仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

11/4 湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソンに行ってきました

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紅葉のダム湖周辺を走れる、しかもスタートゴールが温泉、さらに大好きな飯坂温泉にも入れる!…という素晴らしいマラソンに参加しました。今回も10km。

iizaka.kilo.jp 

松島、東北風土マラソンと、大きい大会にしか出たことがなかったので、こういう小さなレースってどうなのかな、きっと至れり尽くせりなわけじゃないから自分で情報収集しておかなければと思って臨みましたが、杞憂でしたね。

早朝、福島まで移動しなきゃいけないのですが高速バスがまだない時間帯なので(お金と時間があるなら飯坂温泉に前泊したいところなんですが)、普通列車で行きました。車内には同じようにマラソンの格好の人がいて、多分お仲間です。福島駅からスタート地点までは無料シャトルバスを利用。案内の人がいて誘導してくれてすぐわかりました。

車内は満席で、近くのおじさんたちがどこの100kmに出たとか喋っていて、びびりました。名簿を見ると圧倒的に地元福島の参加者が多いんですけど、フルやハーフでは遠くからの人もそれなりにいるんですね。

会場に到着すると、暑いくらいの晴天。すごく寒いのを想定していたので、それほど厚着の必要もないとわかってほっとしました。着替えて、トイレいって、出店のテントをうろうろして(エイドで提供する予定のお菓子をフライングでもらったりしてw)、やがてスタート時間。フルの人、ハーフの人、そして10kmと、人数が少ないのであまり間をあけずに次々スタート。スタッフは地元の高校か中学の陸上部の子達ががんばってました。 

10kmはペア部門があって、ご夫婦、親子、など様々なペアも一緒に走ってました。ペア部門は手を繋いでゴールする決まりなんだそうです。目の前には、中学生くらいの男子とお母さん、70歳近いと見られるご夫婦も。微笑ましい。

で、覚悟はしていたんですけど、最初はダム湖に向かってしばらく上り。ちょっときつかったです。普段、坂で鍛えていたのでなんとか登りました。のぼったらあとはほとんど平坦でした。

余裕が出て来たので、周囲をきょろきょろしながら走りました。おお、湖だ、紅葉だ。まだちょっと色づきが薄かったけど、綺麗でした。雲ひとつない青空の下、しんとしずまりかえり、鳥の声だけが響いてるんですよー。すっごくいい気分。大きなレースだと常に周りに誰かいるけど、今回は他の人との距離が開いてると普段1人で走ってる時のような感覚でした。

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トンネルが二箇所だったかな。走ってると、ざーって水音のような音が響いてるんで不思議でした。なんだったんだろ、あの音は。トンネルの中を走るのは初めての経験で、ひんやりしていて気持ち良かったです。

 

折り返した後、エイドステーションがあって、りんごとかやきまんじゅうとか、すすめられるままにたくさんいただいてしまいました。ここでも地元の生徒さんと、おばちゃんたちが活躍。休日なのに駆り出されてうちの息子だったら「やってらんねーよ」と毒づいていそうなのに。

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そしてダムの堤体(なんつーの、水を貯めとくとこの縁?)の上を走ります。やっぱここは身を乗り出して、下を見ちゃいますねー。いやーいい景色ー。

そして、一気に下り!膝が心配になるくらい下り。

くだったら、元の地点に戻ってゴールです。ちゃんと一人一人テープを切らせてくれて、地元の生徒さんたちが参加賞のバスタオルを持ってて、かけようとバサバサ待ち構えてる。ちょうちょみたいで、ほほえましい。

記録証を発行してもらうと、今までで一番いいタイムでした。意外!景色見るために止まりながらのんびり走ったつもりだったのに。

そして、アンケートに回答するとくじを引かせてくれます。このくじがはずれがなく、地元の商品です。私はびっくりするぐらい巨大なしいたけをもらいました!

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そしてきのこ汁のサービスも。あー松島の牡蠣汁もそうだったけど、走った後の汁物ってなんておいしいんでしょう。 

 用意された椅子に座ってきのこ汁を食べていると、地元のおばちゃんグループが「走ってきたの?」「すごいわねぇ」と話しかけてくれる。

「あら、しいたけもらったのね。このマラソンはね、賞品がいいので有名なの」そうだったんだ!賞品はまったく気にしてなかったので知らなかったです。ふと周りの人を見ると、米やらりんご(箱!)やら、みんないろいろ持ってます。入賞者はさらに豪華らしいです。

きのこ汁を食べている前を、ハーフのランナーさんたちがかけていきます。おばちゃんたちがきのこ汁を食べながら「ごめんねぇ食べながらで」「がんばれぇ!」と応援して、のどかだ〜。

 一休みしたので、荷物をクロークから受け取って、目的の一つである温泉へ。参加賞に地域商品券も入っていて、それを使って入らせてもらえるんです!

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こちらの温泉は以前、ツーリングで寄ったことがありました。扇型の内湯と、石組みの小さめ露天風呂。塩をふいた全身を洗い流し、すっきりさっぱりしました。ランナーさんどうし「どちらから?」「前はどこそこのレースに出て…」なんて、おしゃべりしている。

走ったあとの温泉って、なんて気持ちいいのでしょう…そして当たり前だけど、みんなスタイルいいんですよね…私もがんばって維持したいものです。

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さて、今回は10日くらいビール断ちをして臨んだので、あとはビール。どっかでビール飲みたいのですが、シャトルバスは福島駅ではなく飯坂温泉駅までとなります。ならば鯖湖湯に入らずにはいられない!

でもその前に、昼食がまだだったので鯖湖湯近くのカフェでごはんにしました。すると同じマラソンを走ってきたらしい男性がビールを頼んでました。しまった、ここでビールが飲めるなら先に鯖湖湯に行っとくんだった…と思ったけどまぁいいや。「天然生活」のバックナンバーが置いてあるような天然系カフェだったんで、なんか違う気もしたし。

鯖湖湯はいつもと変わらず激熱でした。そしていつものように地元のおばちゃんが「熱かったらぬるくしていいのよ」と水道水を入れてくれました。共同浴場は温泉地によっては水を入れると怒られるらしいけど、鯖湖湯では全然そんなことがなく、「よそから来た人も入れる温度にしましょう」という空気なので、ありがたいです。びりびりしたお湯は休み休み何度でも入りたくなります。

湯上りは名物ラヂウム卵をお土産に買います。少量なら、一個からでも売ってくれる阿部留商店!ここでもお店のおばちゃんたちが「マラソン走ってきたの?」「すごいわねぇ」と話しかけてくれて嬉しかった。

飯坂は街全体のホスピタリティがとても素晴らしいんですよね。

あとで思い返すと、ここで一個卵買っておいて、コンビニでビール買って鯖湖湯前の休憩所で卵をつまみに飲めばよかったなと思いました。来年の目標です。

飯坂急行で福島まで移動して、ちょうどいい仙台行きの高速バスがあったので「ビールは仙台に着いてからでいいや」と乗り込んで、すぐ爆睡。

高速バスは広瀬通一番町で止まってくれるので、ありがたく近くのクラフトビアマーケットへ…松島に続いて、走ったあとはここというのが恒例になってるかもしれません。

寝起きのビールを、2杯ほど。しみる……おいしかったです。もう毎回頼んでる、鶏肉とパクチーのサラダ+追パクも。 IPAに合います。

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帰ろうとすると偶然にもお友達の@hatimaki_createさんにばったり。一瞬再会を祝してもっと飲もうかと思ったけど家に息子が待っているのでやめときました。

 

いや〜、楽しかったですねぇ。ほのぼのしてて。来年も参加しようかな。おばちゃんたちにまた来てね〜って言われたし。

 

さて、これでマラソンはしばらくないです。次は東北風土マラソン(エントリー済み)。こちらはランと食べ物と温泉とビールと日本酒の豪華セットなので、楽しみですね!

走る距離はハーフなので、長めに走れるよう一層鍛えたいと思います。