず頼んだ
      • こういう物を言えない性格が、よくない
      • 日本酒はきつい年齢になってきていることを実感
    • ブリュードック・パンク・IPAがうますぎて今すぐまた飲みたいぐらいだ
    • でもやっぱり飲むのは一軒だけにしといたほうがいいかもしれない

たら福の料理

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麦酒食堂 3F-22
グローシュ・プレミアム・ヴァイツェン

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「美しい距離」山崎ナオコーラ

死ぬとわかったら私はどうするだろう。

やっぱり入院しながらも、こんなブログで情報発信しつつ、ツーリングマップルを見ながら温泉キャンプしたいとわくわくしているだろう。乗れなくても、なんとかバイクのそばまで連れてってもらって、エンジンだけかけて音に浸りたい。

それを考えると息子には早く免許をとってもらわなければ。

あと可能ならいろんなビールを飲みたいなぁ。

 

死んだら、火葬のとき、やっぱりライダースジャケットを着せてほしい。あとバイト先の制服を一着お棺に入れてほしいな。

 

山崎ナオコーラの本は、淡々とした人の日々に寄り添っている感じが好きだ。

起きることは、書こうと思えばドラマティックになるのに。 

美しい距離

美しい距離

 

 40過ぎの主人公が、スキップして駅をゆく。向かうのは病院だ。入院しているのは、妻。

病名は明確に書かれていないが、どんどん痩せて抗がん剤を使ってやがて死に至る病

まだ40代前半なのに。サンドイッチ屋を一人できりもりして、充実して仕事をしていたのに。優しい夫と両親がいて、店の取引先にも恵まれ、お店のファンもついて。なにも悪いことしてないのに、死は人に、平等に降って来る避けようのないものだ。

 

死ってのは日常だよな、と私は常々思っている。何人か身内や友人たちが死んだのを見て、いつも私はほとんど悲しくならないし涙も出ない。

自ら動いていた生物としての人のステイタスが変わって物体になる。ドラマだの漫画だのの、かっこいい死に際は非常に違和感がある。

なのに、人は、なにかそこにドラマを期待して、悲しそうに泣いて。

 

妻は、死に向かっていることがわかってからも、ふつうに生きる。

取引先の人や常連客の見舞いがあって、仕事の話になるととても喜ぶ。サンドイッチの新作を提案されたら前向きに考える。多分妻は、仕事の話をしている時がいちばん、生きている。だから、見舞い客の持って来たサンドイッチの材料となるパンを、野菜を、ゆっくりかみしめる。その描写がとてもおいしそうなのだ。病院食もあまり食べられない状態で。

妻が食べる描写と、常連さんとのやりとりを読んで、食べたくて仕方がなくなり、『パンばさみ』のようなサンドイッチ屋さんがあったらなぁ、と思った。

妻の母は戸惑う。こんな時に仕事のことなんて話したら辛いのでは、と。夫もすこしはそういう気持ちがあったろう。

残り少ない日々は家族とのんびり、好きなことを。世間一般にはそんなことを言われるが、妻にとっては仕事のことを考えることが一番生きることなのだ。

私だったらどうだろう。仕事いろいろしてるけど、そんなに好きじゃないし生きることと直結してるとは思えない。不幸にもそこまで思える仕事に出会っていない。まぁできれば死ぬまでに、ずっと考え続けたい仕事に出会いたいものだ。

 

妻はどんどん死に向かう。

見舞いにくる親戚が目の前でボロボロ泣く。見舞い客も泣く。夫は戸惑う。妻がかわいそうな存在と見られることに。妻は日常をいっぽいっぽ生きているだけなのに。

痩せていき、不自由が増えていき、そしてなんの前触れもなく夫の前で妻はふっと亡くなる。

押し寄せてくるもろもろの手続き、しきたり、行事。

 

最後まで読んで、気づく。主人公の夫婦をはじめ、主要登場人物の名前が一切出て来ない。屋号や会社名は出てくるけど。

へぇ、こういうの可能なんだ。面白い。

 

読み終えて、私の思う死に近かったなぁと。

よく、死ぬとき後悔しないように、〇〇しなきゃ、と言う人がいる。起業家とか立派な人に多い。でも死ぬとわかったら後悔もなんもなく、当たり前に日常を生きるだけだと思う。

死、という文字を掲げてがんばれるほど、死って特別じゃないだろうと。

 

最近、人生に余裕がないので

2月から3月にかけて、いろいろタスクが連なって、人生に余裕がない。

決して「忙しい」部類ではないだろう。だが、私は私の人生を生きているので、余裕がないと思う。

先々週、寒気でトイレが凍ったあと調子が悪くて、大家さんや業者さんとやりとりしてかなり時間が取られた。

同じ頃、左後頭部の頭痛が続いていた。ある夜、頭痛で眠れない状態になった。そんな日に限って週末なので病院行こうにも行けず。ネットで調べてどうやら偏頭痛らしいのでロキソニンを飲み、そのままやりすごし、何か別のことに集中していたりランニングしていたりするとそんなに痛くないレベルになったので、酷いときロキソニンと仲良くしながら暮らしていたら、ようやく昨日あたり痛くなくなった。こんなにロキソニン飲んだの初めてだ。

そして今週、調子が悪い石油ファンヒーター、分解したが無駄だった。

休日に知人から肉が持ち込まれひとさわぎになる。(えらい時間くわれた)

雪が積もればゆきかき。

なんかもう、ごちゃごちゃ、いろいろあって、頭の中がぐちゃぐちゃしてきた。ときどきなにも考えられずぼんやりtwitterに逃避している。こんなことしてちゃダメだというあせりばかり生じる。なにもかも投げ捨て飲みに行きたい。温泉行きたい。

やんなきゃいけないことをリストにしてみた。

  • 確定申告
  • 主婦業
  • 週3バイト
  • ハーフマラソンのための練習
  • RubyKaigiスタッフ
  • 某イベント(近日公開)の準備
  • 資格試験の勉強
  • ノラヤ
  • リモートワーク

仕事以外も入っているではないか、と怒られそうだが、私の人生におけるやらなきゃいけないことだから、仕方がない。

削ろうにも、削れないものばかりだ。

しかし、3月中にタスクの3つはなくなる。

ならば、2月3月だけ、辛いと感じるものをちょっとだけ、期間限定で減らそう。

タスクをいくつかの観点で5点評価する。

時間、精神的負担、肉体的負担、モチベーション、金銭的見返り。

  • 確定申告
    • 時間☆☆☆☆☆、精神的負担☆☆☆☆、肉体的負担☆☆、モチベーション☆☆、金銭的見返り☆☆
    • 辛いが、やらないわけにはいかない……多少還付金もあるし。
  • 主婦業
    • 時間☆☆☆☆☆、精神的負担☆☆☆☆☆、肉体的負担☆☆☆☆、モチベーション☆、金銭的見返り
    • 辛くて見返りも少ないが、やらないわけにはいかない……
  • 週3バイト
    • 時間☆☆☆☆、精神的負担☆、肉体的負担☆☆☆☆☆、モチベーション☆☆☆☆☆、金銭的見返り☆☆☆☆
    • やった分給料になるし、楽しいのでやる。
  • ハーフマラソンのためのランニング、筋トレ
    • 時間☆☆、精神的負担☆、肉体的負担☆☆☆☆☆、モチベーション☆☆☆☆☆、金銭的見返り☆
    • 時間が取られ肉体的負担大きいけど、モチベーションが高い
  • RubyKaigiスタッフ
    • 時間☆☆☆、精神的負担☆☆☆☆、肉体的負担☆☆、モチベーション☆☆、金銭的見返り☆
    • なかなか勝手がわからず、戸惑いつつもやってる。
  • 某イベント(近日公開)の準備
    • 時間☆、精神的負担☆☆☆☆☆、肉体的負担☆、モチベーション☆☆☆☆、金銭的見返り☆☆☆
    • かなりプレッシャーを感じる大変なお仕事
  • 資格試験の勉強
    • 時間☆☆☆、精神的負担☆☆☆、肉体的負担☆、モチベーション☆☆☆☆、金銭的見返り☆☆
    • 試験自体は先だが、今からセミナー受講が必要。でもやる気はあるし、受かったら時給あがるし。
  • ノラヤ
    • 時間☆☆☆☆☆、精神的負担☆☆☆☆、肉体的負担☆☆☆、モチベーション☆☆、金銭的見返り☆
    • まぁ、自分の店だし
  • リモートワーク
    • 時間☆、精神的負担☆☆、肉体的負担☆☆、モチベーション☆☆☆、金銭的見返り☆☆☆
    • ちょっと今少なめ

これらの評価から、つらさポイントを計算。ただしモチベーションと金銭的見返りは5から引いた数。

  • 確定申告:17
  • 主婦業:23
  • 週3バイト:11
  • ハーフマラソンのための練習:12
  • RubyKaigiスタッフ:16
  • 某イベント(近日公開)の準備:10
  • 資格試験の勉強:11
  • ノラヤ:19
  • リモートワーク:12

というわけで、つらさポイントの高い、主婦業とノラヤをちょっとだけ減らすことにした。まず主婦業の方は、バイトのある日の息子の弁当作りを、当分休ませてもらうことにした。このことによって金銭的負担は増えるが、弁当について頭を悩ませるのと、睡眠時間が削られるのがなくなるのは大きい。おいしい学食のある高校なので問題ない。

そして、ノラヤは朝、1時間だけ遅らせてオープンすることにした。

noraya-sendai.net

たかが1時間。だけど、この時間に本を読んだり、ゆっくり洗濯物が干せたり、コーヒーを飲んだりできる。ノラヤ出勤の途中に買い物ができる。それは精神的負担の軽減に繋がるし家事の辛さの軽減になる。

利用者さんで朝10時台に来店した人は、過去1年間で4人だけだった。だから11時からオープンで問題ないと判断した。

 

本当はこんな詳細な分析を行ったわけではなく(さっきした)、昨日ワインを飲みながら、酔っ払った頭にふっと頭に浮かんで即決したのだ。

決めたら、とたんに気分が楽になった。

そうだよ。私が倒れないようにしなきゃ。年々、弱ってきてるんだから。

たまーーのフォーマルのために、かっこいい時計が欲しい

腕時計はダイバー用、ともう何十年も決めているのだけど。

スーツとかワンピースとかスカートとか、打ち合わせとか、年に数回のために。ちゃんとしなきゃいけない機会のために。

CASIOのSHEENが欲しい。

こういう高価なものをね。

若い頃は、「買ったら活用しなきゃと思って、結果的に仕事が増えて、いい方向に行く。だから、買おう」と思っていたのですけど。

経験を積むと、買ったから活用しなきゃと思っても仕事が増えるわけではないということがわかる。

だから、欲しいなーって眺めてるだけ。買わずに。

 

腕時計がないと生きていけないので、ときどき、長いこと相棒だったビクトリノックスの腕時計を、その別れを、今でも思い出す。重くて、冬は冷たくて、でも、大好きだったなぁ。

monyakata.hatenadiary.jp

 

酒日記2/9

  • 飲んだ店:デリリウムカフェ仙台
    • RubyKaigi2018のDrinkUp会場にどうかなと思っていたので偵察。
    • 本当は昼から飲めるというので昼に行きたかったが、普通に夕方に
  • 時間 
    • 19:10〜20:30
  • 場所
    • パルコ2の裏っかわ。表から行くとすごく奥。
  • 店内
    • 店中央にカウンター、そこをぐるりとコの字にかこって空間がある。ので一見狭い
  • 飲んだもの
    • 飲み比べ3種(150mlずつ)
      • 遠野雪華
        • 遠野雪華は最近あると頼んでしまう。かなり好き
      • チョコレートスタウト
        • 季節物だし頼んでみた。まぁ黒ビール苦手なので、150mlが限界かな。
      • デリリウム・トレメンス
        • 度数が高いそうなのでちょっとびびったが、味がうまい
    • ジネビア
      • はちみつの香りがするのが驚き。おいしい。
      • 水も同時に頼んだ。これは正解。ふだん使っているグラスと同じで安心感があった。
  • 食べたもの
    • お通し:鶏胸肉のスモーク
      • ぺらっと2枚
    • 肉のグリル3種(一人用)
      • 選べる。牛、鹿、鴨にした。
      • 焼くのに30分くらいかかりますと言われた
      • 肉3種のうち鴨がいちばんおいしかった。鴨食べたい。かもかもかもかも。
    • パクチーと10種の野菜のチョップドサラダ
  • 会計 5,259円
    • 場所柄か、高いー。
  • お店を出た後
    • まだ飲み足りない気分だったが駅前からバスに乗る
    • 自宅近くで焼き鳥屋に行こうかと75%ぐらい思ったが、やめてよかった。ここでさらに飲んだら死んでた。お金もなかったし。
  • 帰宅後の行動
    • 水2、3杯
    • とっておいたSUNAOアイスを食べる
      • SUNAOアイスを常備しとくと、帰宅途中にへんなもの(ハーゲンダッツとか)買わなくていいかもしれない
    • ビオフェルミン、ビタミンCを摂取
    • 歯磨き
    • 洗顔
    • 風呂に入る(あったまるだけ)
    • 23:00ごろ寝る
  • 酔い具合
    • 風呂に入るのは危険だったかもしれない
  • 体調
    • 特に飲み過ぎということもなく翌日にも残らなかった
    • この日朝から頭痛がちょっとあったのだけど気にならなかった
  • 便通
  • 翌朝の体重
    • なんと、最近の最低体重!
      • 2軒めいかなくてよかった……
      • でも飲んだ日の体重増加って後から来るorz
  • 反省
    • 食べ物そんなに多くなかったのでよかった。ヘルシーだった。
    • 飲み過ぎなかったのでそんなに反省もなし
  • 感想
    • 最初、テーブルに案内されかけた。1人でも食事メインの人が多いということか。
    • カウンターで1人で飲んでいたのは私だけだった。場違い感。
      • クラフトマンは一人客多かったなぁ。
    • 20代〜30代ぐらいの人しかいなかった。おばさん私だけ。女性がすごく多い。
    • 1杯目がおためし3種だったので、ちびちび飲んでペースは遅めでよかった。
    • グラスがおしゃれ。クラフトマンのグラスはどっしりして「よし飲むぞ!」ってかんじなのにくらべ、こちらはおしゃれに飲む用っぽい。
    • カウンターがスタッフが待機する場所だったので常にそばで見られてる感じがちょっと。
    • DrinkUpとして立食でうらうら動くのはちょっとたいへんかなぁ

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「そのひとクチがブタのもと」(原題:Mindless Eating)

これは面白い本ですよー。でも邦題が挑発的で誤解されそうなんですよ。「このデブ!ブタ!!」って罵られているみたいで。ダイエット自己啓発本のようなイメージも持たれそう。でも、違うよ。

私を含め「体重減らしたい、でも食べたい」という食欲魔神の方はぜひご一読を。 

そのひとクチがブタのもと

そのひとクチがブタのもと

 

原題はMindless Eating、つまり無意識に食うこと……についての心理について。著者は数多くの食べ物に関する実験・調査を行い、人間がいかに無意識に食べ物を選び無意識に大量に食べ無意識に不適切な食べ方をしているか、明らかにした。純粋な研究に基づく、人間の食べる行為に関わる心理学的考察の本なのである。そしてそれを元に「ではそれを防ぐには」の対策を提案している。

どっかんと食べて太ってしまう人続出の米国の話なので、日本の食生活にあてはまらない部分もあるだろうが、

はい、大好きな食べものを思い浮かべてください。……あなたは、なぜそれが好きですか?味?量?食感?匂い?それとも、それにまつわるポジティブな思い出?

食べ物の「好き」は、純粋にその味ではなく、他の要素が理由だったりしませんか?

はい、今、チョコレートをつまみましたね。今、自販機で缶コーヒー買いましたね。なぜですか?

「おなかがすいてたまらなかった」という答えは、普通に日本で暮らしていたら出てこないはずだ。多分、おなかが空いていないのに、ちょっと食べてしまった飲んでしまった。なぜ?そこにあったから。習慣だから。つい。ふらっと。

私達は、たくさんのものを、無意識に食べている。そして自分の胃袋に入った量を把握できていない。満腹感なんて全然頼りにならない。

器に盛ってあれば、器1つ分を食べるべき量と認識してたいらげてしまう。その器が大きいか小さいか気づかない。同様に、一袋を食べてしまう。パッケージにはいった分、一度あけたら食べ続けてしまう。これ、大いに経験があり思い当たる。

ではもし器に入ったものが永遠に減らないとしたら……そこで著者らが行った実験には笑ってしまった。スープの皿に仕掛けをして、飲んでも飲んでも底から補充されるようにして人が気づくかどうか実験したのだ。果たしてほとんどの人が大量にスープを飲んでも自覚せず仕掛けにも気づかなかった。(この実験で著者は2007年にイグノーベル賞を受賞している

最近の日本では、逆に「一袋」「一食分」「一個」が減らされているようだ。物価が高くなって値段据え置きのための策。ダイエット的には嬉しいが。

低炭水化物食についての指摘も、うっ、と刺さった。日本も糖質制限流行ってるけど、糖質を避けているはずなのにデブな方々がいる。「低糖質だと安心して大量に食べてしまう」のだ。うあああ!そうなのだ!ロカボって書いてると安心して……

健康食品に対する思い込みも、本当に思い当たりすぎる。低脂肪とか低糖質とか1つのポイントがあるだけで万能だとうっかり思って安心してしまう。

あと、食品会社の陰謀だ!我々を太らせるために不健康にするためにどうのこうのだ、ってやつ。それ、単にヘルシーなやつ作っても消費者が選ばないから、売れるのを作ってるだけですから。まぁこれは日本では多少違うかも。

私達がいかにMindless Eatingしているか。しっかり理解したら、あとは自分なりに対策を取るだけです。心理ってめちゃくちゃ人間を支配します。私が心理学出身だからいうわけじゃないが。

私はとりあえず、おやつを小さなジップつき袋に入れることにしました。食べる行為を極力めんどくさく。