もうエンジニアじゃねーよ!
TVに接続されたUSBハードディスクが認識しなくてエラーが出ていたので、録画予約ができなかった。
そこで設置した夫に「エラーが出るんだけど」と言ったところ、苛立った夫は
「はぁ?エラー?技術者のくせにトラブルシューティングもできないんですね!」
と言う。
「だって私が設置したんじゃないので設置したひとにききた……」
「自分が設置したものでもない機器のトラブル見るのなんて日常茶飯事だろ!あんたエンジニアじゃないの。」
と、また怒鳴られる。
そりゃ夫も誰もいなければ私がやりますけど、勝手に電源入り切りやUSBの接続しなおしとかしてもいいものかどうか、私には判断つかなかったから訊いたんですけど。
「……もうエンジニアじゃありません」
「はっ?エンジニアじゃないの」
「ええ、エンジニアやめました。」
たしかに、以前ならトラブル起きたときは物怖じもせずいじっていたけど、ためらうようになってしまった。私はもう、技術的な仕事のいっさいを辞めてしまった。
多分今では、怖くてroot作業なんてできないだろうなぁ。
今の私の職業は、コンビニのアルバイトです。エンジニアのエの字もありません。
ふと思う。
エンジニア関係ばかりで知り合いを構築してきたから、話が合わなくなってきて劣等感にさいなまれるのも当たり前だよなぁ。
もっと、ふつうの人と、知り合いにならないと。
USBハードディスクはエラーのままで、結局電源入り切りでは治りませんでした。
ニチアサの前に治ってくれるといいですね。