第42回松島ハーフマラソン大会の10km、今年も無事完走、温泉、ビール
去年のマラソン初挑戦から一年が経った。まだ一年とは思えない。
はじめに
今年もエントリーしました!台風25号が接近しどうなることか直前までわからなかったんでちょっとハラハラした。
実は数ヶ月にわたりモチベーションが下がり気味だった。今年は暑かったんで8月は全然走らなかった。涼しくなって走り出すと自分の遅さに悲しくなってまたモチベーションが下がった。サボってたんだからしょうがない。
しかも、マラソン当日の二週間前には実家に行って3キロ増加、少し体重落とした一週間後ソロキャンプに行ったらまた3キロ体重が増えた。ショック。キャンプでも爆食いしなかったのに。一週間ひもじい思いをしてなんとかベスト体重+1kgまで落とした。それでも体脂肪率の増えた分は戻らないまま。
太るイベントをマラソン直前に入れてしまう自分を心からバカだと思った。自分に喝を入れるためビール断ちした。5日だけ。
(無事完走したら、温泉入って、CRAFTBEER MARKETの「IPAとお肉達」イベントに行くんだ……万が一熱中症で倒れたりしたらビールどころじゃない……とにかくしっかり体調管理して完走だ……)
それだけ考えた。お気に入りのfrank & morrisの「JUST BEER FOR NOW」Tシャツを着た。今着ないでいつ着るの。
更衣室で着替えてると、どう考えても○北大学の食堂のスタッフの内部事情とおぼしき会話が聞こえてきたり、私より10歳くらい上のマダムたちが60歳で39分とかすごい話をしていたり、いろいろ面白くて刺激になる。普通に仕事して50近くなってくると、ロールモデルになりそうな人がだんだんいなくなるのだけど、それは自分の視野が狭いからであって、世界にはお手本にしたいかっこいい先輩たちがたくさんいるんだなぁ。
走るちょっと前にバナナ一本とゼリードリンクと、梅干し一個を補給した。去年は塩分不足と思われる頭痛が出たので。
去年と違って荷物預けがセルフサービスになっていて混まずに楽だった。
スタート!!
ローカルタレントのほんまちゃんのMCに元気づけられてのスタート。気温は28度。田んぼに出る前あたりに気温表示があるのだけど、目の前で「29℃」に上がり、思わず「うわっ……」と呟いてしまった。
それでも着ぐるみの人やコスプレの人もいて、平然と走っているので尊敬してしまう。
仕事なんだろうけど、走りながらビデオレポートしているKHBのアナウンサーの方もいた。すごい。
思ったより雲があり、ときおり日差しを遮ってくれたのがありがたかった。そして風もすごかった。
去年と同じく坂の上り下りがある。これが松島の特徴。折り返し以降は登りを歩く人もけっこういた。私はなんとか給水時以外は歩かずに、走り続けられた。青葉城址登りよりは、ましだし。
今年から距離表示の看板に一言ユニークな助言が添えられているのだけど「この先激坂!」とか「もうすぐ給水所」とか、見ると辛くなった……正直なくてもいいかなと思った。
完走できた
無事完走。なにはともあれ牡蠣汁へ。今年もおいしかった。写真はないです。
記録証はWeb発行なので、スマホでQRコードを読み込んで確認した。混まなくていいのは楽だけど、ネットを使えない高齢の方になにか救済措置が欲しいよな。
グループで来ていたランナーは、ゴール後待機していた仲間から缶ビールをもらっていた。そういうの、ちょっとうらやましい。
参加賞のTシャツをもらった後、ハーフのスタートを見にいった。……来年はハーフにチャレンジしようかと思うのですよ……でもやばい速そうな人ばっかりだったらやめよう、どんな人が走っているんだろうと見に行ったのだ。後ろの方はふつうっぽい人もいたので、今から1年、がんばってトレーニングしたら、走れる……かな。
ハーフは11時台にスタートで一段と気温が高くなっていた。一層体調管理が重要だなと思いつつ戻って出店をのぞいた。どーもビールの気分じゃないので焼きガキを一個食べた。救護テントでは友人の大'さんが忙しそうに働いていた。
思い起こせば、去年は直前に「鵞足炎」になったり、ゴール前3キロくらいから頭痛が出たり、トラブル抱えてたけど今年はなんともなかった。しかしふと顔に触れると、吹き出した汗が塩の結晶になってざらざらしていた。微妙に頭が痛くなってきたし、慌てて梅干し2個を食べた。
湯ノ原温泉にレンタサイクルで行った
参加賞のTシャツに着替えて、会場を後に。汗だくのままは不快だし体が冷えるので、温泉に行くと決めていた。
残念なことに、マラソン会場近くの高級温泉はこの日日帰り入浴はおやすみ。そりゃそうか。こんなこともあろうと別の案を考えてあった。松島駅海岸前のあいはら商店で自転車を借り(2時間まで500円)前から行きたかった湯ノ原温泉か芭蕉の湯に行くことにした。湯ノ原温泉は昔からあるところで、芭蕉の湯は新しい。ところがとんでもない誤算。Google Mapでは徒歩20分程度の距離と出たが、高低差を考えてなかった。温泉までほとんどが坂。すごい登りだったのだ……走った後に上り坂の自転車はつらい。三段変速の自転車でがんばり、無理な時は降りて押した。これは帰りはずっと下りということだ。結果的に楽なはず。
湯ノ原温泉と芭蕉の湯はほとんど隣接している。湯ノ原温泉の方がそそったので、そちらに。
このたたずまい。昔ながらの温泉宿の風情が素敵だ。
ひっそり静まり返っている。松島海岸はあんなに観光客で賑わっていたのに。そしてここまで自転車で来る人もいないし、松島マラソンの後ここに寄る人もいないようだ。
一歩玄関から入ると、改装されて新しい。すごく綺麗。しかも太い木の梁がむき出しで古民家らしさも生かしたリフォームだ。
湯船は小さめ、女湯は空いていた。泉温が低い鉱泉とのこと。適温に沸かしている。湯にはかすかに濁りが感じられた。全身の汗を洗い流して、さっぱり。松島マラソンに来た人はこっち来ないのかなぁ…と思ったら、入れ替わりに2名、参加賞のTシャツ来た人が入ってきた。
湯上りは番台横のベンチに座って、あいはら商店で買ったおばちゃん手作りのシャケおにぎりを食べ、コーヒー牛乳を飲んだ。もっと広い休憩所もあったらしいので今度また行ってみよう。
帰りはこんな松島の風景を見ながら、下り坂。CGみたいなグラデーションの空で気持ちがいい。でも普通の人は自転車ではいかないほうがいいです……
ビール!ビール!ビール!
松島海岸駅についてだんだん気分がビールに向けてあがってきた。
電車は混んでいたので立たなければならなかった。高城町から乗って来たランナーたちはみんな寝ていた。私もすごい眠気が…こんなんでビール飲みに行けるのだろうか?
国分町のCRAFTBEER MARKET、土日祝は15時から飲める。
開店からすぐぐらいに着いた。はやくもお客さんがいる。私もカウンターに座った。
IPA3杯。2杯のつもりだったけど3杯。おいしかった。最高。この時のために走っていたのだよ。
カウンターに並んだフレンドリーな方々と会話を交わした。ビール好きどうしのふわっとした会話は楽しい。1人マラソン帰りと気づいてくれた人がいたので嬉しかった。
これはパクチーと鶏のサラダなんだけど、「追パク(パクチー追加)」ができると知って狂喜してパクチー山盛りに。
久しぶりのパク充で、夢中になってがつがつ食べてしまった。クラフトビールとパクチーは相性がよくて嬉しい。お店もパクチーに理解のあるところが多い。
飲んだ後は自宅まで歩いて帰ったので、マラソンしたあとさらに仙台駅から自宅まで歩いたことになる。でも飲んだ勢いと、マラソンを終えた高揚感で、最高に気分がよかった……
しかしその後、息子にチャーハンとフライドポテトを作ってやったのがあまり記憶にない。危険だったかもしれない。
おわりに
改めて、マラソン大会ってお祭りなんだなぁと実感した1日だった。温泉やビールとセットにすると、気持ちがいいし自己肯定感が半端ない。さらに観光も組み込むともっと楽しいのかもしれないけど、さすがにそれはまともに稼ぐ人でないと厳しいよなぁ。
さて、次のチャレンジが1ヶ月後。また10kmだけど。今度こそちゃんと鍛えて臨みます!