チャーハンとオムライス
最近、このブログはビール報告ブログになってしまっているのではないか。ちょっと違う話題も書こう。
今日は、チャーハンとオムライスを短時間で作るコツについてお話したいと思います。
家事にかかる時間を把握していますか。してなかったです、私は。皿洗い、おかし作りなど、意外に「めんどくさい」と思っていたもの。ある日時間をはかってみたら実は思ったより短時間でできると知りました。とたんに気が楽になるものです。
さて15分でできる料理を持っておくと、15分で作りたい時に便利ですね。ちょっと日本語おかしいな。
まぁとにかく、我が家の場合、15分ってコンビニ行って買ってくるより早い。つまりコンビニいくよりめんどくさくないのです。
そしてその料理とは、チャーハンとオムライス。このふたつは、カフェでアルバイトしていたおかげで(コツを)習得しました。
チャーハン
チャーハンは誰が作っても工程はそんなに変わらないですよね。具を刻む、卵を炒める、ごはんをいためる、具を入れる、味付け。
チャーハンのポイントは大きく分けて2つ。火加減と味付け。
あと前提条件として「ごはんは温めておく」「フライパンは強烈に加熱できて軽い中華鍋か鉄で」(テフロンでもできないわけじゃないが)
(1)火加減
バイトしていたカフェは業務用の強い火力。家庭用ガスコンロはそれに劣るけれど、火力を最大にし(センサーがついていたら解除スイッチを押します)油を多めに引いてカンカンに熱します。あつあつの中に卵をドバーッといれてすぐうごかしすぐごはんをいれすぐまぜます。
とにかく火加減は最大のままです。
(2)味付け
味玉(ウェイユー)か創味シャンタンを使います。一人分に対し、ティースプーン半分ほど。いうまでもなく中華スープの元です。
そしてなじんだら、ナンプラーをぶっかけます。これで塩味をつけます。
最後に胡椒を少々。
のんびりやっていると焦げる火力なので、フライパンに火をいれる前にすべての調味料の蓋は外して並べておきます。ウェイユーまたは創味シャンタンはあらかじめ削ってスプーンにとっておいたほうがいいかもですね。
チャーハンの味付けにナンプラーを使うようになったのは、平松洋子さんのエッセイの影響。
オムライス
さてオムライス。こちらはちょっと前提条件が違う。
(1)前提条件1
暇な時に「チキンライスのもと」を大量に作っておく。
これは、みじんぎりにした玉ねぎ、マッシュルーム、チキン(スライスしたハムまたはベーコンまたはソーセージでも可)を炒め、トマトビューレやケチャップでくつくつ煮てちょっと塩味強めに味付けしたものだ。これをラップに少量ずつくるんで冷凍し、必要に応じてレンジで解凍する。
(2)前提条件2
フライパンが2つ要る。なくてもできるが、途中で洗う必要がある。
では作り方。
(1)工程その1
チキンライスを作る。チキンライスのもとを泡立つくらいに熱したバターで炒め、ごはん(暖かい)を投入。このごはんは、炒めるというよりなじませるので火がそんなに強くなくてもいい。均一に味がついたら火から下ろし、できたチキンライスをレモンみたいな形になるようフライパンの片方に寄せておく。(フライパンが一個しかない場合はチキンライスを別の器にあけて、フライパンを綺麗に洗う)
(2)工程その2
卵を3個。多いほうが失敗しない。バイトしてるカフェでは4個使っていたが一般家庭には多すぎ。ほどほどにほぐし、塩胡椒しておく。
もう一つのフライパンをカンカンに熱する。こちらはテフロンでいい。あまり熱するとよくないらしいのでほどほどに。バターを多めに入れる。15gくらい?加熱するとさらっとして茶色くなってきてこんがりした香りが出てくる。その火力のまま、卵をいっきにぶちこんで、フライパン全体を使って大きくヘラでかきまぜる。茶色のバターを卵と同化させるかのように。このときフライパンも振る、というか水平方向に回す。まだ生ではという気分の頃に半分に卵を寄せ火を止める、余熱で十分。卵を入れてからここまで多分1〜数分。寄せた卵に、チキンライスを乗せ、フライパン側部のカーブを利用して皿に返せば、綺麗なオムライスのできあがり。
バイトしたカフェで作っていたのはオムライスだ。看板メニューだった。なんども練習しダメ出しも食らった。一番難しかったのは「卵に火を通しすぎない」、つまり作業にもたついているとダメなのだ。
あのとき業務用コンロの強火力でフライパンをためらいなく熱して卵を瞬時に料理するということを身につけて、それをチャーハンに応用したら短時間でおいしくできるようになった。
飲食店バイトは低時給だしやるべきではないみたいに言われるが、こうして一生ものの調理スキルが手に入るのだったら、お得とすら思えてしまう。安く、おいしいものを得られる自炊スキルは、最高だ。
そして息子にも絶賛される。
やっぱりスピード料理で量多く作れる(そして炭水化物メイン)は、男子の心を惹きつけるのだ。よきかなよきかな。