仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな47歳、高校生男子の母。

アルコール依存症に関する本を読んだ − 「上を向いてアルコール」「アル中ワンダーランド」

ビールが好きすぎてしょうがない。とくにここ半年ほどクラフトビール飲み始めてから世界が広がった。とても楽しい。

でもアルコール依存症になったらどうしよう。ぼんやり、リスクが気になるようになった。

飲む量は、家なら350ml缶一本。外ならグラス3杯。外で飲むとけっこう酔っ払ってしまう。まぁIPAとか度数高かったりするし。

週に3日は翌日早朝バイトなので飲まない。毎日飲んでいるわけではないから大丈夫でしょう、と思う。時々誘惑に負けて「17時くらいからなら翌日に響かないからいいよね」と飲むこともある。

依存症の人は、飲まないでいることができない人らしい。私はまだそこまでではない。でも、私が、いつ辞められない人になるかわからない。バイトしているコンビニにも、依存症らしき人(外見はまったく普通の人です)が来る。 

一生、幸せにビールを飲む生活をしたいなぁ。依存症にならない程度に、おいしくビールを飲み続けるにはどうしたらいいんだろう?酒飲みだからこそ気になる。

そんな時、ビールを2杯ほど飲んだあと寄った本屋でこの本を見つけた。

上を向いてアルコール 「元アル中」コラムニストの告白

上を向いてアルコール 「元アル中」コラムニストの告白

 

数日悩んだあげく、じっくり読みたいと思い買った。

著者はコラムニスト。文章を書くお仕事だ。幻聴をきっかけに著名なアルコール依存症のお医者さんにかかり、すでに飲まなくなって20年。飲んでいた時の飲酒の量が圧倒的だ。朝からちびちび飲んで、外でも飲んで、しらふと酩酊状態のあいまにわずかに訪れるまともな時間に仕事をしていたといいう。

驚いたのは「飲まない日もあるからアル中じゃない」っていうのは、まったくあてにならないということ。そして、アルコール依存症は「否認の病」なんだそうだ。「自分は依存症じゃない、もっと飲んでいるやついるじゃないか」という。でも飲酒歴も年齢も関係なく、依存症になる人はなる。これは怖い。だって、酒好きは誰だって、自分はアルコール依存症じゃない!って言いたいじゃないか。うわー。

読んでいるうちに、なんとなくやばいパターンがわかってきた。生活の一部にアルコールが入っていると、ダメなのだ。タバコだって、タバコ休憩、仕事の一区切りに吸う、そうしていると辞められないのであって。アルコールも、仕事終わりに晩酌に、寝酒に、自分のごほうびに、がんばったから……なにかしら「言い訳」で生活に組み込んじゃうと、離れられなくなる。現に著者はアルコールなしでは眠れなかったそうだ。

ああ、知人にも飲まなきゃ眠れないって人がいた……などと、他人の心配をしている場合ではない。私も「次の日バイトのない日に、夕方は」って条件が揃えば、飲んじゃうじゃないか。それ、生活習慣に組み込まれているってことでは?あと疲れる打ち合わせのあとはどんなに遅くても飲まずにはいられない気分になってしまう。よくないなぁ。

 

さて、著者の小田嶋隆さんとこちらの方が対談していたので、興味を持ちこちらも読んでみることにした。仙台市図書館の書庫にあって全然読まれていなくてかわいそう。

アル中ワンダーランド

アル中ワンダーランド

 

これはすごかった。

まんがなのだけど衝撃的だ。1話目から。

ほんとに面白いし、笑えるし、怖い。酒飲みとしてまったく他人事にできない。

記憶なくしたことがあるならわかってもらえるだろう、あの、翌日「私、なにした!?」っていう真っ青になるやつ。

もうあれ、しにたいと思うんです。

まんしゅうきつこさんのやらかした数々を眺めていて、私も、過去のやらかした数々が走馬灯のように。まずいと思った。一番最近だと去年の3/11、日本酒をたくさん飲んで記憶なくして帰りに転んで血まみれになってたいへんだったこと。

情けないことにtweetだけはちゃんとしているという、ね。

 

 

1ヶ月経っても痛みが残っていました。あれはひどかった。

まんしゅうさんと弟(イケメン、カメラマン)とのやりとりがいい。弟さんすごくいい人。

 

 巻末にはまんしゅうさん、小田嶋隆さん、中川淳一郎さん3人でのアル中トークが収められていて、これはネットでも読める。なかなかすごいのでぜひ読んでください。

cakes.mu

cakes.mu

 

さてお二人の本を読んで、もう怖くて怖くて酒なんか飲めない……というわけにはいかず、相変わらずビールをちょいちょい飲んでる。依存症になると「アルコールさえ入ってればなんでも飲みたい」という状態になるみたいで、小田嶋さんだとジン、まんしゅうさんは料理酒にまで手を出したという。それって全然おいしく飲めてない状態ではないかと思うので、そういう事態は避けたい。

思い起こせば、やばい飲み方をしている知人たちはチューハイとか焼酎とか、蒸留酒の方に行ってたなぁ。

さっきも書いたけど、生活の一部として「仕事が終わったのでビール」みたいに酒を組み込むのはやめようと思った。

「疲れてるけどなんかここで一杯!」という気分の時に、ノンアルコールビールを飲んでみた。ノンアルコールビールって何飲んでも全然おいしくないんだけど、あんがい自分はそんなので納得するらしい。ならば、そうやってコントロールしていきたい。

 

もう一切飲まなくなった小田嶋隆さんは、酒のない日々を「4LDKのなかの二部屋で暮らしているような、独特の寂しさみたいな」と、比喩する。そこには入らない、入れないと決めた寂しさ。なんとも悲しいな。長年恋していた人とお別れしたようなもんだよね。

できればその寂しさは感じたくないから、末長くビールとは決別することなく人生を歩みたいと改めて思いました。

 

で、「俺アル中じゃないよ!毎日飲んでるけど」「俺アル中じゃないよ!ちゃんと仕事してるし」という方は、この2冊おすすめですので、ぜひ読んでください。

毎日飲んでなくてもアル中だし、仕事をちゃんとしててもアル中。酔っ払って暴力とか奇行とか犯罪しなくても、依存してれば十分やばいのです。

具体的に何人か頭に浮かびます。

 

この2冊をきっかけに依存症やアルコールの体の影響が気になり始めたので、 アルコールネタのブログはまた書きます。

酒日記5/13




  • 飲んだ店:Brasserie Lloyd’s 20:00-21:30
  • いただいたもの
    • ビール 2杯
    • 料理(ノンチャージ)
      • ホッドドッグ
        • ボリュームあって、食べづらいけどガブガブほおばった。おいしい……!!
  • お会計 (レシートとっといたのになくした。Airレジ。)2000円弱。
  • 店を知ったきっかけ
    • このtweetをa_matsudaさんが紹介してくれた。こんな店があるなんて……!!
    • 岡村靖幸のライブの後飲みに行きたいと思っていたところだった。いつもの麦酒食堂さんはお休みだし、市民会館から歩いて行けそうなので、こちらを偵察することに。
  • ビル自体は仙台のリノベーションの走りで前から知ってた。
  • お店の雰囲気
    • カウンターはなくテーブル。明るくなくビルの古さがとてもいい雰囲気。窓際のソファー席もいいなぁ。
    • マスターが一人でやっている。とても優しくて、ビールの話や近隣のオススメのお店の話をたくさんしてくれた。
      • マスターおすすめの、大町のロシア料理「アリョンカ」おいしそう。気になる。
    • たくさんの種類のボトルのベルギービールは、1000円以上がデフォルト。
  • アクセス
    • 広瀬通、二郎の向かいあたりから入ってすぐ。
    • 大町西公園バス停まで徒歩5分。便利。
  • 帰宅 22:05くらい
  • 帰宅後の行動
    • 30分くらいごろごろしてしまった。
    • 水2杯、ビタミンC
    • 風呂沸かして入って寝たが、飲んだ後に風呂入ろうとするのは危険。0時ぐらいに寝た。
    • 朝は喉が渇いて起きた。
  • 酔い具合
    • そんなに飲みすぎた感はない
    • しかしライブの後なのでちょっと疲れてたかも
  • 体調
    • 喉乾いたくらいで記憶もしっかり
  • 便通
    • いつものわたし
  • 感想
    • ライブ後だったからかもしれないが、SUPER8 IPAがすごくおいしくて感動
    • お店のたたずまいと、マスターの雰囲気がすごく素敵
    • 土日は早い時間からやっている。明るいうちに行きたい。それにしてもこの営業時間ではマスターは眠れないのでは……(という話を、他のお客さんとしていた。無理しないでください……)
    • 花見の時期に知っていたらなぁ。
    • 日曜日にバス広瀬通の方に行けば飲めるお店ということで今後も行きたい。次回は高めのボトルのビールにも行きたい。

「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」津川友介

知り合いの医療系の方や、先に紹介した本の著者朽木誠一郎さんが紹介していたので信頼できる本だと思い、購入。津川友介先生は東北大学出身だそうで、現在はUCLAにいらっしゃる。 

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

 

 

食には敏感でありたい。食い意地が張っているので、うまいものをたくさん食べたい。でもジーンズがきつくなると痩せなければと思う。年齢とともに体も衰えて来ている。食べ物で健康になれるならなりたいし、病気は防ぎたいし、ランニングも始めたし…だからいいものを厳選しておいしく食べる人生を送りたい。

情報収集はしているつもり。雑誌の食べ物関係の記事を読むし、糖質制限の本も図書館で借りて読んだことある。でも、一般向けの本って微妙に表現がセンセーショナルな部分があって(患者さんが泣いて喜んだ、学会では無視された、etc…)それが鼻につくんですよね。

 

そういった本に比べると、この本は徹底的に冷静で、エビデンス重視。◯◯が健康に良い、悪い、はデータになければ決して言い切ったりしない。あいまいなものについてはわかっていませんとはっきり言う。信頼できると思った。

twitterでこの本に関する話題をtweetをすると、すかさず津川先生が反応して、疑問などに回答している。すごいなぁと思う。(ただ、津川先生に見つかると面倒だからとFacebook等で文句言っている人もいる。)

 

この本は健康に良い食事について書かれている。そもそも健康に良いって何なのか。まぁ、病気になるリスクが少ない状態に近付くってことだよね。

体に悪いからって好きなもの食えなきゃストレスで病気になる!と主張する人が絶対いるし、健康な食事と幸福な食事は相反するケースが多々ある。焼肉とか。食べ放題とか。無限ピザとか唐揚げとか、粒あんグッデイとか……。

事実を認識した上であえて健康より幸福を選ぶならそれは本人の勝手だ。でも「本当は体にいいんだよ!」と嘘で誤魔化すのはよくない。

 

というわけで幸福な食事はちょっと置いといて。

まず目から鱗だったのが「栄養素に着目して食べ物を選ぶのは間違い。食品そのもの、何を食べるかが大事」ということ。これが本書の大前提。

ビタミンCが摂れるからこれを、鉄分が摂れるからこれを。というのは食べ物の選び方として適切ではないというのだ。「えーっそうなの?」と、ちょっとショック。例えばこういう食事にまつわる記事は、ネットでも紙でも構成は「◯◯が体にいいんですよ、その理由は△△が含まれていてそれが体の××を□□するからで」っていうのが定番じゃないですか。

しかし考えてみたら当たり前で、同じ◯◯が含まれる食物であっても、それがどれぐらいの割合でどういう形で含まれていてそれが口から入って腸まで行くまでどういう処理をされるのか食品によっておそらく違うわけで。調理の仕方によっても多分違うだろう。これは、認識を改める必要がある。

 

本書で一番話題になっているのが糖質制限に関連するところ。みんな挑戦してはリバウンドしまくっているあれ。

「白い炭水化物」がよくない、そして「茶色い炭水化物」ならば大丈夫、なのだそうだ。茶色い炭水化物とは、玄米、全粒粉、そばなどの精製されていないもの。白い炭水化物の代表である白米は、悲しいことに全否定されている。白米は食べれば食べるほど体によくない、と、データが出ているんだからしょうがない。控えればいいんでしょという問題でもない。(ここで白米は毒!あなたは依存症です!などとセンセーショナルな表現をしないところがいい)

これもショックだよなぁ。私も白米は体型維持のため朝しか食べてないんですけど、大好きですよ。

かすかに光明もある。どうしても白米を食べたい人は、1日1時間以上肉体を使い労働するか運動しましょうということです。常に動き回っている立ち仕事のコンビニ店員は大丈夫でしょうか。1時間といえば私の場合、10kmラン。バイトのない日は10km走るしか…。

日本の食事はなにもかも「白米」がセンターに居てそれを取りかこむようにおかずが選ばれている。たまご、なっとう、ふりかけ、肉、味噌汁…………健康になりたいならばこの白米中心の考え方を変えるしかない。それはきっと、アルコール依存症の人が常に酒を常にそばにおいた前提で生活しているのを、依存症を脱するために組み替えるように*1、意識を変えていく作業となるのだろう。

どうか、食品に関わる企業は玄米に合うおかずシリーズを開発してほしい。玄米に合う鯖缶とか。玄米に合うたまご料理とか。

で、「玄米は残留農薬があるから体に悪いんだよ」という主張をする人が必ずいるんだけど、本書ではそれに対する解説はなかった。どうなんだろう。玄米を生協で買うとけっこう高くて無農薬がデフォルトだったりするので、それならいいのかな。

 

野菜ジュースは糖尿病のリスクを増す、これもびっくりだった。野菜ジュースは野菜を摂る代わりにならないよ、でも野菜がないよりましじゃん、と思って時々飲んでいたけど、リスクを増やしていたとは。ぜんぜん「まし」ではなかったのですね……気をつけよう。

バターコーヒーも好きな人が多くて誇らしげにSNSでシェアしてるけど、よろしくないらしい。

他にも、コラムを含め、有益な話がたくさん書いてますので、隅から隅まで読んだほうがいいです。興味があれば引用されている論文も読めるので、とても役にたつ本だと思う。

 

この本を読んで、うちの食卓もちょっと変化しました。玄米をときどき炊いてます。

実は私は子どもの頃玄米菜食だった時期があって、非常にまずいイメージがあったんです。「玄米がおいしくないと思うのはお前の体が毒されてるからだ」と親に言われまして、トラウマですよ。給食の白米が本当においしくてありがたかった。でも、おとなになってから玄米を食べてみたら意外とおいしい。息子は「俺は玄米けっこう好きなんだよ」と言って食べている。良かった。

魚の頻度を増すようにした。ジュースはなるべくやめて果実。手間は増える。

ナッツは前からぼりぼり食べていて、カロリー高いのでうしろめたく感じていた。でも、積極的に摂取したいと思います。

 

しかし気をつけていても結局肉もハムもソーセージも食べるし、白米の日の方が多いしパンも食べるしスパゲッティーも食べる。

だって好きなんだもの。体に悪い、白い炭水化物が好きなんだもの!!赤い肉も!!どうしたらいいんだ!

どうしても食べたいなら……うーん、1日10km走る、かぁ。

*1:最近アルコール依存症の本も読んでいてこれも面白いのでレビュー書く

紙袋渇望

紙袋が、ない。

持ち手のついた、あの紙袋である。

必要なのだ。なぜかというと、雑紙をつっこんで資源回収の時に出すからである。私はこういうのはちゃんとリサイクルに出す常識人なのだ。

参考:

紙類の出し方|仙台市

 

しかしですね。普通に日常生活送ってて「紙袋」って、身近にあります?

だってスーパーもコンビニも普通にレジ袋でしょ。まぁ私はほとんどもらわずマイバッグだけど。

紙袋って、三越で買い物したり、ちゃんとしたお菓子買ったり、おみやげもらったりするときに、入ってるものでしょ。

あと、ちょっとちゃんとした雑貨屋さんとか服屋さんとか化粧品屋さんとか。老舗のお店とか。

そういうところに縁がなければ、いっこうに「不要な紙袋」は手に入らないのだ。

これまでは、帰省するときに手土産を買うときついでに紙袋を多めにもらったり、または夫実家からもらったり、そしてごくたまに紙袋をくれるようなところで買い物をして正当に(?)入手したりしていたのだが。

このたび、本当に枯渇してしまった。

なくなって困ったときにちょうど貰う、をぎりぎり繰り返していたのに。

雑紙、紙袋ではなく大きい紙で包んで入れたらいいのだけど、こまごましたやつを放り込めるほうがいいんだよねぇ。

 

少し前、仙台メディアテークで、大量の紙袋をアートにしてぶら下げるイベントをやっていた。

高いところに一面に並べられ、大きなガラス沿いに仙台七夕飾りのように吊られた紙袋は、壮観だった。

スタバ、萩の月、玉澤、その他老舗のお菓子屋、ブランド服屋、三越、ヨドバシ、渇望している大量の紙袋がそこにあった。

ただのオブジェにするんだったら、くれよう!終わったあとでいいからさぁ。

と、叫びたくなった。
もう無いから、多分、リサイクルに出されたのであろう……

 

いや、知ってるよ。コンビニにも紙袋はある。お願いすればくれるはずだ。

でも、コーヒー2つとか、スイーツ2つとか、ちゃんと大義名分が欲しい……ああ、自分が店員の時はそんなに全然気にしないのに。

 

そんなバカなことを考えていて、ふと

「紙袋、新聞紙で作ればいいじゃん」

と思いついた。

適当に作れば袋になるかと思ったが、こういう工作が久しぶりなので、勘を取り戻すまでに醜いやつを2つほど作ってしまった。

あ。なんか、これ、楽しい。

楽しくなって5つほど一気に作った。

新聞紙でなくフリーペーパーで作ったがちょっと強度がこころもとない。県民共済のチラシが丈夫で良かった。

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目分量でぴしっと折って、のりしろもうまく作れて、マチもきちんと角を出せる。

小さな成功体験を積み重ねていくような気持ちが嬉しかった。

ただの紙袋を自分で作るだけなのに。

 

ふははは!!

今後はどんなに大量にメディアテークに紙袋が吊られようとも羨ましくないぞ!

三越で買い物する機会がなくても。箱に入ったお菓子を買う機会がなくても。ヨドバシででかい家電を買わなくても!

私は自前で紙袋が作れるのだ!素晴らしいことに気づいた!

 

……とはいえ、もし、ご家庭で捨てるだけになってる紙袋があったら、ください。A4は入るサイズでよろしくお願いします。

トイレ水道が凍結した後手洗いから水が出なくなった話

そういえばこの冬には貴重な体験したので来年のためにも書いておく。今年の冬は特別寒かったので仙台では多くのところで水道管の凍結トラブルが発生した。

我が家(築50年の借家)も例外ではなく、北側の壁の外に露出しているトイレの水道管が凍ってしまった。タンクに水が流れてこない。

 

凍結した日は対応できず、トイレは風呂から水を汲んできて流していた。北側で日も当たらない壁なので昼間になっても回復しない。

翌日、まずは自力で解決方法をさぐった。意外にも仙台市水道局のサイトが親切であった。

寒くなったら水道管の凍結にご注意ください - 仙台市水道局

もしも凍結してしまったときは…
立ち上がり管の場合
防寒水栓柱(ビニール製)の外ぶたとその中の白い中ぶた(発泡スチロール製)をはずし、水道管に直接お湯※をかけてください。

※注意:熱湯をかけると水道管や蛇口を破損する恐れがあります。

 熱湯はだめ、当然だよね。

また、サイトは忘れたがタオル等を巻くと良いという情報もあった。そのほうが長時間お湯が留まるしね。

そこでやかんでお湯をわかし、防寒水栓柱のふたをはずし、さらに外側にタオルを巻き、中と外と両方、チョロチョロお湯をかけた。4回ほどやかんが空になった時、ようやく凍結から回復し、トイレの水が流れるようになった。

やった!心底ほっとした。

これで無事普通にトイレを使用できるようになった。と、思ったら、上の手洗い部分から水が出ない。

トイレのタンクに注ぐ水を上から出して、手洗い用の水にしている、そういうタイプのトイレなのだ。安アパートによくあるタイプ。

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トイレを出て別なところで手を洗えばいいんだが、うちは洗面所がなく、風呂に洗面台があるので、風呂に行くしかない。面倒っちゃ面倒だ。

またもネットで情報を探してみる。フィルターを掃除すればいいらしいが……、タンクの蓋をあけてじっくり見ても、どうしても同じ構造の例が見つからない。型名で検索すると部品は出てくるが、いったいどこにフィルターがあるのか。そしてこれは直せるのか。

 

私も暇じゃないので、しろうとが無駄に時間をつぶすより、プロにお願いしようと思った。

借家なのでトラブルはまず大家さん。大家さんご夫婦は同じ敷地内に住んでいる。敷地内にいくつか借家を持っていて奥さんが管理していることになっていた。電話をかけた。

「トイレの手洗いの水が流れなくなったのですが」

「手洗い?」

「……先日、寒かった時に凍結しまして」

「あらーっ」

大家さんが派手に驚くので慌てて、

「でも、対処方法を調べて、外の立ち上がり部分が凍結していたらしいので、お湯をかけて」

「熱湯はだめよっ!!」

いきなり遮られた。

「いえ、熱湯がダメなのはわかってますので、それより低い温度で……」

水道局のホームページを見て、これこれこういう手順でやりまして、と説明。それでトイレ自体は復旧したが手洗いの水だけが出ないので、みていただけたら、とお願いした。

「あらー、そういうのは、私なんかよりも、おたくの旦那さんのほうがわかるんじゃないかしら」

えっ、いやその。なにかあったら、まず大家さんが確認して、その上で業者さんに依頼するもんだと思ったので連絡したんだけど。私はずっと賃貸に住んでいるがこんなことを言う大家さんははじめてだった。それに夫は別に水道業者じゃないし単身赴任中だよ。

「熱湯はねぇ、ダメなのよ」

「いえ、熱湯はかけていません。修理の業者さんにお願いしたいのですが」

なんども熱湯をかけたと繰りかえすのでなんども説明した。心配になってきた。しかし、どうやら業者さんを呼んでくれることになった。

私の不在時に大家さん立会いのもと業者さんに見てもらい、なおったということだった。しかしやっぱり手洗いの水が出ない。どうもうまく話が伝わっていないようだ。

「えっ直っていない?だって、修理したって聞いたわよ」

「ですから、手洗いの部分が……」

こりゃ私がいないとダメだ。

その時にまた大家さんが電話で

「あの、水道業者さんにね、無理にお湯をかけたと、だから部品が変形したんじゃないかって」

などと言うので「無理にお湯はかけていません!!」と、キレそうになった。なんなんだもう。

今度の修理は私も立ち会った。業者さんは交換部品を持って来てくれた。

話を聞くと、私が室内のトイレの部品に無理にお湯をかけたことになっていたらしい。

「中にはかけてないです!熱湯もかけてないです!外だけです。中にかけたら、室内びしょびしょになっちゃうじゃないですか」

と言うと「んだよねぇ」と業者さんも苦笑い。

大家さんも来て立会いながら、まず立ち上がり部分の水道管を分解しはじめた。

 

水道管を切ると、中に錆が詰まっていた。業者さんが細い棒をごしごしと通すと赤茶色い水がどばっと出た。

「これは(水道管が)古いんだ。今のはこんな錆はできないようになっているんだ」

中の錆を綺麗にすると、水の勢いが変わった。ここの勢いが弱いと手洗いまで水がこないそうだ。なるほど、錆で内部が狭くなっているから、余計凍りやすいわけだ。

しかしそれを新しい水道管にするというのは大掛かりな工事が必要で難しいのだろう。業者さんは元どおり水道管を組み直し、凍結防止ヒータをつけてくれた。

しかし、そのあとも手洗いから水が流れなかった。

そこでトイレの部品の方を新しいものと交換した。やっと流れるようになった。

「こっちも古くなっていた」と、業者さん。

「あらー、でもそんなに古くないはずよ」と、大家さん。

「いや、もっと経っているね。I社は種類が多くて、壊れてもその部分だけ修理もできない。だからまるごと交換するしかないんだ。T社はそんなことないんだけどね」

そうなのか。今後別の家に住むなら、T社を使っているかどうかチェックしてみようと思った。

さらにそのあと、ウォッシュレットも水がでないことが判明したのだが、これも詰まっていたとのことで、こちらはすぐ直してくれた。

結局、うちのような古い借家の宿命で、水道管に赤錆が生じていると凍結、その後の解凍をきっかけにそれが流れ出し、フィルターに詰まってしまうということだ。肺塞栓と同じだね。

無事普通に使えるようになったトイレ、改めて当たり前にトイレで手が洗える幸せを感じた。

赤錆はいやだが、仕方がない。まぁ借家であるおかげで、大家さんがこうして修理してくれるわけだし。

 

夕食時、私が経緯を説明すると、息子はうなずきながら、

「生活のインフラに、お金を惜しんだらだめなんだよ」

と言った。

そのとおりだ。なにかとケチってしまう我が身を反省した。

 

仙台で「水抜き」が必要になったことはなかったんだけど、次の冬からは、ちゃんと天気予報を見て外の水栓を閉めて「水抜き」を行う必要があると思った。

露出しているトイレの水道には凍結防止が施されたとはいえ、他の部分も凍るかもしれない。 

仙台のオススメ温泉を訊かれたら困るけど考えてみた

温泉が好きだ。

だが、仙台のオススメ温泉を訊かれたら困る。

東北は温泉大国のイメージがあるらしい。宮城全体としてはもちろん温泉大国だと思う。

 

温泉行きたいんだよね。いいとこ、ない? 

と聞かれたら相手の求めるいいとこがわからないとね。なにしろ私自身は温泉好きを公言してますけど、究極のいい風呂は川で勝手に湧いてる風呂だと思う人ですから……

まあでも個人的おすすめをピックアップしてみますか。RubyKaigiもあることだし。(無理矢理)あ、日帰り前提ね。

 

秋保温泉共同浴場

秋保は高級旅館が多く日帰りなどすると高いが、共同浴場は安くて質素でいい。

脱衣所も狭いしお風呂も狭いし綺麗ではない。昔ながらの共同浴場

浴槽があるだけ。しかし秋保は湯が良い。うっかりお湯が口に入るとわかるが、塩辛い泉質で、ぽかぽかにあったまる。しかも湯温自体がすごく熱い。共同浴場にありがちだけど、水を入れてぬるくするのはためらわれる……空気を読んで対応して欲しい。石鹸とか一切ない。というか泉質でせっけんがきかない。

がんがんあったまって、ダラダラ汗をかいて、外にでると床机があるので、売店でアイスを買ってそこで風に吹かれて食べると最高にいい気分だ。

ああ、行きたくなってきた。

アクセスは公共交通機関ならバスの西部ライナーか。車おすすめ。

参考:

日帰り入浴施設一覧|秋保・里センター

明日の湯

仙台市民もあまり知らない。泉ヶ岳に行く途中の根白石にある。看板を見落とす。幼稚園の隣の黄色い建物。

こちらも昔ながらの共同浴場っぽさが漂う。

脱衣場は狭い。中も狭い。シャンプーボディーソープ石鹸はあり、シャワーもある。

お湯がすごくいい。入ってると気泡がつく。熱すぎずぬるすぎず、柔らかくて溶けていくような気分。お年寄りの社交場になっている。

あー書いてると行きたくなってきた。

ウェブサイトなどはないので、「明日の湯」で検索してください。

作並温泉「一の坊」

これまで共同浴場チックな玄人向けばかり紹介してしまったので、一般受けする温泉を。

作並の日帰りも高い。ここ一の坊も高い。1400円もする。でも、広瀬川に面した「広瀬川源流露天風呂」が素晴らしいので、体験していただきたいです。深いので背が低い人やお子様はふちにしがみついてください。緑に包まれる季節がおすすめ。目の前を湾曲する広瀬川源流には魚が泳いでることもあります。時間により男女入れ替えなのでご注意ください。

 参考:

www.ichinobo.com

秋保森林スポーツ公園の温泉

ここ穴場だと思うんですけど。

森林スポーツ公園っていうキャンプ場とジンギスカン場と子供が遊べる遊具その他がある、さびれた(失礼)公園。フィールドアスレチックは老朽化のため使えなくなっちゃったのが残念。

ウェブ見ても入園料がかかるのかかからないのかいまいちわからないんですが、お風呂入るだけなら1000円しないと思う。駐車場はいっぱいあります。

温泉は山小屋みたいなところにあります。古いけど意外と広く、脱衣所も大浴場も、そして露天風呂も広くてすごく気持ちいい。シャンプーボディーソープドライヤーあり。ここに来て混んだ経験は一度もない。温泉はしっかり秋保のあったまる湯。しかも休憩場もある。自販機もある(含むビール、アイス)。まぁ、管理棟で食べ物は買えるけど。山の中なのでどうしても虫はいます。

ジンギスカンとセットで温泉入るといいです。私は何度かキャンプで行きました。キャンプの人は夜も入れます。ファミリーおすすめ。

参考:【公式】森林スポーツ公園|仙台 秋保

 

天守閣自然公園「市太郎の湯」

ここも秋保。木の家ロッジ村とかおしゃれなカフェとかおそばやさんとか食べるところとかいろいろある。

ウッディな雰囲気が一般受けするように思います。

私はあまり記憶に残ってないのだけど、それより、温泉に入った人は庭園を散歩できるんだけど庭園の中の足湯が気持ちよくて、誰もいないのをいいことに寝転んだら寝てしまったことが記憶に残っています。

akiu-sizen.co.jp

 

 

とりあえずこんなとこかな。
でも遠刈田とか青根とか東鳴子とか鳴子とか中山平のほうが好き。

ああ、温泉行きたくなってきた。

メールが受信できませんでした

あるアカウントのメールがサーバーにたまりすぎて、100%になってしまった。まったくメールが届かなくなっていた。メールボックスが溢れた、ってやつだ。

500年ぐらいインターネット使ってるのに初めての経験かもなぁ。

まったく気づかないまま数日過ごしてしまった。なんだ静かだな、ぐらいにしか思わなかった。

 

メールを送って、Cc:で自分の入ってるMLを含めたのに送られて来なくて、やっと気づいた。

自宅とノラヤと、両方のPCでメッセージ見れるようにしていたので、サーバからメール消してなかったんですよ。ここ1年ほど。

そんでも、私にメールが来ることがめったにないから問題なかった。メールを頻繁にやりとりするような仕事もなくなったし、来るのはSPAMぐらいだ。

親しい人とのやりとりはメール以外の手段を使うようになったしねぇ。

 

ところがRubyKaigiのスタッフになってから、生まれて初めてぐらいの膨大な量のメールが来るようになってしまった。

おお、世間のIT系のひとというのは、こんなにたくさんのメールにまみれて生きているのか。大変だなぁ。

よくエグゼクティブの人が、朝来たら未読が300とか言ってるけど、その大変さを全然わかってなかったんだな。未読が30超えただけで焦る。読むのにえれえ時間がかかる。そんでメールクライアントを立ち上げるのが憂鬱になっていた。

 

そんな流量が止まったんで普通気づくだろうけど、あれ、楽だ、ぐらいにしか思わなかったんですよ。 現実から目を背けていた。

……しかしこれはやばい。もうIT系をやめた情弱おばさんとしては「どおしたらいいのお〜?」と、一瞬困惑。

 

とにかくプロバイダ提供のWebメールに切り替え、大容量データを添付したメールなど消していったら、凍結した水道の詰まりが取れたかのように(寒冷地の人しか共感してくれない表現だな)、またMLからメールがするすると届きだした。

あー、よかった。

 

そういえば大昔。MLで誰かのメールボックスが溢れて、エラーが返ってきてMLに投げられ、それがまたエラーになって、というエラーメールがMLに延々とループし流れることが、たまに、あったなぁ。◯◯さんのメールボックスが溢れてるよー、なんて。

 

などとインターネット老人の感慨にふけってるばあいじゃないのよ。

放っておくとまた溢れる。

もう2台のPCでメール読むためにサーバに残す、なんてする時代じゃないし、あれだな。Gmailで読もうかな。

はやくなんとかしないと。します。