仙台Ruby会議01のレポートが公開されたら、これまでいくつかイベントレポートを書いて来た経験から、こういう文章を書こうと思っていました。
未完成。内容を練っていこうかと思っていますが、日常の合間に書いてるといつになっても完成しないので公開しながら追記・修正していくことにした。
Agenda
- はじめに
- この文章を書いたわけ
- イベントレポートとは
- 書くことで得られるメリット
- 書く時に大変なこと
- イベントレポートを書いて、わかったこと
- 手法、道具
- 書く時に注意すること
- まとめ
はじめに
- 私はプロの記者ではありません
- これまで書いたイベントレポート:5、6本
この文章をかいたわけ
- 私はイベントレポート作成を通していいことがたくさんあったのでそれを知って欲しい
- 私はあまりイベントに参加できなくなってしまったため、イベントレポートを書けない
- レポートの書き手がもっといて欲しい
イベントレポートとは
- ここでいうイベントレポートとは、技術系イベントにおいて、どんな内容だったか、どんな様子だったかを伝える目的で書くものを指す
- 対象
- イベントに興味があって知りたい人
- イベントに出たくて出られなかった人
- イベントに出た人(スタッフ、講演者、参加者)
イベントレポートの役割
書くことで得られるメリット
- 感謝してもらえる
- 技術がなくても、役に立てる
- 文章力がつく
- 簡潔にまとめる、テンポよくよませる文章を書く練習になる
- イベントの内容を再確認して理解を深めることができる
- その場でわかりにくかったこともレポートを書く過程で脳みそにたたきこまれる
- 自分の詳しくない、専門外の内容でも、調査して学ぶことができる
- イベントを再度楽しめる
- 笑い声とか聞くとなごむ
イベントレポートを書いて、わかったこと
- ちゃんとした文章を喋るのがおもしろい講演とは限らない
- 音声をそのまま文字に起こして、まともな文章になることなんて99%ない
- 頭がいい人、できる人ほど早口、無茶苦茶な喋り方をする
- サービス精神旺盛、情報をたっぷり盛り込もうとする
- でもそんな人の講演は好評だったりする
- うまく聞こえるのは、聞き手が脳内で補完しつなげているから、そしておそらくその作業を楽しんでいるから
- 人前で喋るのが極端に苦手な自分にとって「実はみんなうまく喋っていない」というのは勇気づけられることだ
手法、道具
※いまだに、試行錯誤中です。普通の人はもっと楽できると思います
- イベントに出席する
- レポート担当を意識する
- 講演は可能であれば録音する。なぜかというとテープ起こしソフトで聞くから。Ustreamはちょっと不便。ICレコーダの電池は休憩時間に取り替える
- メモを取りながら。私の場合字が汚くて読めないけど、書いた行為で印象に残る。PCにメモのほうが楽だろうけど私はできない。
- 下調べ
- 講演者のプロフィール、ウェブ、ブログに目を通しておく
- 録音したものをListen & type(MacOSで動作するテープ起こしソフト、シェアウェア)で聞きながら文字に起こす
- わからない言葉や参考URLはこの段階で見ておく。理解できないことは文章に書けない。
- 引用された本や論文、じっくり中までは読まなくても「どんなものなのか」くらいは調べる
- 文字に起こしたものをまともな文章にしていく
- 失敗した場合は2に戻る
- プリントアウトし、全体の流れを把握。赤ペンでチェック、冗長な部分を削ったり、話題の順番を入れ替えたりして流れをつかみやすくする
- 失敗した場合は2,3に戻る
- 段落、語尾、句読点を調整し誤字脱字チェック
- Webにして、再度プリントアウト。時間を置いて頭が空になった状態で読んですんなりついていけるか、飽きないかを確認。リンクもすべてチェック
- 第三者に最終チェック依頼
最初から4の段階に行ければかなり省力できるけど、私は何度かトライしたけどできない。
7の段階で音読するのも有効。
イベントレポートを書く時大変なこと
- モチベーションの維持
- 単純作業
- 頭も身体もヘトヘトに疲れる(そこまでやらなくてもいいかもしれない)
- 孤軍奮闘
- disられたらどうしよう→へこむとしばらく書けなくなる
- 無償ボランティア
- 本業に追われる
どんな人がレポーターになるべきか
- 初心者、これから勉強したい人
- レポート書きを通して、みっちり勉強できる。しかも人の役に立つ。おとく。
- わかってる人は言葉を尽くさない
まとめ
- イベントレポートを書くといいことがたくさんある。書き手になってください。
....続く。
※以下は「イベントレポートの書き方」になりこの文のテーマからずれる。おしつけがましいし、外しておく
(書く時に私が注意していること)
※あくまで自己流
(書く時に私が注意していること)
※あくまで自己流
- 固有名詞は絶対に間違えたくない、特に人名
- 自分が名前間違えられるとすっげー腹立つので
- 自分で打たない。メールや公式ウェブからコピペ
- その場限りのやばいことは書かない
- 不適切な表現は柔らかい言い回しに変える
- その場にいないとわからないことを少し盛り込んで、人間味を持たせる
- リアルでしかわからないことはたしかにあるけど、レポートが「只の内容を伝えるだけの文章」から一歩踏み出すことによって、来ない人にも伝えられる「モジのチカラ」を持つことができるんじゃないか…(理想)。
- 空気、雰囲気、そういうものを思い出しながら書くだけでも文章に魂は宿る!と私は思う。
- 文章の書き手は誰なのか?
- いまだに毎回すっげー悩む
- 講演者の一人称?リポーターの一人称?伝聞調?
- 「」つける?
- 時制
- 過去のことだから過去形…でも書き続けるといまいち
- 現在形、現在進行形はリアルさが出る
- 結局、時制を混ぜることが多い。でも読み手が混乱することも
- 読みやすくシンプルな文調を心がける
- 語尾がワンパターンになるとテンポが悪い。語尾のストックをたくさん持つ
- 体言止めはすっきりするけど多用はしたくない
- 書き出しが体言止め、会話(「」)はかっこいいかもしれないけど個人的にはあまり好きじゃない
- 悩んだらプロの文章にあたる。ITPro、新聞、雑誌。息抜きに見たつもりでもヒントが転がってる
- どうしてもレポートが乗れて書けないとき
- テーマを見失っている
- このイベントのテーマはなにか?その中でこの講演のテーマはなにか?なぜこの人はこの場で喋っているのか?再度考えてみる
- たとえ蜘蛛の糸程でも、背骨となるテーマを探し当てた途端、筆は進む
- テーマを見失っている
- 情報だけを正確に伝える感情のないメディアになるべき、とは思わない
- 正確さは重要。だけど自分なりの見方、感性を生かしていい
- 間に感情のある人間が入っていて「情報をそのまま正確に伝える」なんて不可能だと私は思う
- イベントの空気を読む
- 真面目なイベントにくだけすぎる口調、楽しいイベントに真面目すぎるレポート…は駄目