仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

ビールと温泉と面白いものが好きな大学生男子の母。

本嫌いの私が本を読んだ

自分が子供の頃、理科が好きになったのは、おそらく「ムツゴロウさん」の本がたくさんあったからだろう。父は生物の先生で、身近に図鑑やら科学関係の読み物がたくさんあった。弟は本好きなので難しい本でもやすやすと読んでいたが、私は本嫌いなのでムツゴロウさんのエッセイぐらいしか読めなかった。だがそのお陰で科学読物が好きになった。大人になった今でも、面白いキャラの面白い文章の科学読み物は好きなので、買い、息子にも「読んでいいよ」と置いておくのである。
私は子供に「勉強させる」とか「◯◯をやらせる」とかいう強制的なことがかわいそうでできないたちだから、本を買っても置いとくだけだが、息子はちゃんと読んでるらしい。

クマムシ博士こと堀川大樹さんは、キャラクターのクマムシさんが可愛いので知っていた。あとブログも面白いし、イケメンだ。参院選のときのクマムシ党演説は本当に感動したんで、クマムシ党に投票したくなってしまった。
微生物ハンターの本は書評を新聞で見て、ギャグ満載と書いていたのでなんとなく気になっていた程度だったが、クマムシ博士と対決イベントをやるというので、興味を持って、買った。高井さんもイケメン。
(私はイケメン以外の本は買わないのかもしれない)

微生物ハンターの本を先に読んだんだけど、とにかくオヤジギャク満載で私ぐらいのアラフォー世代にしか通じないネタがすごくて、大変楽しく読めた。これは本を面白くするために無理矢理ギャグ詰め込んでいるの?とおもったが、のちのクマムシ博士との対決イベントで高井さんは素でこういう人なんだということが分かったのでちょっと安心した。ノリノリの関西人キャラだった。
堀川さんの方は、クマムシ以外にもいろんな面白い生物のネタが詰め込んであって、へぇー!ふしぎー!おもしろいー!の連続。子供の頃私が読んだ、ムツゴロウさんのエッセイに似ている。もっとたくさん読んでみたいのでシリーズ化して欲しい。ただ、堀川さんのブログとメルマガで満足しちゃいそうな気が。

二冊に共通して持った感想は、研究者って大変なんですね……知ってるけど……私はあくまで傍観者だから……。
そして、二冊ともジョジョネタがあった。特にクマムシ先生の方はブログにもあるけどジョジョの英語版を使って英語を覚える方法についてのセクションがある。堀川さんは第3部のセリフを全部覚えているそうだ。世界に羽ばたく人物になるためには、やはりジョジョの奇妙な冒険は必須なのだ。子供には、塾より進研ゼミよりジョジョだ。祝第3部アニメ化。
ちなみにジョジョより前には「まんがサイエンス」が良いと思う。というのも息子は「あーこれ、俺とっくにしってるよ、まんがサイエンスで」ということがもう数えきれなくらいあって、大変役立っているそうだ。一度読んだら10年くらい得をするものだと思う。

紹介した二冊は、今、仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」にあるので、借りたい人は言ってね。