仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな47歳、高校生男子の母。

家族持ちが独身生活をすると退化する

フリーズする脳―思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)」に書かれていたことを実感した。
脳には基本回転数のようなものがあって、それが上がってる状態だと、いろんなことができる。で、一度基本回転数が下がると、できることも少なくなってくる。
いろんなことをマルチタスクでがんがんこなしていた人間が、ぽっと余裕のある環境に変わる。ああこれで、やりたかったあれもこれもできるぞ……と、おもいきや「あれ、自分、馬鹿になった?」というような状態になって思うようにものごとができなくなる。
普段息子と暮らしている私が、10日ほど独身生活したら、まさにそんな状態になってしまった。


息子が実家にしばらく滞在したのだ。息子は私の実家に行くのが大好きだ。うるさい母親なんていないほうが気楽だし、実家にはネコがいる。学校の長期休み中恒例の楽しみだ。

さて、私は、独身生活がスタートしたとたん、開放感を感じるのではと思っていた。
いつも、一日になんども、「もし自分が独身だったらあれもできてこれもできて、こういうこともやって」と妄想していた。家庭があるから、シングルマザー状態だから、できないと、くやしがっていた。

もしも一人だったら。
まず、夜のイベントに出られるでしょ。
飲みにいけるでしょ。
好きに外食できるでしょ。
朝活も行けるでしょ。
一人旅にも行けるでしょ。
息子のことを気にせず仕事に没頭したり好きなことしたりできるでしょ。


しかし実際は、いざ、そのフリーダムな状況に身をおかれたとたん、めんどくさくなってしまった。
せっかくひとりなんだからあれこれしないでのんびりしよう、という気持ちと、いやあれもやりたいこれもやりたい、という気持ちと。
なんだかんだと継続してやんなきゃいけないことは常にある状態で、でもそれから逃げたい気持ちもあって。
結局。

  • 1日目 スライド作成。飲みに行った。
  • 2日目 畑。小学校の用事。夕方ちょっとバイクで走り回る。スライド作成。
  • 3日目 アルバイト。スライド作成。
  • 4日目 朝、畑。スライド作成、夕方イベントで喋る。帰宅後翌日からの旅の準備。
  • 5日目 東京。コワーキングスペースめぐりの旅。
  • 6日目 同上
  • 7日目 片平堂さんオープンアワー、ガス屋さん対応、畑。
  • 8日目 アルバイト。帰宅後、畑。
  • 9日目 アルバイト。帰宅後、実家へ移動。

ありゃ、意外と、こうしてリストアップすると随分忙しく充実した日々のように見える。
でも、アルバイトの前後など、スキマ時間は、たいてい、本読んだりだらだらネット見たりtweetしたりして、なんもしなかった。
息子がいる時なら、そういう時間に家事やって息子の対応して……とやっていたのに、その時間を有意義につかうこともなかった。
いや、有意義に使おうっていう方向に頭が動かなかった。料理もすごく適当になっていた。
一人になったらこの店に行こうと思っていた店にも足がむかず。だって東京いくんだしお金ないし冷蔵庫の中の食材は使わないと悪くなるし。
だらだらしてるのが気持ちよくて、あれっもうこんな時間……と時が過ぎて、寝るのも遅くなった。
そして朝起きれなくて習慣の朝ウォーキングをさぼり、一日の始まりもしゃきっとしなかった。
なんというか、もやがかかったような、だらっとした状態だった。


だらだらするのも、もちろん素敵。
でも、なんだか、通常モードの自分と比べると馬鹿になったような気がして、ちょっと怖かった。
だらだらするのは楽しいけど、馬鹿になるのは、いやだなぁ。

今後は、だらだらするのと、てきぱきするのと、ちゃんと予定をたてて組み、過ごすべきであると感じた。いやそれってだらだらするっていわねーよ。
あれかなぁ。自分はだらけた人間だと思っていたけど、息子に鍛えられたのかもなぁ。